「脚本がとにかく最悪でした。」雪の花 ともに在りて お水汲み当番さんの映画レビュー(感想・評価)
脚本がとにかく最悪でした。
名作「居眠り磐音」の柳の下にドジョウが二匹の企画なのか、同じ松坂桃李+芳根京子の名優コンビによる時代劇2作目でしたが、どうにもこうにも救いようがありませんでした。
おそらく脚本に対して充分なリサーチ人材・予算を用意できなかったことが最悪の原因なのだろうと思います。
「種痘に対して嫌悪を覚える領民」の『心』。
種痘は怖い。
牛になると噂を聞いた。
この手の流言蜚語によって恐れおののく領民の心を、いかにして転換し、領民たちが広く種痘を受け入れるようになったのか。
これこそ本作が、現代人の問題意識(ワクチン・流言蜚語など)にも通じるはずの重厚なテーマであるはずです。
いったいいかにして、主人公たる町医者は、領民の心を転換できたのでしょうか。
現実に、領民の心を転換できたからこそ、種痘が領民に受け入れられたのです。
必ず、その苦労、その方法、その戦略など存在していたはずです。
リサーチャーは、なぜそういう現代に通用するテーマを調べ上げることができなかったのか。
ご家老が3人の医者を叱責し、平伏させました、という程度で、領民の猜疑心が解消できるはずなど、ありえません。
答えは存在していたはずなのです。宵寝
だからこそ種痘が受け入れられたのですから。
その正答を探し出し、描かせるのが、リサーチャーの仕事です。
リサーチャーが仕事をしていない。
かくて、最低最悪のシナリオが出来上がってしまったというわけです。
峠道が雪道だったのでウンタラというような、小手先でピンチを捏造する程度では、観客はまったく騙せません。
脚本がダメだから、名優・芳根京子の演技を楽しめるシーンすら、でてきません。
宝の持ち腐れとはこのことです。
脚本家舐めんな
って、1本もレビュー書いていない奴が言うのはウケる草
ちゃんとお金払って観たものが意にそぐわなかったら、酷評するのは当たり前😌
もちろん、引退に追い込まれた国民的アイドルが憶測だけで言いたい放題の誹謗中傷はもってのほかですが、それとこれとは全く意味合いが違います😮💨