劇場公開日 2024年8月30日

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愛に乱暴のレビュー・感想・評価

全171件中、61~80件目を表示

4.5主人公が壊れてゆく予告編が気になって

2024年9月6日
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鑑賞方法:映画館

予告編をみて、そして皆さんのレビューをみて、平凡な主婦が壊れてゆく内容に、嫌悪感を抱きつつも、劇場で観ようと思うのは江口さんの評価があまりに高かったからです
すべての夫婦が円満なわけはなく、事件にならなくても葛藤をかかえている夫婦は多いのでしょう
「そこまで崩れているはずがない」と周囲に思われている夫婦であっても、夫・妻各々に言い分があったり、舅姑、親戚や職場、近所などまわりの要因によって崩されていく夫婦も多いのでしょう  リフォ―ムの話を妻は再三しますが、夫婦共同で喜びを共感できる「子育て」の体験がない主人公にとって、「家を造る」作業となるリフォ―ムの話題に一縷の望みをかけて夫に何度も訴える様は、何とも痛々しい  クズ夫に期待することはできないと我々観客は思うのだが、女の影がみえても修復の糸口を探そうとします  帰る家も安定した仕事を持たず夫の経済力に依存している専業主婦たちはこの主人公に共感をしているのではないでしょうか
原作を読んでいないが、上下2巻からなる原作には、さぞかし彼女がこのようになっていく過程が丁寧に書かれているのでしょう
嫌な姑を演じた風吹ジュンさんはアイドル歌手でデビューした頃、歌もトークも当時まわりが心配したのに、大変身です  今回は嫌な役ではありますが、冷酷さもうまくてさすがです
(9月5日 イオンシネマ和歌山 にて鑑賞)

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chikuhou

3.5丁寧にえがかれる乱暴

2024年9月5日
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鑑賞方法:映画館

懸命に生きる主婦が、とあるキッカケで崩れていく。
序盤の何気ない日常を映すシーンから、常に不穏な空気が流れ続けている。
初めは気を使っていただけかも知れない。言い出し難い事があっただけかも知れない。そんなすれ違いがどうしようもない事態に結びつく。
江口のりこさんが、圧倒的な演技で普通の主婦を魅せる。

#愛に乱暴

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naichin

3.0映画におけるチェーンソーは木材を切るものではなく

2024年9月5日
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病人28号

3.5そりゃ他人は楽しい

2024年9月5日
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鑑賞方法:映画館

単純

「桃子といても楽しくない」
解る。その気持ち。
ただ、最初は楽しかったのだろうか?と疑問が残った。百歩譲って、最初は主人公(桃子)の物言いや仕草が新鮮だったのだろう…。それって、次の女性でも同じことになりそうだなぁ…って。
そして彼女もモンスターになるんだろうか?
まあ、男が悪い。見る目のなさも含めてって感じの内容だったかなぁ…。
あと、チェーンソーはガソリン(2ストエンジンオイル混合)がないと動かないんだけどなぁ…。せめて電動にすれば良かったのに…

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kawauso

4.0いたたまれない

2024年9月5日
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鑑賞方法:映画館

最初から最後までずっといたたまれない。
いたたまれなさがしんどすぎる。そんなの自分がみじめになるだけじゃん・・・と何度も何度も思った。
そしてこのいたたまれなさをひしひしと感じとるひとと、まったく感じないひとがいるんだろうなあと思いながらみた。
江口のりこさんのまとう煮詰まった空気感みたいなものが圧倒的で、そして小泉孝太郎さんの育ちがよくてやさしくてちゃんとダメな人さかげんもとてもよかったです。

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kikisava

3.5寄り添うカメラに人間が浮き上がっていく

2024年9月5日
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鑑賞方法:映画館

完璧に生活をこなそうとする主婦に夫は顔を向けようとしない
ああ、まただったのねの展開にチェーンソーの匂いを嗅ぐ江口の逸脱は冷めながら震えている
つまらないなんて今さら言うなよ
放火の火を前に精魂尽きるまで走る彼女にありがとうと言う

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すぅ

4.5猫とコーヒーカップ

2024年9月4日
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鑑賞方法:映画館

相変わらずの江口のりこの熱演ぶりが印象的な映画でした。夫、姑、職場、近隣住民など、あらゆる人間関係にズレが生じた主人公・桃子が、孤独感、疎外感の余りどんどん狂って行くようでいて、よくよく考えれば現代社会に生きる誰しもが陥る可能性のあるシチュエーションを描いていただけに、非常に見ごたえがありました。

基本桃子にスポットを当てた作品だけに、カメラの焦点も桃子だけに合わせることが多く、背景はぼやけた写し方をした辺りも、彼女の独りぼっち感を高めており、大変効果的だったように感じました。そのせいか、夫役の真守を演じたのが今話題のシンジロー氏の兄貴だと気付いたのは、中盤あたりに彼が風呂場から出てきたシーンでした。前髪を下したヘアースタイルだったこともありましたが、まともに妻と目を合わせて会話をしない夫役の演出が効いていて、観客も桃子の喪失感を味わうことが出来る創りになっており、監督の芸の細かさに恐れ入りました。

また、孤独に苛まれた桃子が執着した猫のピーちゃんとコーヒーカップという小道具も極めて効果的でした。特にピーちゃんは、鳴き声はすれど姿は見えず、これはきっと何かあるに違いないと思わざるを得ませんしたが、案の定そこに物語の秘密が隠されており、それを知ると100%桃子に対して同情とか共感をすることが出来なくなる辺りもかえってリアリティが高まって素晴らしいお話になっていました。

最終的には、桃子も含めた日本社会から、桃子以上の疎外感、孤独感を感じていただろう近所に住むアジア系の外国労働者からの一言や、夫の不倫相手と自分の共通項に気付いたこと、姑との不思議な和解などを経て、どこか吹っ切れた桃子の姿を見られて少しほっとして劇場を後にすることが出来ました。

そんな訳で、本作の評価は★4.5とします。

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鶏

4.0平凡な日常が破滅的な世界に変わっていく

2024年9月4日
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江口のりこさん主演ということに興味を惹かれ見てきました。
(あまろっく以来私の中で江口のりこ株が上昇したので)

表面上はたいして問題もなさそうな家族なのだが、可愛がってた野良猫の失踪、体調不良、夫の浮気、石鹸作り教室の廃止、義母との微妙な関係などから徐々に壊れていく主婦桃子を江口のりこが熱演。
日常の描き方が自然でありながら不穏な空気が漂うという描写がうまく、この空気感がこの映画の魅力かもしれません。
桃子の夫役小泉孝太郎がまさかのダークキャラ。
いろいろ疑問の残る映画でもありました。
まず失踪したぴーちゃんという猫の姿が一度も登場しませんが、本当にいたのでしょうか?
そして桃子が頻繁に見るスマホのXは浮気相手の投稿かと思っていましたが、投稿写真の服の柄からすると昔の自分の投稿なのか⁉そしたらなんのために頻繁に見ているのか⁉
不審火の犯人は結局誰なのか?
夫が桃子の前にも妻がいて、前の妻と別れて桃子と一緒になっていることが終盤になって判明し、同じことが今回繰り返されていることがわかる。
今回は桃子が夫の浮気の犠牲者となる。
桃子の生きる居場所が失われようとしているとき、ついに江口のりこがホームセンターでチェーンソーを買い床下を破壊するのだが、ぎりぎりのところで一線を超えないのがこの映画のいいところ。
腹立たしい夫の浮気相手に対しても家を出てからの大きな物音に、まさか部屋で倒れたのではと慌てて走って戻る。
そういった細かな描写が妙にリアリティを感じさせると思いました。
ただ、泥だらけになった江口のりこさんがシャワーを浴びるシーンでバストトップは本当に見せる必要はあったのでしょうか。
映さないと逆に不自然に見えるからなのかなあ。
近所に住む外国人のホームセンター店員から「ありがとう」を言われ桃子が涙するシーンが桃子が少しだけ救われてよかったと思いました。
なんかいろいろ不思議な魅力のある映画だったと思います。

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ノブ

4.0最近、江口のりこが良すぎぎる 台詞は少なくただ淡々と進んでいくけど...

2024年9月4日
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最近、江口のりこが良すぎぎる

台詞は少なくただ淡々と進んでいくけど、

ところどころに突っかかりがある

最後までずーっと目が離せなかった

もっとずーっと続いて欲しかった

その後とか、あっても良い

エンディングロールで、

あれが小泉孝太郎だったと知りました

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jung

3.0何か色々分からんかった

2024年9月4日
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プライア

3.0哀に爛貌

2024年9月4日
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怖い

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uz

3.0微妙...だな

2024年9月4日
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鑑賞方法:映画館

諸々の理由で鑑賞を迷っていた本作ですが、公開後の評価は高めのよう。吉田修一原作ですし、久しぶりに新宿遠征しようと決意してサービスデイの8時20分の回へ参戦です。夏休みも終わり、新宿ピカデリーの客入りは少し寂しめ。
と言うことで、出足から煮え切らない書き出しですが、観終わった正直な感想は「微妙...だな」。。
キャラクター演出とそれに応えて素晴らしい演技の俳優たちは申し分ない。話も大筋として響いてくるものがあり、未読ながら原作の力強さは感じる。上映時間も105分とコンパクトにまとまっていて、ちゃんとキラーフレーズなども散りばめられているのに、残念ながら全体的に切れが感じられない。桃子(江口)の謎めいた言動、或いは事が進むにつれて奇怪とも思えるアレコレを小出しに伏線回収を繰り返した構成は、前半こそ面白みを感じるもののあとは「インフレ」なだけ。中盤以降は直球勝負でもっと「救いのない感じ」なら飽きずに観られたかな、と思うのですが、そうなると原作と乖離するのかしら?終わり方もフンワリで、観終わった後の「その後」への想像欲が削がれます。
江口のりこさん。最近はすっかり売れっ子で主演作も続いていますが、元々はバイプレーヤーとして多くの作品に出演し、癖のある演技でしっかり印象に残る役者。本作の桃子役は特にヤバさが際立っています。そして彼女が演じることで「自分の近くにもいそう」と感じさせるリアル味で怖さを感じて最高です。
そしてその桃子に対し、誠実さを1㎜も感じない男性二人が個人的にお気に入り。
まずは夫・真守役の小泉孝太郎さん。歳をとって汚れ役も違和感なくお上手。妻・桃子との噛み合わなくなった者同士による居た堪れなさと遣り過ごし方が細かい演技で面白いのですが、終盤にいよいよ逃げ場のなくなった真守が言い放つ言葉「桃子と一緒にいても・・・」に思わず「解るわぁ」と共感してしまいますw
そしてもう一人、桃子の元上司・鰐淵役の斉藤陽一郎さんについては、もはや出てくるだけで笑えます。わざわざ自分に会いに来くる必死な桃子に対し、あからさまに適当な「応答」で遣り過ごそうとする鰐淵。「俺が人事に言えば・・・」っていい加減すぎて苦笑。何なら、ちょっとやり過ぎに見えるからこその伝わってくる「露骨さ」が感じられます。ちゃんとお土産は忘れないところも素敵ですw

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TWDera

3.0チェーンソー

2024年9月4日
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モヤモヤする日々
ちっちゃなストレスが溜まって溜まって‥
もっとメンタル壊れて猟奇的になるかと思った

チェーンソーにスイッチ入れた瞬間はちょっと怖かった。気持ちはわかるけれど自分だったら重いし音すごいし勢いでも使いこなせないな

江口さんだからできた役だと思いました

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M U

4.0不快感

2024年9月3日
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不快感
緊張感
たっぷりの映画だった

女性の生きづらさ
が少しだけ理解できた気がする

あんなんみたら
結婚なんて怖くて
できなくなる

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まさき

4.0「ありがとう」の一言ですべてが救われる

2024年9月3日
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んな訳あるか〜い!
ずーっと我慢して最後の最後に江口のり子がチェンソー振り回してキレまくるんかと思とったわ。
不幸あるあるを延々と見せられてこの終わり方か。
小泉孝太郎のセリフじゃないけど、「楽しくない」「つまんない」んだよね。
まぁ、実際ありがとうの一言で報われることってあるからな。

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大吉

2.5ヒューマンサスペンスとは違うかな?

2024年9月3日
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ぷぷぷ

2.5終の棲家

2024年9月3日
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知的

難しい

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いぱねま

3.0 もう少し「突き抜けた」感じがほしかった

2024年9月3日
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tomato

3.0小泉孝太郎は最低の糞男を演じたら右に出るものはないな

2024年9月3日
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楽しくないから、ただそれだけで他の女に走るのだろうか?
きっと前妻にも同じことを言って別れたことは想像に難くない。
桃子の奇行ばかりに目を取られがちだが、この旦那の方が愛に乱暴では?

小泉孝太郎は最低の糞男を演じたら右に出るものはないな。もうすぐその弟が総理大臣になるのかと考えるとこれも、また乱暴な話だ。

最終的に桃子は勝ったと感じる。
合わない義母は去り
自身が流産しながらも略奪した馬鹿旦那も去り
旦那の浮気に疑心暗鬼になる心配もなくなり
家もまんまと手に入れ
リスタートを切るには万全と言える
桃子は離婚届に判を押してない
いくらでも揺さぶりをかけられる

以上、桃子が勝ったと感じた所以である。

ちょっと神経質で協調性に欠けるとこはあるが、お仕事できる系なので、そこそこ賢いから彼女の未来は暗くはない。最後のショットは私にそう連想させました。

しかし、孝太郎、この先どうする?
マウント取られてるぞ 笑

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ちゆう