「人を人としてならしめる条件とは何か?」愛に乱暴 よしてさんの映画レビュー(感想・評価)
人を人としてならしめる条件とは何か?
心に染みる作品ではあります。
とはいえ、因果応報なストーリー展開で何に感情移入すべきかわかりにくい作品でもあります。
孝太郎は身勝手なクズですが、「君といてもつまらない」という感情の発露は嘘ではなかったはずです。江口側に瑕疵がないかといえば、それは流石に嘘。
人間と人間のすれ違い、真実と建前のすれ違い。
そういった現代社会の人と人との矛盾にフォーカスを当てた作品として、その志は認められますが、最終的出力されたアウトプットとしては、残念ながら、不満が残る作品でもありました。
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