「たった一言の「ありがとう」だけで」愛に乱暴 BAMBiさんの映画レビュー(感想・評価)
たった一言の「ありがとう」だけで
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この映画の印象を選ぶのがすごく難しい。
悲しいとも、難しいとも、怖いともちがうし
予告で見たような姑関係や浮気の発覚……
そしてチェンソー、軒下。
バイオレンスな流れかと思いきや
そんな突飛な事も起こらない(逆にそれがリアル)。
浮気相手の家に押し掛けるものの
母体に何かあったのでは!? と
心配して戻る桃子の姿なんかはすごく真っ当だし
姑も極端に嫁をいびると言うわけでもない。
ただ
夫、姑、社会、(元)上司、姪、甥、恋人、子ども……
生きがいなんて大それた事でなくとも
桃子はずっと
誰かに必要とされたいと思っている。
誰かからの「ありがとう」の一言
そのたった一言だけが欲しい
自分が生きている意味を見出したいからなのかな
最後の離れの解体は
そんながんじがらめになった自分からの解放にもなったのかも
桃子の顔は晴れやかだった
何気なく言っている「ありがとう」が
誰かの活力になっている可能性がある。
満たされたいと思う前に
まずは自分から誰かに声をかけられたらな。
一つどうしても気になった事!
産婦人科の診察のシーン
診察中は、カーテンを閉められていますから!
そこはどうしても気になった。
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おじゃるさんのコメント
2024年9月1日
共感&コメントありがとうございます。
“たった一言の「ありがとう」”が大切なんですよね。
何事に対してもそれがあたりまえと思わず、感謝の気持ちを忘れずに生きていきたいものです。