劇場公開日 2024年7月5日

「女性視点からの男性という名の生物若しくは怪物」先生の白い嘘 マ王さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 女性視点からの男性という名の生物若しくは怪物

2025年11月11日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

難しい

珍しく(本当に珍しく)この手の映画に手を出したのは体調の所為とかではなく(マ王は体調が悪いと邦画を観たりする)純粋に「どんな内容なんだろう?」という好奇心でしかなく、R15というからにはサスペンスフルな映画なのかなって期待してたけど、別の角度のサスペンスフルに殴られた気分の映画だと鑑賞後思いました💦

内容ですが男女4人の生々しい恋愛の成長記録、と書くとヤンワリした趣きになるが視点の中心は主人公の女性にあり、女である事の生き難さやリスキーさに悩む姿を淡々と描いている😬
故に時には性的に残酷な描写もあったりで、鑑賞後にスッキリした気分にはならない😑
ハッピーエンド?かもしれないが幽かな不安の澱が残るのも、この映画全体に流れる特徴なのかもしれない😐
ラスト近くまで救われるシーンは殆ど無い😶
只々、弱い立場の女性が肉体的にも精神的にも虐げられる場面が続き、マ王としては鬱モードになりそうでした😫

正直、極端に振り切ったケースと思いたい描写が続くが、本作の芯は女性の本音が滲み出てるセリフの重さである。
女性であるが故の弱さや理不尽さに物語はオブラートしていない。
男性に膂力でも敵わない、妊娠する事で自由も奪われる、勢いで押されると拒否すら出来ないという雌ならではの儚さ。
たまたまYouTubeで盗撮や痴漢を私人逮捕してる動画を見たが、他人の目を気にするあまり犯罪に泣き寝入りしているケースも伺えた。
今更こんな場所で喧伝する話でも無いが、強者の存在意義は弱者の為に力を行使する所にある。
フィジカルでもメンタルでもスマートさに於いてもだ。
決して弱者を蔑ろにする為に使うものではない。
この基本構造が疎かになってるのが現代社会なのではなかろうか。
女性に限らず弱者が生きやすい環境になる事を望まずにいられない。

映画としては相変わらず邦画の悪さが目立つ😳
R15の内容を省けばテレビドラマでも成立する点には映画化までして観せる必要性があったのか疑問が残る所だ🤔
それでも男女問わず鑑賞を勧めるが、メンタルが弱ってる方や過去に性被害に遭ってる方には少し過激な映像が含まれるので注意してもらいたい✋

弱さは短所ではない、弱さに飲み込まれる事が問題なのよ😬
でもソレが出来ない人間の方が世の中には多数います🥲
助け合うのも大切なんて御為ごかしは言わない代わりに、弱者に少しでも寄り添える社会を望むマ王でした🫡

映画館での鑑賞オススメ度★★★☆☆
性被害者の鑑賞勧めない度★★★★☆
風間俊介最低男度★★★★★

マ王
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