「あまり肌に合わなかったですね」先生の白い嘘 よしてさんの映画レビュー(感想・評価)
あまり肌に合わなかったですね
映像を通して伝えたいことは理解できます。
また、演者さんがすごく頑張っていることは評価したいです。
ただ、映画として観てよかったかといわれると今一つ高く評価できません。
主要登場人物全員が闇を抱えていながら、全員極端な境遇にいるのですが、それぞれの掘り下げがあまりできていないため、それぞれにキャラクターとしてリアリティを感じません。
一部キャラクターは説明台詞が多かったり、モノローグで心情を吐露したりするのですが、行動がそれに見合っているようにも見えず、また別のキャラクターは「闇を抱えています」アピールはあるものの、それ以上の描写がないため、単なるサイコパス以上に見えない状態。
お話としてもあまりまとまりを感じず、重すぎるテーマだけは伝わるものの引き込まれることなく、厳しい映画体験でした。
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