「先生の黒い虚」先生の白い嘘 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
先生の黒い虚
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序盤から美鈴の失言王っぷりと、他キャラも含めたひとり言の大きさに笑う。
他にも「そうはならんやろ」が満載。
フロントガラスだけ隠して学校脇で情事。
余程の確信がないと出来ない早藤のファーストレイプ。
何故か住所を知っている男子生徒と、それを自宅に上げてしまう女教師。
脚立から落ちた老人に鎮痛剤だけ与えて病院に行かない。
「先生も俺に会いたかった?」って、学校で普通に顔合わせとるやん。
重症の美鈴に救急車を呼ばず、クズ男を庇う美奈子。
非通知なのにわざわざ公衆電話から電話するのは、あのタイミングで会話を断ち切りたい脚本都合。
本作に限らずだが、逆襲されたらひとたまりもない弱みや証拠を握らせてしまっているクズ男の強気が解せない。
途中から何事もなかったかのようにするなら、新妻に対するクラスメイトの胸糞は不要。
ホテルから出てくるところを見られただけで話は成り立つし、女子生徒役にエロやらせたかっただけ?
ロッカー越しの会話演出自体が有り得ないし、寒い。
あそこの別れの台詞がタイトルに掛かるのは分かるが、「私は大丈夫です」のアップ以降は全部蛇足。
キス写真を誰が撮ったかも不明だし、あれがあるなら言葉での否認は無意味だろ。
ましてや最後の再会なんて絶対要らない。
身体を張った演技は迫真だが、描写自体は中途半端。
キャラが悩んだり苦しんだりしてるのは分かるものの、共感も出来ずにただただ上滑りしていった。
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