劇場公開日 2024年6月7日

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「下ネタの多さをどうするかがポイントだが、PG12なりの配慮はある」ドライブアウェイ・ドールズ yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0下ネタの多さをどうするかがポイントだが、PG12なりの配慮はある

2024年6月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今年205本目(合計1,297本目/今月(2024年6月度)5本目)。
(前の作品 「からかい上手の高木さん」→この作品「ドライブアウェイ・ドールズ」→次の作品「罪深き少年たち」(明日予定))

 こちらの作品です。
きわめて広い意味においてはロードムービーともいいうるし、シスターフッド(女性連帯)が描かれている映画にもなります。「きわめてひろいいみではロードムービー」なので、アメリカの地理や州制度による違いなどアメリカ史に関することは知っておくと有利でしょう。

 確かに「ちょっと」PG12の割に厳しいかなと思ったシーンはあったもののそこはかわされていますし、映画内に出てくる「レインボーカラーのVISAカードで宿泊」というあたり、LGBTQの活動の象徴がレインボーカラー(虹色)であることなど、LGBTQという概念は強く出ている映画です。

 ただどうしても、「特定の性表現ほか」が厳しいのは仕方がないのですが、これはこの映画がLGBTQの「L」にあてて作られたものであること、またPG12相当に抑えられている点まで考慮してその観点では減点なしにしています。

 ただ、どちらかというとコメディもので「謎解きも何もない」映画ではありますが、80分ほどでさくっとみたい方にはおすすめです。

 映画としての減点対象はないので(レーティングの一つ違いと思える点は0.2固定でそれを指摘しても4.5にしかならない)フルスコアにしています。

 これとは別に気になった点をいくつか。

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 (減点なし/映画館帰責事由/コマーシャルの選定が謎すぎ)

 映画館のコマーシャルといえば「近日公開!」みたいなものではなく、「何とか町におこしください」みたいな映画と関係のない宣伝も流れますよね。大阪市だと、大阪万博まであと●日(といっても、大阪市民でさえ本当に大阪万博やるのか不思議で仕方がない)みたいなCMもあります。

 ただその中に、「なぜか」総務省提供の啓発CMがあります。要は技的マークのついていない器具の使用は電波法等に恐れる可能性があるからスマホ等はそれをよくみて確かめましょうという、15秒か30秒くらいのちょっとしたむねきゅん的な内容もも入っているCMです。

 ただ、電波法を取り締まるのが総務省である(経済産業省ではない)のは理解しても、この議論(違法電波の問題)は、主にアマゾンや海外のサイトから購入したら実は日本では規制にかかるものでした、ですので、そちら(スマホやトランシーバー等はアマゾンなど通販で買わないようにしましょう)としたほうが良かったのでは…と思えます。

 ※ 一応、不正な電波の使用は電波法で罰せられますが、その「不正な電波」も何かしら通信をしているのが普通ですので、憲法の定める通信の自由ほかまで考えると、よほどの異常な発信をしない限りスルー扱いで、むしろ総務省(管轄するところ)としては、「アマゾンなどで購入しないようにしましょう」にして欲しかったです(行政書士試験の合格者はどうしても性質上「総務省のしもべ」ではありまますが(管轄しているのが総務省のため)、ちょっとうーん、と思ったところです。

yukispica