「人生は往復ビンタ」ジャヌスとサムの酔っ払い道中 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
人生は往復ビンタ
フランスの田舎町。17歳のジャヌスとサムは卒業パーティに誘われ、同級生から酒を買うために預かった金を誤って郵便ポストに入れてしまった。飲酒には厳しいフランス。酒を買おうにも高校生じゃ無理だし、身分証が必要。とにかく金を失ってしまった二人は、酒があるかもしれないと亡くなったジャヌスの父親の地下室を物色し始める・・・
ユルい展開の映画ではあるけど、伏線が色々発見できるので楽しい作品だった。亡き父親の地下室には蒸溜器が隠されていたため、サムの農場で獲れたプラムを使って密造酒を造ろうという手段に出た。そんなのんびりした方法でいいのか?
ジャヌスは大学受験に合格し化学も得意そうだが、幼なじみのサムにはまだ打ち明けられない。彼の気になるクラスメートはエステルという名前。ジャヌスの母親はアルコール撲滅を掲げて村長に当選。村に給水塔を建てるが、村人は酒が欲しくてたまらない。
アルコール撲滅を訴えてくる映画かと思って観ていたけど、バカなことをする青春の一コマといった感じでほのぼの感満載。下ネタも多いけど、どことなく爽やかな気分になれた。
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