ルックバックのレビュー・感想・評価
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滲み出る、若々しい苦悩、、、そんな絵と話。
あっという間にレビュー300超えですよ。
原作超えた数少ない漫画アニメ作品だと思います。
走ってるシーンとか動きにしか表現出来ない感情表現ってあるんだなぁ、と動画作画の素晴らしさは言うまでもなく、CGじゃない手描き動画背景とか、押山さんのこだわりの原作世界観です。
話も多分藤本たつき自身の漫画経験、目線が根本にあるからシンプルだが太い。
実は自分も高校あたりから漫画描き始めて美大行った口なんで色々ざわざわ来るものがあります。結局私は別な仕事を選んだがプロになった仲間も決して皆んな成功した訳ではなくまだまだ人生は続くんだわさ。
主役の河野は当然だが、京本の吉田美月喜がぶっちぎりで素晴らしかった。
しかし京アニ事件はこの路線、沿線の若い人達にはかなり大きなインパクト残したんだなと再確認した。世間に背を向けて自分を追い詰め磨くことにより製作物という物を介して世界に認められたいという、物を作る人が必ず通る光と影が悲しい形でパッケージされた事件であり、諸行無常感半端ない。南無。
月と月。裏と裏。影と影。そんな二人。
予備知識0ですが話題になっているので行ってみました。もう、めちゃくちゃ良かった!夢と希望と葛藤と嫉妬心。そして何かを成し遂げる為の決意をたった58分で描いた傑作アニメです。
絵を描くこと、漫画を描くことに懸ける若い二人。これ一見、藤野が才能ある京本に嫉妬する話のように見えて実は才能も実力も藤野の方が圧倒的に上回っている。そのある種の残酷さがとても沁みる。
実力不足を感じる京本と自身の実力をしっかり把握できていない藤野のアンバランスさ。そしてなるべくして離れる二人。それは別れとなりそこからまた新たな想いが生まれる。
藤野はこの連載漫画を最高のクライマックスを持って締めくくるはず。その最初の読者はきっと京本に違いない。窓の外の景色。たった一人机に向かううしろ姿の構図がとても印象的だった。
58分1700円。でも高くない。
いい映画だった。
正直この漫画を映画化すると聞いたときは「絶対滑るだろうなー」と思っていた。
いい漫画だけど、映画向けの話の山場はないし、内容的にも2時間は持たないから。
だがこの映画は無駄にオリジナルエピソードを付け足したりはせず、藤本先生の繊細な絵を再現しつつその細やかな絵の先にある表情の変化を巧みに表現した。
アニメ映画化というか漫画を動かしたような、アニメーターや制作サイドのこだわり、技術の結晶だと思う。
ストーリーもやっぱり良くて、原作漫画を読んでいたのに3分の2はずっと泣いていた。
あっという間の58分のようで、2時間超えの映画を見たような満足感。
できる子と言われた小学校時代
この映画の評価が高いのは同じ経験をしたからではないでしょうか。
誰もが小学校の時にできる子と言われたと思います。
それを否定するのは自分や友人たちです。
しかし主人公はふとした嘘からやる気スイッチが入ります。
私も今日から作家を目指します!
レビューの数、多ッぃ!
意味不明な内容なのに、こんなに評価があるのは何なのかしら?
なんで1700円取るのか?
まだ幸運だったのは普段はドルビーシネマを流すルームで、大画面で音響がハンパなかったこと位だろうか…
そんなに大騒ぎする映画か?
確かに絵もきれいで面白く観れたが物足りない。尺が短く描いていないシーンが多いのでは。二人の仲違いシーンは不満や不安のシーンを描いてこそ京本が勇気を出して言うのでなければただのセリフの説明シーン。
中学、高校シーンも、もう少し二人の感情や家族の話など入れないと感情移入出来ない。テレビのように全てを説明しろとは言わないが、感動するにはするためのシーンが必要なのではと思う。
生きている人間を描くのだから。アニメと割り切って2人以外は描かないのであればそれでも良いのだが、中途半端。
小学生のシーンは良くできていて納得はする。
走り続ける
気怠げな表情と声に反して、抑え難い情熱を持つ二人の主人公。初めて会った日の別れ際、じゃあねと言い合う二人の姿がなんとも良い。それぞれのシーンに音楽が合わさり、観る側の感情を揺さぶってくる。
二人だったからこそ、ここまで来られた。そして二人ではその先には行けなかった。最善の選択の先にある圧倒的な理不尽。大切な人の熱量を糧として更に先へと進んでいく。
時々この様な甘酸っぱさのある作品を観たくなる。少しの反省とともにもう少し頑張ってみようと思う。そして、人の情熱で生きながらえるドラキュラのような自分に気が付き、自己嫌悪になるところまでがテンプレである。
ルックバック!
普段アニメは観ない中高年です。新しく出来た映画館に行ったのでなんでもよかった。「アニメかぁ…短いのでこれでいいか」素晴らしいね。日本のアニメはこんなことまで出来るんだ。俳優が演じなくて良かったかもしれない。あの二人の表情、動きはアニメで良かった。あと30分見たかった。あの後。無いほうがいいのかな。
映像と音に圧倒される
普段アニメを全く見ない私ですが、ラジオで東野幸治さんが絶賛していたので観に行きました。原作者や関係者の名前も全く分かりません。
登場人物の表情や動き、ドローンで撮ったかのようなダイナミックなアングル移動等々に圧倒されました。ストーリーは実際に起った悲しい事件を連想させるような場面があり、楽しいだけの作品ではありませんが、主人公二人のキャラクターには魅了されました。それに音楽も素晴らしかった。漫画、アニメ、映画を作るのはとてつもなく大変な作業だと思いますが、そうやって作られた作品を見ると心動かされ、人生の糧になります。
やはり映画は映画館で観た方が良いですね。
最高すぎて言葉ない
上映館増やしてください!!涙
絵を描く人もなんだけど、描いてない人にも見て欲しいし、何かに一生懸命になったことのある人や、ない人も、本当にいろんな人に見て欲しいし、クリエイターさんなんかは特に見ていただいて感想が聞きたいなと思う作品でした。
原作の絵に忠実な作画もなにもかもが良かったです。とっても素敵な映画でした。機会があればまた観に行きたいです!
前半の期待を返せ
あれだけの原作に動きと音と声がのるとどうなるか、なるほどそう来たか、どんな演出でくるのかな、と冒頭から前半ワクワクが止まらなかったが、段々とアレ?こんな話だっけ?原作に出会った時のあの感動は?最初の期待値は?…
…と、結果的に色々と裏切られた作品。
途中から、音楽&回想もぉえぇ、ってなる。
まだ観てない人、ごめんなさい。
絶賛コメントある中で自分も期待して観に行った1人として正直に書きました。観て観て、答え合わせの程を。
注意:タツキ先生の作品は本当にどれもすばらしいし、とくにこのルックバックに出会った時は感動の波が止まなかった者です。だからこその、正直な気持ちです。演出も悪くは無かったのだけれども。。。惜しい、その意味で残念な作品です。
観たあとの余韻がすごく残る映画
「レビューの点で期待したがそれほどじゃなかった」という意見も散見するので迷ったんですが、減点ポイントが思い当たらないし何より自分がすごく好きだと感じたので、やっぱり5点。
漫画は結構好きで原作も読んでますが、アニメの作画のことはよくわからないし色んなレビューサイトとかインタビューとかで「原動画」とか、線がガサガサしてる(?)とか、少人数というのを見てもピンと来てないところもあります。でもそんな自分でさえ並々ならぬ熱量はものすごく伝わりましたし、本当に「漫画がそのまま動いてる!」としっかり心動かされました。個人的には原作も映画も泣けるというよりはジーンと心にしみて少しうるっとくるお話です。
主人公の藤野ちゃんの、特に小学生の時が秀逸です。ものすごい努力家なのに沢山時間をかけて書いた漫画を「5分で書いた」と言っちゃう(でも顔は得意気)ところ、「私より絵が上手い4年生なんて許せない!」という負けず嫌いっぷりとそこからがむしゃらに努力する泥臭さ。悪意で傷つけるつもりじゃなかったのに勢いでキツい物言いをして「あっ…」という空気の中、少し口を動かして、でも何も言葉が出なくて、結局素直に謝れないところ。欠点ばかりだし素直じゃないけど、そこが可愛いし、ところどころ昔の自分を重ねたりしてすごく愛着が湧きます。
劇中に現実で起きた事件を重ねて、そこばかりクローズアップされることもありますが、原作者は東北の震災を経験しての無力感を消化するために書いた作品でもあると言っていますし、あまりそこばかりとらわれずに見て欲しいです。
観たあとの余韻も、自分の場合は、辛さや悲しさはしっかりと感じつつも、何だか分からない情熱がこみ上げてきて不思議と前向きになれる映画です。それこそ昔の部活とかに燃やしてたかつての自分のひたむきな情熱や、黙々と机に向かう藤野の背中を思い出して、「自分も頑張らないと!」と静かにひたひた内面の熱量が満たされていく感じ。
この作品を作ってくれた人みんなにありがとうと言いたくなる映画でした。
秀作です。クリエイターを目指す2人の異なる性格描写が面白い。絵が素...
秀作です。クリエイターを目指す2人の異なる性格描写が面白い。絵が素晴らしい。ただ、短い。作品自体短いが、描いた人生が短すぎる。悲しい。追悼作品としてはこれでいいのかもしれないが、劇場で観るエンタメとしては弱い。本当ならこれから始まるはずだったのに。いろんな希望があったのに。現実と重なり、なんか辛くなった。
この監督さんの長編作品、期待しています。
観たあと半日くらいは映画のこと考えてしまう
原作見ずに、映画見に行きました。手書き線を活かした作画と、こういう動きするよなあというリアリティのある動き、無駄なセリフがない感じがとても良かった。静寂と間の取り方も他アニメに比べて大胆で、作品世界を盛り立てていた。声優はとても自然で、無駄なノイズがなく作品世界に入っていけるためか、自然と自分の思い出とシンクロさせやすく、涙がわりと止まらなかった。中心となる展開については、受け手の経験や見方で様々な解釈も生むと思うが、それで良い。全体58分だが、1時間半くらいの体感。つまらない映画が冗長に感じる場合とは正反対で、丁寧に作られた世界が凝縮されていたから、体感が長かったという感じ。劇場で観ることをおすすめします。
よ、良かった!
原作読破済みです。
いやー心配性すぎて、レビューが絶賛で溢れてきてから観に行きました。
間違いなくルックバックの要素が漏れなく詰まってました。
丁寧に作ってあるなぁという感じです。
声優も初挑戦が主演に据えられていましたが思ったより良かったです。僕はジブリが古い作品ほど好きな懐古厨なので、アニメ声優に関してはやはりプロがやるべきという考えがどこかにあるので不安要素になってたんですが、今回は大丈夫でした。
1時間という短さですが、伝えるべき主題はきっちり収められてて良いと思います。価格に文句言ってる層が一部いるようですが、ちょっと理解に苦しみます。
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