ルックバック(2024)のレビュー・感想・評価
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これはアカン!
文芸映画並
1時間映画なのにハンパない
1時間で完成されたドラマティックストーリー
まさか見られるとは思わなかった。胸が熱くなる。藤野は最後まで、京本...
まさか見られるとは思わなかった。胸が熱くなる。藤野は最後まで、京本に嫉妬したことを話さない。空手のラストシーンはそれこそ漫画の夢だ。背中の凶器も含め。大事なコミュニケーションが4コマ漫画でやり取りされるのも素晴らしい。出なかったら死ななかっと嘆く気持ちもわかる。
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1時間に込められた高い表現力と雄弁さ。
直向きな思春期のスピード感と熱量、直向きさ。そしてアニメーション業界のみならず社会を震撼させた、2度とあってはならない事件に対するオマージュ。
たった1時間なのに人生の大切な期間を雄弁に描けるチカラに、実写映画とは違うアニメーションのさらなる可能性を感じられた。
アニメ作品は積極的に観る機会はないものの、エールと良い余韻が残る作品だった。
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つん、と立ち昇る女の子の汗感
あるきつづけよう
河合優美
評価の高さが理解できなかった
60分足らずでこんなに中身の濃い作品が出来るとは。
テーマは無難、でも面白い
映画を振り返ると、テーマは王道でそこまで斬新さはないものの、面白いと感じさせられる力強い映画でした。思えば、藤本タツキ先生が描いているチェンソーマンも、あらすじを人に話すと「普通にありきたりだけど、何が面白いの?」と言われてしまうような内容なのに、面白いなと。
そう感じさせるのは、藤本先生や映画スタッフが人を描くのが上手いからなんでしょうね。特に映画でみると、映像の映し方がとても上手だと感じました。また、藤野ちゃんの小学生時代の言動は妙に恥ずかしくなるぐらいリアルで、ここも凄かったです。
一方で、やっぱり無難といえば無難なので、藤本先生とアニメスタッフで次回作を作るなら更にいい作品を期待しちゃいますね。そもそも原作が読み切りだったので、仕方がないですが。
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