劇場公開日 2024年6月28日

ルックバックのレビュー・感想・評価

全544件中、61~80件目を表示

4.5ひねくれ者の表現がすごい

2024年11月20日
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鑑賞方法:VOD

興奮

少しひねくれた素直じゃない人間が面と向かって褒められたとき、どんな行動をするか
という見方をしたときに、このような形で表現された作品を観たことがなかったです。

私自身も似た経験があるからか、
観てよかったと思える作品でした。

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uminettyu

3.0前を向いて頑張ろう!って単純な話じゃない気がする

2024年11月20日
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知的

難しい

ルックバックというワードから連想できそうな事柄は全て盛り込まれており
全編が 背後や背景、背中、過去、回想や回帰などに関連付けられている見事なショートショート。綺麗なコンセプト作品でした。

本質的には北野たけしの
あの夏1番静かな海 にも、近いテーマ性も感じました

ストーリー全体の枠はおそらく作者のパーソナルな体験や事情を強く含んでいるように感じるが
泣かせる 感動させる というのは短編ストーリーとして成立させるための装飾またはサービスであり
核となる部分はクリエイターが抱える業と呪いと希望の作品だったように思える。

小説や詞や絵、作曲など物を創作する作家を志す人の99%は陽の目を浴びることはない。

そもそも、そういった創作活動は基本的に誰にも求められていない行為だ。
ある日『あなたに漫画を描いてほしい』と知らない人に言われて漫画を描き始めた人なんて1人もいないだろう。
誰にも求められていないのに作家はある日から絵や漫画や歌の創作を始めるのだ。

『では何故、作家は作品を作るのか』
という部分を掘り下げた作品です。

ルックバックの主人公フジノは終盤で
自分が描いていなければ友人は死ななかった
のに、と絶望し過去を思い出す。

『こんな面倒な事やるなんてバカがやること』だと言うが、それならなぜ自分は(自分たちは)描きつづけたのか?という核心に気付く。

もちろん、それはフジノの第一のファンであり決別後にも裏で献身的に支えてくれていたキョウモトのため でもあるのだが
さらに突き詰めれば 自分のためなのだ。

フジノもキョウモトも自分のために描いていた。
その証拠にフジノが漫画を描かなかった世界線のキョウモトは自らの意思で美大に通っている。
キョウモトはキョウモトで自分の絵を突き詰めたい人間なのだ。

つまりフジノがいなかったとしたもキョウモトは絵を描き続けるし
逆にキョウモトが死んだとしてもフジノは漫画を描くことはやめたりしない。

これは少し無常で冷淡な人間関係にも見えるが、実際はその逆で
君がいなくなっても描く
僕が消えても描いてくれ
という真剣な作家同士の強靭な連帯感や信頼関係がそこにある。

ルックバックの解釈として
辛い過去があっても前向きに生きていこうね!という映画だ。という解釈もあるが
それはそれで間違っていないと思うのだが

私の解釈としては

作家性のある人間が作った作品には
その作家の積み上げてきた努力や研鑽、趣味嗜好などが、その作品の背景として見えてくる。
ルックバックは
そういった作家達の本音。声を出しては言えない部分
『自分の存在を見てほしい』という創作の業と願望をテーマにした物に思えた。

万人向けの作品というよりかは
作者が志す作家感を全肯定するための剥き出しのポエムのような作品。
多分作者は20代とか若い人なのだろうと思うが、作家として貫きたい物を両手いっぱいに抱えてるのだな、という事は分かりました。

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たまねぎ なきお

4.0凄かった

2024年11月19日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

怖い

色々と物議をかもしたとの話は聞いてはいたけど
さほど興味があったわけでもなく
誰だかが最近紹介していたので観た。

なるほど。
彷彿とさせるわけですね。
しかし、結びつけがちょっと強引な気がしないでもない。
ビジュ的には淡い色使いが良かったり
キャラクターの表情が豊かだったり
見ていて気持ちのいい作品だった。
特に気になるとこも無かったし
話の流れも難なく受け入れることが出来た。
1時間に収まってるから余計に観やすかったのかな?
本当に最初から最後まで、引き込まれるとは違うんだけど
集中させられてしまった。
痛ましい出来事を描きながらも
勇気をもらえる作品。

とても良かった。

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bon

4.0描き続ける丸めた背中がレクイエム

2024年11月16日
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人気漫画家藤本タツキの自伝的漫画をアニメ化した作品で、1時間程度の中編ながらクリエイター達の苦悩と解放を凝縮した作品でした。漫画を描くのが大好きな小学生の女の子が、抜群の画力を持つ引きこもり少女と出会い、二人して漫画家を目指すお話しです。ところが、単なる予定調和的なストーリーではなく、二人のクリエイターの喜びや苦悩,悔恨、慟哭など怒涛の展開に呆然としながらも作品世界にのめり込んでしまいました。京本の部屋の机に置いたままの少年ジャンプの今週分の人気アンケートハガキには、京本の藤野への変わらぬ想いが感じられて思わず泣けてきました。全編通じて、黙々と原稿を描き続ける主人公の背中が映し出されるのは、何があっても何が起こっても真摯に地道にひたすら描き続けるのが、クリエイターとしての真実の姿でありスタンスだからだと思います。原作を映画ならではの演出を活かして映像にした、押山清高監督のタッチも素晴らしかったと思います。役者では、河合優美、吉田美月喜ともに、感情たっぷりの吹き替えがキャラを生き生きさせていましたね。

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シネマディクト

3.5振り返ると二人だった

2024年11月16日
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泣ける

小学生のときから漫画を描くことにこんなにも没頭していたなんて。
二人が出会ったのは必然。
それだけにこうなるのは悲しい。

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マリエル

3.0悲しみが彼女を成長させる、のか?

2024年11月16日
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評判を聞いて見た。

私が中年だからか、心動かされるものは正直ない。
でも、「好きなことをずっと続けていく(食べていく)」ことの難しさや大変さ。
それは伝わってきた。

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ゆき@おうちの中の人

4.0皆んなが憧れた世界の舞台裏。

2024年11月16日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

幸せ

萌える

 内容は、週刊少年ジャンプの人気連載作家藤本たつきの読切単行本を忠実に映画化した作品。
 当時の社会的背景を漫画家世界に落とし込んだ自伝的見方のできる作品。この作品で、藤本先生が作家とはこんな一面があるんだと叙事詩的に語った物語。
 印象的な台詞は、『でも!絵もっと上手くなりたい!』京本の言葉。2人の決別のシーンであると同時に、その次の言葉を聞きたくなく生唾を飲む藤野の口元が号泣を誘う。この場面、言葉と裏腹な強気な藤野の台詞も非常に泣ける。
 印象的な場面は、『出てこないで!』と4コマ漫画の、一場面が時を超えて妄想として蘇った場面。
もし?!の世界を描く漫画家にとって良くある妄想が、作家本人を勇気づける場面も号泣に値する。ありえない虚実の世界に生きる楽しさと辛さと息苦しさが伝わってくる様だ。
 印象的な立場は、2人の対照的な性格と色合いだ。藤野と京本の才能の違いと性格の違いは、映画アマデウスのモーツァルトとサリエリを彷彿とさせる様で非常に息苦しかった。
才能と努力の狭間で苦悩する2人の関係性は、非常に対照的で、美しく感動的な其々の心象風景が映像で伝わり良かった。
 自分的に一番好きな場面は、小学校の卒業式後、京本宅を訪問する藤野を追いかける、引きこもり京本の発する言葉。
『藤野先生サイン下さい!』
ここの場面から雨が降り始め、藤野の今まで誰にも本当に!認められてなかった!思いが満たされる様に、感動の涙となって降り注ぎ、雨の中踊りながら走る藤本の場面が好きだ。
 鬱屈した思いが1人のファンの言葉によって報われる『絆』が深まるシーンは一番の見どころ。
 何とも言えない誰しもが抱いて挫折したであろう様々な好きなことへの贖罪と諦観が後悔を呼び、もう一つの未来を予感させ感動させる。
藤本たつきの漫画は、難解でわかりにくいとは言われる。
しかし、この『ルックバック』単体だと分かりにくくても、『さよなら絵梨』と対になっている漫画なので、楽しみたい人にはオススメしたい。二つを読むと世界観が、よりよく分かりもう一度『ルックバック』してしまいそうな素晴らしい作品です。

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コバヤシマル

2.0京アニ事件を題材ではなくテーマとして捉えなければ駄作になる気がします。

2024年11月16日
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悲しい

 コミックス版は、京アニ事件に対するクリエータとしての気持ち、自分事というか創作に携わるものとしてあの事件の消化という意味が感じられたし、そこに共感できたので評価しました。そこが重要であってクリエータ論としてはそれほど目新しくはないと思います。漫画表現としては見るべきものはありましたけど。

 背景がすさまじく上手いという絵の才能と、漫画の内容・アイデアが面白いという才能がお互い認め合った。ちょっとしたハプニングが原因であきらめていた漫画の道に戻った。そのときクリエータの道に相手も引っ張り込んだ。それがかなり間接的な要因だけれど一人の命を奪った。それでも創作は続けざるを得ない。なぜなら創作者だから…ですね。

 そこまでならいいですけど、明確な京アニ事件を題材とした出来事が含まれます。これが単なる創作論なら論外です。交通事故でも火事でも他の事故ならなんでもいいですけど、京アニ事件を取り上げるのは他の何かを描くためだとしたら内容的にはアウトだと思います。

 藤野と京本ですからね。2人合わせて「藤本」の他に「京」の文字が入っています。つまり、そこにテーマがあるのは意図的なんだと読んでいました。

 京アニの犠牲者を自分事として捉えた漫画家が自分の気持ちを消化しつつ、犠牲者を鎮魂する。そういう意味においてのみ許される描写かなと思いました。それ以外の意味性をこの映画に見るにはまだまだ時間の経過が足りないし、単なる才能やその道を進まざるを得ない的な創作論だけではあの事件を取り上げる必然性が弱すぎる気がしました。

 その点でいえば2019年の事件に対して2021年の1巻で完結する漫画版だからこそ、その意味を感じられましたが、2024年の映画は演出過多だし尺として水膨れだし、意味として京アニ事件の消化のマインドが見当たらなくなっており、かなり意味も品も落ちたかなという気がします。

 結論としてはコミックスとほぼ同じ内容ですが、その時期や商業的製作意図として映画は駄作と言える気がします。原作既読だから感じたことかもしれませんが、映画は京アニ事件に対する気持ちが漫画版に比べてかなり薄くなっている気がしたので、あまり評価できませんでした。

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nyaro

4.5Primeですが。

2024年11月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

映画で上映してた時は、
まあチェーンソーマン売れたからね。
程度の感覚で見てませんでしたが。

なんとびっくり。単純に良い作品です。
ストーリーも映像も音楽もとにかく上手い。原作あるんですよね?短編ですか?ストーリーの完成度高いでした。

最後は少し切ないラストでしたがラストの回し方も美しく。

完成度の高さを感じた作品でした。
◎◎です。

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tsigaa

4.5漫画家を目指す者たちに捧げた作品

2024年11月15日
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漫画家を目指す少女たちの世界
アニメーション
でも彼女らの表情にはリアルさがある。
タイトルのルックバック
直訳すれば背中を見ろだが、意訳して背後に気を付けろとでも言いたいのだろうかと思いながら見ていたが、それは4コマ漫画のオチにもなっていた。
集英社の企画だろうか?
漫画家を目指す人は年々多くなっているのだろうか?
漫画家を目指す姿勢
苦悩と苦労とその生活スタイル
これらを教えたかったのか?
学校もろくに行かずに漫画と格闘している。
やがて起きること
それはどんなジャンルの仲間たちにも起こること
別の道
しばらく前から感じていた違和感
それが何なのかがわかったとき、自分が進むべき道を選択するとき。
さて、
順調に連載を続けた藤野
美大へ進学した京本
その美大で事件は起きた。
京アニ事件と同じ構造
藤野は漫画の道に京本を巻き込んだことを激しく後悔する。
彼女の家 あの日と同じスケッチブックが廊下にまで積み重ねられている。
その上に置かれた少年ジャンプ 藤野の連載 そしてあの日京本に書いた4コマ漫画
それこそが、すべてのきっかけだったことに、藤野は激しく動揺し、それを破り捨てた。
その時、あの日と同じようにその一辺がドアの向こう側へと吸い込まれていった。
さて、
京本は、彼女の意思はどこにあったのだろう?
彼女には偏屈さのかけらもない。
優しさが満ち溢れている。
背景画
物語のない佇まい
そこに感じる京本だけのシーンがあるのかもしれない。
物語のない風景
その角度や天気やモノだけで、京本の想像が大きく膨らむのだろう。
漫画とは少し違う世界
ちょっとそこに立ち寄ってみたくなっただけなのかもしれない。
ちぎられた一片の漫画を見た「あの日」の京本は、その続きを描いてみた。
そこには藤野の知る世界がコメディタッチで描いてあった。
それを見た藤野は思わず部屋のドアを開ける。
誰もいない京本の部屋
ドアにかけられていたあの日のどてら
その背中には、あの日彼女が書いたサイン 藤野歩
「背中を見ろ」
おそらくそれは、天国の京本が私の背中を見ろと言っているのと同時に、その背中に書いてある自分自身を見ろと言うことなのだろう。
つまり、自分自身を信じて、これからも漫画を描けと言うことだろう。
そして連載の「シャークキック」
藤野の漫画の内容はわからないが、足のないサメのキックというのがポイントなのだろう。
空手のキック
もしもの世界
この藤野自身が作った漫画が、もしリアルであったなら、きっと京本を襲ったあのサイコをやっつけてくれたかもしれない。
その物語を、京本が描いて見せた。
ぐるぐると回る思考のように、現在と過去とがつながった感覚
その不思議さとリアルさに、藤野の心が揺れている。
少し考えさせられて、少しじわっと来る作品だった。

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R41

4.5シャークキックって

2024年11月15日
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サメには足が無いのに、蹴ってるから、
自分には無いものでも、得意技にできるって事だとすると、

背景だけを頑張って描いてるようなあのエンドロールは、藤野もシャークキックができるようになれたのかな

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ikarun

5.0作り手も読者も尊敬し合う世界

2024年11月14日
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私は子供の頃から絵を描くのが好きで、35歳をすぎてからたった8ページですが漫画を描いたことがある身です。
そんな境遇からか藤野の衝動を解像度高く共感できました。
と言いながらも自分の境遇の要素はほんの小さなことで、このプロット、ストーリー、情景、声、キャラの表情、アニメ映画としては少し崩れるくらい誇張した動き、すべてが藤野と京本の心境を増幅して伝える映像だったことが自分も多くの人も原作者の魂に触れる体験をしたのだと思います。

いろいろな意見を言われる題材を漫画作品、映画作品に仕立て上げた作り手に感謝と尊敬です。

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たくぼっくす

3.5青春

2024年11月14日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

何か一つの事に打ち込み続ける事の素晴らしさ
コンビの良さと脆さ

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air81

4.0良い映画でした。大事な場面でセリフに頼らないのが特に良い。

2024年11月14日
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良い映画でした。大事な場面でセリフに頼らないのが特に良い。

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Mr. Planty

5.0何度見ても新しい発見が有りますね

2024年11月13日
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鑑賞方法:映画館

公開直後に観に行ってから上手く言語化出来ず(数ヶ月経った今でも)何度も何度も劇場に行っても感想等を書く事は無かったのですが
Amazonプライムで公開された物を観て思った事を書いておこうと思いました。
スクリーンで見ていた時は物語に没入していて気付かなかったのですが、家で物語を見てみると押山監督や神アニメーターと言われ宮崎作品等でその高い技術を発揮されて居る井上俊之さんの原画の線がはっきりと分かりますね
見る人によっては線が雑、と感じる人も居るかな?
敢えて原画を清書して絵に起こす作業をせず、手で描かれた作品で有る事を観てもらうと言う監督の意図がよく分かりました
それにしても輪郭線や耳の線、絵を描いて居る手の爪の色を線では無く色分けで表現するって言うのは作画の方は大変だったでしょうね。

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koma koma

4.5噂には聞いてたけど

2024年11月13日
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いやー、ここまで良いとは。

わずか1時間余りのアニメなのに

女の子二人がマンガ家を志し、

さてどうなるか、という話なのに

画面にくぎ付けになった。



中学1年のときに書いた作文を

国語の先生に褒められて、クラスの友達も

何人か、「よくあんなこと書けるな」と

言ってくれて、それが嬉しくて

僕はいつしか、プロのライターになった。

あれから、53年(笑)。

有難いことにずっと仕事が続いている。

あってもなくてもいいよな

あぶくのような職業だけど、なんで

これまでやってこれたのか。



その答えを本作は教えてくれる。

唸り、だよなと何度も頷き、あの人に

喜んで欲しいからなんだよね、とひとり

泣いて、笑って、泣いた。

いやー、いい映画でした。

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高坂圭

4.0胸打つ作品でした

2024年11月12日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

エモーショナルな感情になりっぱなしでした
凄く良かったです

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シュウ

5.0河合優実が主人公の声を演じていたことは、 終劇後のクレジットで知った。 藤本タツキという才能に触れる機会に恵まれたことは自分にとっては幸運だったと思う。

2024年11月12日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

興奮

幸せ

動画配信で映画「ルックバック」を見た。

2024年製作/58分/G/日本
配給:エイベックス・ピクチャーズ
劇場公開日:2024年6月28日

河合優実(藤野)
吉田美月喜(京本)
押山清高、監督・脚本・キャラクターデザイン

「チェンソーマン」で知られる人気漫画家・藤本タツキが原作らしい。
どちらも知らないが、「ルックバック」という作品の評判が非常にいいことは知っていた。
早く見たいなと思っていた。

予備知識なしで見はじめる。

小学4年生の藤野と、同し学校の不登校の京本。
漫画を描く女子2人の人生が描かれる。

藤野は不登校の京本を見下していた。
しかし京本の描く絵は上手く他の生徒からも称賛された。
逆に藤野の絵は普通だと言われてしまう。

藤野は悔しくて、絵の本格的な練習を開始。
努力を重ねた。

それでも、京本の画力には届かず、
3年生の時から続けたマンガの連載も6年生の途中で辞めてしまった。

教師から京本に卒業証書を届けるよう頼まれた藤野は、
この日初めて彼女と対面した

藤野は京本から「藤野のファンだ」と告げられた。
それが2人の転機だった。

再び漫画を描き始めた藤野は京本に漫画のネームを読んでもらうようになり、
京本が作画に加わり、2人は藤野キョウという名前で漫画賞の受賞を目指した漫画の創作を始めた。

13歳で応募した作品が準入選となり、
17歳までに7本の読み切りを掲載。

アマチュアの漫画家として成功を収める2人だったが、
高校卒業に際して2人の進路は分かれた。

京本は美術大学へ進学し、藤野は漫画雑誌での連載を開始してプロの漫画家になった。

ここで2人のコンビは解消となった。

一人になった藤野は順調に連載を続け、
藤野の漫画は既刊11巻でアニメ化するまでになる。
そんな藤野に衝撃的なニュースが飛び込んできた。

わずか58分の作品だが、
大きく心を揺さぶられた。

河合優実が主人公の声を演じていたことは、
終劇後のクレジットで知った。

藤本タツキという才能に触れる機会に恵まれたことは自分にとっては幸運だったと思う。

満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

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ドン・チャック

2.5被害者サイドの反撃の狼煙である

2024年11月11日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

恐れず単刀直入に評価するなら、内容としての新しさは存在してないアニメである。
この手のストーリーはエンタメ界のみならず何処の世界にもゴロゴロとしているからだ。
それは作品としてもリアルとしても何方でも存在する話で特段の感動なんてのは無い。

が、この映画はタイミングだけを狙っていた。

2019年7月18日、京都アニメーション放火殺人事件。第1スタジオに男が侵入しガソリンを撒いて放火したことで多くの死傷者を出した。

当然、事件以前に上映しても意味が無い普通のお涙頂戴アニメだし、事件以降も時期によっては押し付けがましくなり印象が強過ぎる向きにもなり兼ねない。
この事件の裁判は京都地方裁判所で開かれ死刑判決が言い渡されましたが、控訴しています。
2審の裁判は大阪高等裁判所で開かれます。

一応の決着として死刑が言い渡され、おそらく2審でも覆る事は難しいと思われる京アニ事件、多くの日本人がどんな大事件でも毎度の如く忘れてゆく中で、今しか無かったのよこのアニメは。

この映画はアニメ界からの答えでもあり、文芸界からの答えなのだよ。
『全ての暴力に於いて絶対屈しない!』
画面からマ王はそう受け取りました。

忘れる事は無い事にするのとは違う。
想いを内に残したまま、我武者羅に前へと前のめりに生きなくてはならん人生の苦しさや辛さ。
忘れる事とは、何でこんなに頑張ってんだろ、と疑問を持った時に思い起こす起爆剤なワケで使い方を誤れば毒薬にも匹敵してしまう←マ王のように夢半ばにして倒れてしまうから恐ろしい

京アニ事件の被告は多くの人間にこの毒薬を持たせてしまった責任を感じなくてはならない。
もう普通の人生なんて歩めやしないのさ。
被害者の普通を破壊した行為は何かしらの代償を伴うのを充分理解した上で今後の裁判に臨んでほしい。

んで日本人だけでなく世界規模でも、この事件に限らずどんな事件や戦争において「忘れる事」を余儀なくされる行為を他人にしてはアカンのよね。
怒りが爆発する寸前に0.1秒くらいでも逆の立場になって考えられたら、どんな悪行でも抑えられるハズだとマ王は思うんだけど。

映画館での鑑賞オススメ度★★☆☆☆
オンデマンドでの鑑賞オススメ度★★★★★
短い時間の作品だからこそ伝えられる内容度★★★★★

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マ王

4.04コマ漫画

2024年11月11日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

怖い

主人公(声:河合優実)は漫画が上手で小学校の新聞に4コマ漫画を連載していた。
小学4年のとき、引きこもりの子(声:吉田美月喜)の漫画を見て、あまりの上手さに一念発起する。
二人は親友となり、漫画コンテストに応募・・・。
なんとも言えない余韻を残し、お見事の一言に尽きる。

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いやよセブン