ルックバック(2024)のレビュー・感想・評価
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気になるなら絶対に見てください!その先にどう生きるか?
まずは気になっているならすぐに見に行きましょう!
料金は1700円と少し高く感じると思います、ですがそんな事どうでもいいと思えるほどの体験ができるはずです。
私はルックバックの前情報を全く知りませんでした、チェーンソーマンのタツキ先生の読み切りという情報くらいで何やら絵を描くのが好きな子供たちのお話かな〜くらいの想像をしていました。
ネタバレせず書くのはおそらく無理ですので、その先はご自分で確かめてください…少しだけ自分が感じた感情を描いてゆくと、こんな感じです
恐らくこの物語は大人になればなるほど共感できてしまう内容になっています、絵を描く、なんの為に、あのときどうしていたら、今何をするべきか
見た方に、これだけの感情を感じさせてくれるタツキ先生の才能に驚かされるし、漫画や絵を描く方なら嫉妬もあるでしょう
絵を描くだけじゃなく何かをするという事に対し、必ず自分より上の技術や才能を持った方に触れた時のエグい感情に溢れていきます
そしてその後の選択の先に後悔をする彼女に共感せずにはいられないはずです、自分は久しぶりに映画館で泣いてしまいました…
先ほど書いた大人であればあるほどこれを感じず生きるのは不可能であり、後悔だけでなくその先にあるものを見なくてはいけないという現実にどう対峙していくのかを見なくてはいけません
絵をあまり描かない自分には、今の自分の状況に釘を差された気分も少しあります
映画館に行ったあとにパチ屋か遊びに行こうと考えていた自分をぶん殴って今やるべき事があるやろ、と再認識させられました
最後に色々な映画を見ますが、楽しい、悲しい、嬉しい、泣ける、とにかく様々なジャンルがあると思います
この中でも、この先の未来に後悔しないために何かをしなければならないと思わされる映画はあまり会う機会はないと思っています
このルックバックは間違いなくそうゆう自分の人生に影響を与えてくれる素晴らしい映画だと思いました
もしかしたらここまで考えてる自分はお門違いの意見かもしれません、本当に絵を描く方たち向けの作品なのかもしれません
ですが私にはこれほどの気持ちと影響を与えてくれました、本当に見に行って良かったと思える作品でした
もし共感してもらえるならいいね、お前の意見は全然違うようでしたらコメントいただければと思います
レビュー見ていただきありがとうございました
中学生の頃を思い出す
原作読んだときにすごく感動したので、映画化の話を聞いたときに絶対に見に行こうと思ってました。
友達と二人で漫画作るのが良いんですよね。
中学生の頃、漫画好きな友達何人かで集まってみんなで書いたりしたのを思い出します。その時はそれぞれが書いてたし、ちゃんと形になった物なんて無いから、この話とは全然違うんですけどね。
やっぱり、上手い、下手があってあいつより上手く書きたいとか、あいつに追いつきたいとか有りましたね。
読み切り作品の映画化なので、コンパクトな上映時間ですが、ほぼ原作通りで上手く映像化していたと思います。
映画化の話聞いてから、映画が楽しみで読み返していないので細かいところはうろ覚えですが。
声優も本職ではない俳優の方ですが、違和感なかったですね。
何度も見直したい映画です
3時間を超える映画を「長さを感じさせず、あっという間」との誉め言葉がありますが、この作品は「58分という短編なのに3時間映画をみたような満足感」でした。
遠くに山々が見える風景、マンションから見える時間と共に変わっていく空の色、どれをとっても美しく、どんなに人生が変わっていっても世界は回っているんだと語っているかのようでした。
何故、没頭するのか?
何故、没頭するのかに明瞭な答えを与えてくれた本作。観に行った後、何かを頑張りたくなる勇気を与えてくれる作品であった。
没頭を通じて心の深い部分で通じ合う。生きる意味ですらある幸福を見事に表現していた。
また、時間の経過とそれに付随した心情変化を四季の移り変わりや空の色、鳥の群れなど様々な情景で表現する豊かさに圧倒。
一つ注目をつけるなら、葬式後?主人公が京本の部屋前で「京本、死んだの私のせいだ」と言うが、主人公や性格的にこのようなわかりやすく感情を言葉にするだろうか。その部分だけわかりやすさを先行させた気がして醒めた。
5.0 人生観を変えられる名作、宝物のような映画
4.5 何十回と見返したい傑作、何年経っても思い出せるほどの感銘を受けた映画
4.0 複数回見返したい秀作、自信を持ってお勧めできる映画
3.5 見返すほどではないがとても面白い良作、観る価値がある映画
3.0 所々ツッコミどころはあるが面白い佳作、観ても時間の無駄にはならない映画
2.5 全体として面白くはないが最後まで観れる凡作、暇であれば観る価値のある映画
2.0 頑張ってなんとか最後まで観れる駄作、観ても時間の無駄となる映画
1.5 寝てしまうほどつまらない愚作、作り手を軽蔑する映画
1.0 論外、話すに値しない映画
衝撃だった。2人の出会い方と、美大を目指したい気持ち。出会ったから...
原作の空気感が損なわれず、 素晴らしかった、息吹が吹き込まれていた...
藤野も京本も選択は間違えていない
アニメを観る機会は少ないが、うちの娘が一足先に観ており超絶賛してるし、キネノートの最新ランキングはダントツの1位。これは何かあるな、と思い観にきました。
わずか58分の中編にもかかわらず、私の中に感動の嵐が押し寄せてきて、結果、今年のNo.1の邦画に推すことにしました!
藤野と京本は学校新聞の4コマ漫画が縁で友だちになり、小学校卒業から高校まで漫画の共同作業を寝食を忘れるほど一生懸命に取り組み、遂に世の中に認められる。最初にもらった賞金を使い(結局5000円だけだった)普通の女子高生のように街に繰り出し遊んでるシーン。京本が美大に行きたいと藤野に懇願するシーン。何もかも打ち砕く大事件(明らかに京アニ事件を彷彿させる)。そして、藤野が京本を引き篭もりから抜け出させたことへの後悔とタイムパラドックスのような「もしも」の話、。
「藤野キョウ」これからもずっと漫画を描き続けてくれるよね、。
大丈夫だよ。京本もずっと見守ってくれるからね、。
面白いが、、、評価されすぎな気も…
2度目の鑑賞
美大に行ってたからか
小学生が描くマンガって、なんであんなに目がデカいのか…!幼い頃の自分と藤野が重なるし、自信満々だったところも重なって、山形の狭いコミュニティで親友を見つけられた幸運からの若いが故のお互いの人生の岐路の枝分かれ、不運な事件による藤野の後悔。
卒業式に藤野が京本を部屋から出しても出さなくても、2人は巡りあって、一緒に漫画を描いたんだろうね。
美術科の高校、美大受験の画塾の先生、ぜーーーーいんから「とにかく描け!!」って言われてたのでド頭でギュッと学生時代に連れ戻された。
周りは泣いたって言う人多かったけど、全然泣くタイミングない。美大生でクリエイターにならなかった人間はみんなギュッとなってしまうと思う。
この気持ちは、ハヤカワ五味さんがXで言語化してくれてた。
やっぱ天才!
まったく幼稚じゃない、大人向け
原作への敬意が生んだ珠玉のアニメーション化
アニメーションが「映画」として評価されるようになったのは、宮崎駿氏の功績のひとつだろう。
その後も様々な優れたアニメーション作品が生み出されてきたが、『ルックバック』は、アニメーション映画の歴史に残る作品になるかもしれない。
私は原作を読んで既に感動していたので、アニメーション化されたものを観るべきかどうか迷っていたが、どうやら評判が良いようなので、おそるおそる、観に行ったのでした。
結果、想像以上に原作に忠実であり、しかも単に表面をなぞってアニメーション化したわけではなく、アニメーションだからこその表現方法で、原作の持つ空気感を増幅しているかのような、見事な作品に仕上がっていたのには、本当に驚きでした。
細かに描きこまれた背景、抑制された線、動きなど、実に丁寧に作られているのが分かる。原作に対する「敬意」が伝わるような気がしました。
特に、京本に褒められた藤野が、帰り道で踊り出す動きは、特に絶妙!そう、これこれ!漫画を読んだ時のイメージどおりの動きで、爽快でした。
そして、ラストで、藤野が、小学生の頃と同じように、机に向かって絵を描き続ける後ろ姿を映し出す。それは受け入れ難い困難な現実に立ち向かう姿であり、理不尽な世の中での「希望の光」だ。
このラストが本当に素晴らしい。藤本タツキ氏が紡いだこの光景を、しっかりとアニメーション化してくれた、押山監督に感謝したい。
映像と音楽に込められた「意味」の凄さ
映像の美麗さ、音楽の絶妙さに舌を巻く方も多そうな本作ですが、むしろ映像と音楽に込められた「意味」が圧巻で、巧妙さやリズムが心地良く、過不足の無さに感心してしまいました。
ストーリーラインの補強や心情描写が素晴らしく、オトナが観る作品として申し分無いです。Good!!
境遇への共感度が高い方は開始数分で涙したそうですが、さほどでは無い自分も後半は胸が痛く涙しちゃいました😢
チェーンソマン(まあまあ好き)の作者である藤本タツキの自叙伝風の作品とのことで、もじった主人公2人(藤野・京本)のマンガ人生を描写した作品なのですが、陳腐なストーリーラインになりそうで非凡な作品に仕上がったところに原作者と製作陣の有能さを感じます。
原作は結構前に読んでおり、頃良く忘れたぐらいに観れたため、新鮮に楽しめて良かったです。
私的には、藤本先生はショートの鬼才と感じているため、安心感を持って鑑賞に臨めました笑
藤本先生は映画を観て「自分の作品に対してここまで真摯に作ってもらえる事が人生でもうないのではないかと思い泣いてしまいました」と語っていたそうですが、
原作者良し(誠実さに感動)、興行良し(公開規模も拡大中)、観客良し(感動者多数)と、まるで企業の三方良し、みたいだなぁと思いました。。💦
強いて不満を挙げるとすると、通常料金2000円より安い1700円の特別興行枠だそうで、
一切の割引や株主優待が使えないみたいです。
自分は優待で見ようとしてエラーになったので、株主に優しくないって何やねん、と思いましたとさ。
私達はラストの風景を知っている
学級新聞の4コマ漫画を連載する藤野
彼女は自分が一番と信じて疑わないが、不登校の同級生 京本の圧倒的な画力の前に初めての挫折を知る
しかしそれは藤野と京本、二人で走り抜けるかけがえのない時間と、それぞれが立ち向かわなければならない離別の序章に過ぎなかった・・・
原作が話題になったとき存在だけ知って、結局未読のまま観賞したわけだけど。いやぁ〜良かった!
印象的な演出で問いかけられる
『なんで描いてるの?』というテーマ
その答えは頭で考えて色々出すこともできるけど、きっと本当の正解は誰にも言い表せないのだと思う
その昔、最初に歌ったり踊ったりし始めたどこかの誰かの気持ちを私達が正確に言い表せないように
それでも答えらしきものに近付こうと、今作は創作の輝く部分も苦しい部分も光も闇も描いていく
途中、ファンタジーな手法でifの世界が描かれる
しかし、それによって物語が改変されることはない
同じように映画も本も現実の苦痛や悩みを直接取り除いてはくれない
それでも私達は今作のラストのような風景があることを知っているはずだ
でも、だから、漫画を描き続ける
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