劇場公開日 2024年6月28日

ルックバックのレビュー・感想・評価

全610件中、121~140件目を表示

4.0没頭し継続できることが才能

2024年8月14日
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鑑賞方法:映画館

才能っていうものは、好きなことにどれだけの没頭できるか、そしてそれを続けることができるかだ。センスみたいなものもちろん必要だったりするが、センスがあっても続けられない人は開花させることができない。
序盤に藤野がひたすら描き続けるシーンを見てそんなことを思った本作。絵を描くということにおいて京本は藤野を上回る才能を持っていたという流れが好きだ。藤野と京本が惹かれ合い、ともに漫画を作る流れもいい。絵を描くことと漫画を描くのは別の才能ってことだ。
結構長いスパンの物語のはずなのに上映時間はとてもコンパクト。時間の流れを表現するのがとても巧みだった。短いシーンでも、2人がどれだけ協力し努力して漫画を描き上げていったのかがわかる。漫画家として成功し始める描写もいい。
とてもリアルな(作者の実体験がベースでもおかしくないような雰囲気)印象だったけど、終わり方はとてもマンガ的。でも、こんな展開にしないと悲しみを受け止め、前に進むことができないかもしれない。随分と油断していたがその悲しみにどっぷりと浸ってしまった。
とてもいい映画だったが、唯一受け入れがたかったのが藤野の性格。ちょいちょい挟まれる彼女の微妙にイヤーな発言に、ちょっぴりイラッとさせられた。これは相性みたいなものだから仕方ない。

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kenshuchu

3.5暴力描写が苦手・トラウマがある人は注意

2024年8月13日
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泣ける

難しい

わずかではあるが、某事件を彷彿とさせる描写があるので注意。

現実に対してフィクションとは、なぜ人は創作をせずにはいられないのか、創作に触れられずにはいられないのかということを考えさせる作品。

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ト

5.0漫画を好きな気持ち

2024年8月13日
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泣ける

悲しい

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eigaaaaa32

4.5絵やアニメに関わらない人にも刺さる作品

2024年8月13日
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泣ける

悲しい

知的

自分はほぼアニメを見ないしましてや関係者でもありません。が、好きな事に夢中になれる事の素晴らしさに感動したし、そんな感覚が昔の自分にもあった事を思い出せました。
友人とのすれ違いも含めて、生きる事ってこういう事だよなと。辛い展開があるけれどもう一度観ようと思います。

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bluered19

4.0いいよ、これ。凄い!

2024年8月13日
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鑑賞方法:映画館

をを。凄い。なんかすごい。濃密。

小学校の新聞の4コマ漫画で知り合った、主人公と隣のクラスの不登校生のマンガにかける青春時代の話。

終わってみての感想だけど、「描く」。この一言に尽きる。
タイトルの「ルックアップ」は振り返り、昔を思い返す、か。

絵とセリフで紡ぎ出される感情。とくに前半、自分より絵がうまい同級生がいると知った時の衝撃。その子から「先生のマンガが大好きです」と言われた帰り道。田んぼのあぜ道でのスキップ。後者は、ほぼアニメーションだけで伝えてくる心の動き。ここだけでもみんなに観てほしい。すごいよ。

音楽なしの進行。まさに漫画。それだけにエンディングの音楽は、最高。
「賛美歌ってこんな風に生まれてきたのかも」とすら考えた。

とにかく素敵な映画。ぜひ皆さんにも1700円払ってみて欲しい。価値ある58分になると思います。
(いつもシニア料金1300円の俺は一律1700円って高いな、と思ったけど、多くの人は安く観られるってことね。それは素晴しい。俺も喜んで払うよ)

劇中の主人公のセリフ 「漫画大変だよ。書いてもちっとも進まないし。読むだけがオススメ」
この作者の逆説的な言葉。おそらく限りなく本心に近いのだろう。でも離れられないこの世界。こうして俺をまたひとつ感動させてくれるのだから。自分が作ったもので人を感動させられる。そこから離れられないのもわかるし、離れてほしくない。すべての漫画に、あらためて尊敬を。

おまけ1
終盤の「こうだったら…」部分のオチが、京本が描いた四コマ漫画っていうのは、めちゃくちゃ決まってますよね!マンガ家って、ホント、すごい!!!!!

おまけ2
Tジョイ横浜、ちゃんと混んでたので最前列へ。俺は最前列はけっこう好き。ただしこの劇場、スクリーン高いのにけっこう前まで席あるなあ。
実際坐ってみたら、最前列、さすがにきついって。天井を見るかのようにのけぞって観た。プラネタリウムみたいだ。
それはそれでなんだか不思議な体験だったので楽しかったけれど、かつTジョイ横浜は席も広く素晴らしい映画館なので文句を言いたくはないが、もしも修正する機会があったら、スクリーン9の最前列1列は減らすべきです。

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CB

3.5観て良かったと思える、劇場用アニメーションの傑作

2024年8月13日
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絵(画)がすごく好みなのと、河合優実さんと吉田美月喜さんがCVを演じる主人公二人の出す空気感がすごくいい、そして人が何気にとる仕草や姿勢がとても自然に描かれていて素晴らしい映像美が堪能できます

どんな世界でも上手くなるにはトレーニングとそのたゆまぬ努力が全て
本作では絵が上手くなる為に、描いて描いて描きまくる
その時の移り変わりを主人公の背中を映しながら背景が変わっていき表現するところや主人公たちの寝ても覚めても描き続ける様子を映像だけで語るところなどの演出が秀逸で素晴らしい

後半は某アニメスタジオの悲劇を彷彿とさせる展開で何とも切ない気持ちになりますが、それを吹き飛ばすほどのIfの世界線が圧巻

この内容をたったの58分で収める押山清高監督の手腕に圧倒されっぱなしの近年稀に見る傑作です

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Jett

3.0私には良さが判らなかった

2024年8月10日
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鑑賞方法:映画館

良い作品だとは思います。が、他のレビューなどで多く絶賛されていますが、私には普通に良かったって程度です。
劇場鑑賞では割引対象から外れてますし、上映時間も短いし、値段相応以下、サブスク解禁待って自宅視聴でよかったかなと。

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茶々の尻尾

4.0認められる喜び、求められる嬉しさ

2024年8月10日
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泣ける

幸せ

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くまくま

3.5秀作アニメ短編

2024年8月10日
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泣ける

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SpicaM

4.0振り返ってから前に進む

2024年8月9日
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泣ける

悲しい

難しい

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LS

5.0めっちゃ丁寧

2024年8月9日
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これを映像化するのは大変だったと思うし、ハードルもエグい高さだっただろうけど、本当に丁寧に作っていて感激

内容は言うまでもなく良い

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ボイス

4.0夢とは生きる理由

2024年8月9日
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泣ける

楽しい

いつか、私たちにも夢があったはず。卒業アルバムに書いた、もしくは書こうと考えた、ずっと昔の記憶があるはず。そんな幼い頃の輝きを思い出させてくれる作品です。

心理描写が丁寧なことも特徴で、気が弱く人と話すことが苦手な京本と調子に乗りやすく気が強い藤野との対比が丁寧に描かれています。
クラスメイト、親、祖母、先生全てに絵を褒められてきた藤野が、自分より上手な京本の絵を見て初めての挫折をして、たくさんのスケッチブックが積み重なっていくシーンが印象的でした。
夢というのは、圧倒的な努力量と才能を掛け合わせた上で成り立つものであり、才能に打ちのめされたと思っていたものが、実は努力量でも負けていたというのは、むしろ救いであるのではないかと考えました。

私には夢があります。きっと、みんなが持っていたような。だからこそ、才能なんて言葉で逃げてはいけない。みんなで夢を追いかけましょう。いくつになっても変わらない夢を。

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宮野凛

5.0土砂降りの嬉し涙

2024年8月9日
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ちゃーはん

4.0大満足!

2024年8月9日
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泣ける

楽しい

単純

話題の映画だったので観てびっくり!
展開が早く1時間映画とは思えないボリューム感でした。
内容は漫画家青春群像劇でしたが、それだけでは収まらない視聴者の胸をぐっとつかんでやまない魅力がありました。
ストーリーも素晴らしいけど、アニメーション化した監督さんの力量も素晴らしい。
いろんな角度の画角で情景を表現してるのが素晴らしかった。
私が知る中で原作を損なわずアニメ化できた最高傑作の映画でした。

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mint

4.5(≧∇≦)素晴らしい映画。

2024年8月8日
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泣ける

感動して泣くことができなかった。おかしな物言いだ。
最後まで目に焼き付けようとしたのだろうか。こういう焼きつく映画、アニメ出会えて本当に良かったと思う。またこういう映画を見ると帰り道にワナワナしてしまい、2〜3日調子が悪くなる。
今までの人生振り返りお恥ずかしい人生を過ごしてきた小生にとってはとてもキツイ。
こんなにまで大切な友。私にはいませんよ。

あああああ、ワナワナする。

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おにっち弐号

4.0なぜ描くのか

2024年8月8日
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大変な話題作だった原作は未読のまま鑑賞。
原作の発表当時は読まなきゃと思っているうちにSNSに次々と感想が流れてくるような状況で、あの感想はここのことを言っていたのか〜などと答え合わせのように見ました。
何もかもものすごく動く、というわけではなく、動くべきタイミングで動くべき場所がエモーショナルにものすごく動くアニメが心地よく、引き込まれました。藤野や京本が青春の時間の大半を注ぎ込んで向き合った絵というもので、またこの映画の世界も作り上げられているのだという構造だけですでに強い感慨を覚えます。
絵を描いて人に評価されることを知ってしまったがために、喜びにも苦しみにも溢れた世界に飛び込んでいく二人の姿の向こうに、この映画に関わるすべての人の苦労も透けて見える気がしました。
ところでSNSの感想で一番印象に残っていたのは、実在の事件を連想させる出来事が作中で起こることに対する評価や批判です。それに関しては、この時代の一作家のあの出来事に対するレスポンスとして、タイミングはどうあれこのような作品が発表されたことはとても価値があるのではないかと思いました。そのレスポンスの内容については、考察の余地がかなりあって、今もその意味を考えている最中です。

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はろ

4.5振り返ってもいつか

2024年8月8日
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berkeley

4.0演出が惜しい

2024年8月8日
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なお

4.5漫画読んだからいいや←バカ

2024年8月8日
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絵を描かずにはいられないけど常に嫉妬や羨望、なんか...なんか上手くいかない!!にまみれて挫けそうになる時もあるけど、でもやっぱり好きだから描かずにはいられない で、やっぱりやめとけば良かったなあと思ったらもするけど好きなので描く
そういう屈折した心情が手触り感があり、かつ動きや表情がやけにリアルなアニメーションで表現されていて、それがこの映画がそうした人間に作られているんだろうなあという説得力も相まって泣けるんだなこれが

これはアートである ただの劇場版ではない
漫画読んだから見なくていい訳がない

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Non

4.0誰かの背中を追い やがて誰かの光になる

2024年8月7日
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心に輝き続ける星の
ひとつひとつに向けて
敬意を込めたレクイエムは
情熱と魂をこめたその日々が
自分や誰かの人生に聞こえ続ける
応援歌にもなることを
教えてくれてる

自分の場所で前をみすえ続ける姿は
逞しく美しく清々しい

連日のオリンピック競技の様子とも重なり
その精神と才能とたゆまぬ努力をおもい
温かい拍手を送りたい作品だった

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hum