ルックバックのレビュー・感想・評価
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誰もが誰かのかけがえのない大切な人
事前情報はあまり知らず、話題になっていた映画がアマプラで配信してるな〜と軽い気持ちで鑑賞。
これ、映画館で観てたら大変なことになってただろうな。あのひどい事件が絡むとは予想していなかったので、とても胸が苦しくなった。
序盤のちやほやされた小学3年の藤野が、自分よりすごい人に出会い挫折し、全てを賭けて努力するも、まわりの価値観の変化などもあり、一度は手放すが、自分よりすごいと思っていた人に評価され認められたことが嬉しく、より一層励む、ふたりでただただ一心不乱に取り組む、青春期の真っ直ぐさに心打たれた。
その後、違う選択をする京本を受け入れられず、凶悪事件に巻き込まれてから自分が京本を外に出してしまったせいだと自責するシーンは本当に心が苦しかった。間違いなく犯人だけが悪いのに自分を責めてしまうこと。大切なかけがえのない人が急にいなくなってしまうこと。
京アニの事件は当時もひどい事件だと思ったが、より被害者にクローズアップすると、あまりのやるせなさ絶望苦しさに嗚咽するほどだった。
誰もが誰かのかけがえのない大切な人、という当たり前だけどつい忘れがちになってしまうことに気付かされた。
藤野がまたペンを握り描き出す後ろ姿は、今まで以上の覚悟が伝わってきた。
友情と絆
こんな1時間あるかないかないかなのに、アニメーションもすごいし、不登校の子と、マンガに向き合う子の大人になってもどんなに悲惨なことが起きても無くならない友情はすごい アカデミー賞級やっぱ日本はアニメがすごいね
あの事件の事ですね😡つうか心にガツンと来たわ✊
ある意味テーマが重大で書きたい事が余りにもあり過ぎて自分みたいな人間には
簡単には感想なんて書けません🥺
自分の中で映画史上一番感想が直ぐに出てこない内容です🥹
頭の中で色々落ちついたら書くかもです(今は見終わったばかりだから整理がつかなくて書けないです✏️🗒️❌)
女子版、藤子不二雄物語。 そしてみんな大好き、考察系(笑) 没頭す...
女子版、藤子不二雄物語。
そしてみんな大好き、考察系(笑)
没頭することのできる人が羨ましい。元来、飽き性で怠け者の私には無理。漫画、アニメは読むこと、見ることに頑張ります。
ちょっと苦手な絵系だった。
それでも人生の扉を開けたのは藤野
うーん、殺さないで欲しかったなぁ~
確かに藤野が京本を外に出さなかったら、死んでいなかったかも知れないけど、あんなに充実した青春時代を過ごせなかったかもしれない。
思ってたような内容じゃなかったけど、藤野と京本の絆を感じてグッと来たシーンがあったので、悪くはなかった。
でも、殺さないで欲しかったなぁ~
凄いとは思ったけども
映画館で見ようと何度も思ったけど時間が短いのに1700円はちょっとなぁ、、と悩んでいたらアマプラで登場していたので本日家で鑑賞。
独特な演出でとても展開も早くて凄いとは思った。
ただ細かい部分を端折りすぎてなんだかいまいちグッと来なかった。藤野と京本がせっかく仲良くなったのにずっと藤野は上から目線なのがなんか好きになれなかった。
でも、わかる。自分より凄いって心の中では思っているからこそ優しくはなれないよね。そうゆう経験があったから良くわかる。
京本は藤野の為にも自分の為にもレベルを上げようと思って美大を受けようと決心したのもわかる。
ただ時間が短かかったのか端折りすぎて頭の中が追いつけなかった。
あっけなく京本は亡くなって藤野もずっと連絡取ってなかったけど急に電話かけたのも
あれ?いつの間に仲良くなってたんだろ?とか考えてしまった。
でもわかるよ。京アニの事件をそのままリアルに再現してるんだよね。
何気ない毎日を過ごして絵を描いて仕事していたら訳のわからない犯人が沢山の人を殺してその犯人は濃厚と生きている。
許せないよね。
自分がその関係者や親族や友人だったらぜったいに許さない。
なんで私が2.5に評価してしまったか、、、、、、
心が揺るがなかった。
なぜだろう。
きっと
私も過去に同じ様な経験をした事があってそれを思い出したからこそ悔しくて点数をつけられないのかもしれない。
僻んでいる自分がいるからだと思う。
私はそれから何もやり遂げる自信がなくなっている。
広く浅く生きている。
シリアスな漫画家を目指す人々を描く
失礼ながら、Prime Video での鑑賞。映画館で上映中のとき、行こうとも思って候補に上げていた。
投稿を鑑賞後見たけど反響がいつもの私の鑑賞している映画より、ずっと多い。チェンソーマンの原作者が作者だからだろうか?
四コマ漫画からはじまり四コマ漫画で終わる王道映画だ。
夭逝してしまうというのはどうかと。
四コマ漫画はそのための伏線?
泣くほどのことはないかと。
同系列でかくしごとという深夜アニメがあったけどそっちの方はギャグ漫画でその印象から、お涙頂戴はいかがなものかと。
成功しろとまでは言わないが、夭逝はちょっと悲しい。
死んだらなんでも終わりだもん。
工夫して欲しかった。
ちょうど1時間くらいは動けなくなる
適当にアマプラで見つけたアニメ映画でしたが、とんでもなく感情揺さぶられました。
褒められたらすぐに調子乗ったことを口走る藤野、分かりやすくてかわいい。
同級生のことを先生とかつけてガチ尊敬してる京本、かわいい。
2人の出身は山形だけど京本は極度の人見知り+訛りが他に比べると強いから引きこもってたのかなーとか思いました。
一緒に漫画を描き始めてから藤野に引っ張られつつ、世界が広がっていた京本。結構序盤からこの2人がいずれ別の道を行くんだろうということは分かってた。けど、最終的にパワーアップして最強の2人になる!みたいなエンディング期待したかった、。
終盤に出てきた4コマの想像の世界で、藤野が飛び蹴りした時「え〜よかった〜」とか声出たのに。
やっぱり現実じゃないんだって引き戻された時の悲しさと、京本を思って泣く藤野の気持ちが刺さります。
本当は知らない男に襲われて怖かったよね、自分の知らないことで責められながら何度も刺されて声も出なかったのかもしれない。4コマ漫画をみて自分がこんなふうに助けに行ってあげられたらいいのにとか。画面上で見てるだけなのに勝手に共感してました。
京本の部屋に入ってみると、漫画の出費が今まで藤野の部屋だったから気づかなかったのか。これまでの2人の関係を大切にし、藤野を応援しながら糧にしている京本の生前の姿が浮かぶ。ここで「悲しんでる場合じゃない、漫画描かないと。」って。
なんとなく今まで自分のために漫画を描いてそうな感じった藤野が京本のためにも、、な流れになるところも青春ものとしての主人の成長が伺える作品でした。
想像の世界と現実に引っ張られながら、最終的に地に足ついた感じです。
晴れやかなハッピーエンドではありませんが1時間ほどで見れるので中弛みもなく楽しめます。映像や登場人物の表情にも引き込まれる作品でした。
面白いので見始めると約1時間くらいはその場を動けなくなりますが、家で見るにはちょうどいい長さです。
真っ直ぐな情熱
こんなに真っ直ぐな情熱があるんだろうか。誰も周りが見えないくらい夢中になれたことが一度くらいあったかな。
嫉妬、憧れ、友情、同志、ライバル心、織り混ざって藤野キョウは始まって、でも終わらない。
好きなことに真っ直ぐ、自分でいいじゃないか!ルックバック気付いて!
前を向いて歩んでいこう
原作読破済みでこの作品は上手くまとまるのかな?声優さん大丈夫なのかな?と公開前は不安ばかりであった。
私は藤本タツキ先生のファンであり、チェンソーマンのアニメの出来にがっかりしていたからである。
だが、そのような心配は杞憂に終わった。
一つ一つのシーン細部にこだわりがありメッセージ性があり、印象深く脳裏に焼きつき、思い返しても涙が溢れてくる。
余談だがワンシーンにエマニエル坊やのコラの藤野がいて笑った。
また、声優さんもバッチリこれだ!という感じだった。小学生の頃の自分が秀でているんだ!とちょっと生意気盛りな少女の藤野と、引きこもりで誰とも話してなさそうな滑舌の悪さの東北弁の京本。
物語の行く末を知っているせいで最初の藤野が漫画を描くところから目頭が熱くて堪らなかった。
藤野と京本が絵を通じて出会い、お互いを尊敬し合い高めあい、協力して一つのことに魂を打ち込む。なんて尊いんだろう。
引きこもりだった京本に藤野が明るくて楽しい世界に引っ張っていき、京本が目を輝かせて喜ぶ様子がなんとも可愛らしい。ちょっとずつ喋るのも滑らかになってきた。
別々の道に歩んだとしても京本は藤野の1番のファンであった。それが、京本のなくなった後に初めて分かるのが辛すぎる。藤野の同じ作品を幾つも買い、読者アンケートを熱心に出していた痕跡が見られる。小学校の頃の学年通信も丁寧にスクラップしていたり、窓に貼っていたりと一番近くで見守り応援してくれていたのだと。
終盤では、バッドエンドとハッピーエンド、どちらも見せてくれる。創作って素晴らしいんだなと強く感じるシーン。
たとえどんな辛いことが起きたとしても、強く前を向いて歩んでいかなければ。
最後に映る藤野が独りで机に向かう背中がすごく切ない。
一時間もない中ですごく感情が揺さぶられた作品だった。
映像、演出、声優は5
絵だけでもずっと見ていられると思うほど、映像は美しいです。
テンポの良い展開や多彩な絵柄を駆使したアニメ表現も面白いです。
主人公の2人の声優は俳優ですが、アニメ声優とは違った独特の魅力があります。特に河合さんは、小学生から大人になるまでの成長の過程で、声質や喋り方を少しづつ変えていて、この人はホントに天才なんではないかと思うほどです。
でも、ストーリーがうーん‥ある事件を簡単に想起させるような設定が、安易すぎます。これだけでマイナス1.5です。
原作読んだ時とは少し違う気持ち
原作読んだ時は事件から近かったせいか理不尽に亡くなってしまった事実が辛くて悲しい気持ちばかりで映画なんてとても見る気持ちにならなかったけど、やっと見て、2人がお互いを理解して尊敬して支え合ってた姿がきれいで、そっちに感動して涙が出た
京本は裸足で飛び出してくる
藤本タツキ氏の同名原作漫画がよくできているため
アニメ映画版「ルックバック」はその原作を
絵コンテとしてそのまま使用して描いたように見える
しかし原作漫画にはない演出が映画版には随所にあり
私が一番感動したシーンは、初めて京本が藤野に会う
シーンである
漫画では京本はサンダルを履いて藤野を追いかけるのだが
映画では京本は裸足のまま飛び出してくるのだ
この演出の違いが、映画版の素晴らしいところである
また藤野に手を引かれていく京本の手が
だんだんと藤野の手から離れていく様は
その後の藤野と京本の関係性を見事に映像として
表現している
最近の日本のアニメは心の動きや感情、動作までも
漫画のセリフのように「言葉」で表現するものが多く
幼稚園児や小学生を対象にしているのか?と
その表現の幼稚さに呆れ果てていた
漫画やアニメなら「言葉」や「セリフ」ではなく
「画」で表現すべきだと思っていたところ
今回の映画版「ルックバック」の演出方法をみて
「画」や「映像」で、登場人物の「心」の動きを
見事に表現していて、当たり前ながら驚いた
私は原作漫画を読まずに映画版を先に観たので
その感動や驚きは言葉に言い表せないくらいだった
おそらく、原作を先に観てしまっていたら
こんなに感動することはなかったのだろうと思う
それは映画版は
ほとんど原作漫画そのまんまであるからだ
本当は5点満点をつけたいところだが
個人的にどうしても納得いかないシーンが
一つだけある
それはラスト近くのシーンで
藤野が京本の部屋で、自作の「シャークキック」
第11巻のラストを見ながら泣いているシーンである
このシーンは、原作漫画、劇場で限定配布された
オリジナルストーリーボードでも確認したが
漫画のタイトルは異なっていたものの
(ネームの段階では「ラックラット」とある)
藤野が泣いているのは自分で描いた漫画を
読みながら京本との思い出を振り返る
(ルックバック)しているのである
このシーンは藤野が再び、京本のためにも
漫画を描き続けようと思わせる意図を
表現するため「シャークキック」11巻の
ラストで涙するような仕掛けなのだろうが
藤野が京本との思い出を振り返りながら
涙するのであれば、藤野と京本がまだ
合作をした作品を読みながら涙する方が
自然ではないだろうか?
このシーンは
個人的にとっても残念に思えて仕方がない
漫画、アニメ映画版ともに
その後、藤野が立ち上がり京本のはんてんに
書いた自分のサインを見つめるシーンがあるので
(映画版の方が、藤野は長くそれを見ている)
藤野の心に漫画を書き続けるという意思を
見出すことができるのだが
藤野が漫画を書き続ける理由それは
ライバルでもあり、尊敬もしている
京本に読ませたいためである
藤野と京本の二人の「漫画」を通じての
友情と切磋琢磨した日々を静止画ではなく
動くアニメでもっと見たかったというのが
本音ではあるが
近年稀に見る
「画」と「映像表現」で感動させてくれる
映画版「ルックバック」は地味な内容ながら
実写映画では表せないアニメーション映画だと思う
素晴らしい作品でした
原作盛り盛り
単行本一冊分、しかも薄めのページ数を映画化すれば、そりゃ上映時間短くなるし、原作にない演出を入れまくるよね。
まさか劇中の四コマ漫画を映像化するとは思わなかった。たった四コマから今の映像作ったのかと驚くし、声優はそこが1番豪華ですらある。
とまあ若干ネガティブ目に書いたが、総合的な満足度は非常に高い!
映画となると書き込みも半端じゃないし、音楽と映像が加わるとこんなにも感動的になるんだな。
見ながら飲んでたお酒の手が完全に止まった。
ストーリーは朧げながら覚えていたので、例のドアの隙間に滑り込むシーンの衝撃は、初見のそれとは大きな差があった。
それでもやっぱりすごく良かった。
背中
何かに打ち込む背中は美しい
藤野の虚栄心が結果的に自分の原動力になる感じは昔の自分を投影してしまった。
恥ずべきことなのかもしれないけど、社会ってそんなものの積み重ねなのかもしれない。
京本が報われて欲しいと思うけど、理不尽なことがあるのも人生だし、残った人間は残った人なりに生きていくしかない。できれば去った人の何かを引き継いで生きていく、去った人はきっと頑張っている人の背中を見ている
日本って不思議の国だわー。
ディズニーアニメはたいてい冒険もので、
マーベルは実写に転換しワンパターンのヒーローもの。
最近はポリコレを表現しないといけないみたいな風潮。
なのに日本は漫画を描くふたりの女子の物語をつくっている。
実写映画ではまだまだ遅れを取る日本だけど、
アニメの方は「すごいな」と単純に思う。
いい意味で描く世界やモチーフ、設定は何でもありだもんな。
追いかけるのか追いかけられるのか
運命的に、田舎で出会って戦友となった二人。
他愛もない言い争いで分かれたものの、道は別々になっても、どこかで元気にやってる、続けている、と信じていた存在、いわば魂の片割れのような人。
突然理不尽に奪われてしまって己の支えはどうなるのかと心配になってしまう。しかし、これまで歩んできた道が続けて先を照らすのには参った。
誰かの背中を追いかけてきたと思ったら、今度は自分が追いかけられる存在になっていた。じんさいではどちらかが歩みをやめてしまったり、なんならどちらも止まってしまうことの方が多い。この作品は理想的な関係の二人だった。だからこそ悲しい。
京アニ事件をどうしても思い出す。前を向いて奮闘していた人たちが理不尽に奪われてしまった。辛いし、悔しい。
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