劇場公開日 2024年6月28日

「テーマは無難、でも面白い」ルックバック たまさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5テーマは無難、でも面白い

2024年12月20日
スマートフォンから投稿

泣ける

映画を振り返ると、テーマは王道でそこまで斬新さはないものの、面白いと感じさせられる力強い映画でした。思えば、藤本タツキ先生が描いているチェンソーマンも、あらすじを人に話すと「普通にありきたりだけど、何が面白いの?」と言われてしまうような内容なのに、面白いなと。
そう感じさせるのは、藤本先生や映画スタッフが人を描くのが上手いからなんでしょうね。特に映画でみると、映像の映し方がとても上手だと感じました。また、藤野ちゃんの小学生時代の言動は妙に恥ずかしくなるぐらいリアルで、ここも凄かったです。
一方で、やっぱり無難といえば無難なので、藤本先生とアニメスタッフで次回作を作るなら更にいい作品を期待しちゃいますね。そもそも原作が読み切りだったので、仕方がないですが。

たま