劇場公開日 2024年6月28日

「表題の多様な意味と誰もが通る才能と足るを知る事」ルックバック サスペンス西島さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0表題の多様な意味と誰もが通る才能と足るを知る事

2024年7月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

2024年劇場鑑賞51本目 良作 63点

上映時間が58分と一般的な映画と比較して短い上に、鑑賞料金が年齢やサービスデイ等関係なく特別興行料金として一律1,700円という、思い切った売り出し方をし、いろいろな意味で2024年話題を産んだ作品

結論、普段サービスデイに年に100本以上鑑賞する身からすると、その料金と上映時間のダブルハンデを負った上に、個人的に世間の声ほどハマらなかったので、評価として香ばしい結末になった

内容としては、多感な幼少期から青年期になる間で感じる、才能と努力や他者と比べ感じる劣等感や高揚感、一人称で感じていたことも一面生に過ぎないこと、など簡単な言葉にしたら苦い青春ドラマである

表題の意味を詳しく調べてないし、おそらく考察した解答があるのだろうけど、大雑把に過去や追いかける背中という意味だとにわかに感じる

個人的には、同年日本公開のロボットドリームズの方が、全人類が感じる共通の経験を描いたアニメーションとして、過去の苦い経験や淡い心を洗い流してくれるような感動を感じたので、比較するのも野暮だが、こちらに軍配が上がる

配信されたし、また観ると印象変わるのかなぁ

サスペンス西島