「『ルックバック』の意味」ルックバック つーじさんの映画レビュー(感想・評価)
『ルックバック』の意味
バカよかった。漫画の雰囲気をそのままに、アニメでしかできない表現を足して、映画『ルックバック』にすることに成功していると思う。藤野の背中を見て家から出てきたところ、京本がいつの間にか自分で歩めるようになって藤野から自立するところ、ある事件のせいで藤野が自分を責めるところ、いつ助けられても京本は京本だったところ。全部泣けた。振り返ればいつだって京本がいて、藤野の背中を見守っている。「背中を見ている」京本と、「後ろを振り返る」藤野。ふたりの物語を『ルックバック』と一言で題してるタイトルが秀悦すぎ。
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