室町無頼のレビュー・感想・評価
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派手だが良作
長尾謙杜さんが素晴らしかった
無頼はどっち
善し悪し混合!けれど善し!
観終わった後に、実は長めの映画だったのだと気付く程、物語に集中し終始引き込まれていた。
若手俳優さんの演技の一部やBGMの必要性?など気になる点も多少あったりはしたが、総合的にはとても好きな映画だった!
修行も含め、アクションシーンは見応えがあり、きっと彼なら…と期待を抱きながらワクワクドキドキ…息をのみつつ主人公(準)の少年を見守る。
エンディングを視聴者の想像に委ねる作品も多いが、こちらの映画は割と最後まできちんと描かれていたので、知りたいことが知られてスッキリした気持ちで鑑賞し終えることができた。
不条理な世に抗い、自由を手に入れるためには民 自らが立ち上がるしか他ないと幕府へ一揆を仕掛けた勇気と希望の時代劇。
兵衛と道賢の信頼関係や友情をところどころ描きつつも、互いの立場や譲れない想い、信念において敵対し戦わなければならないというもどかしさややりきれなさも同時に表現してくれていたので、自然と感情移入しやすかった。
歴史好きの友人に早速勧めた。笑
もう一回くらい劇場で観てもいいかなぁ〜。
殺陣に迫力。アクションシーンは見所。
室町時代設定の難しさ。
ここ一番のBGMがウ、ウスイ〜〜
宣伝にある様に
歴史書にたった一度だけ名前が出てきた蓮田兵衛の
大規模一揆のストーリーを思いっきり膨らませた
なかなかに興味深い原作の映画化。
作品の内容はものすごく宣伝されているので
じっくりそちらを観て貰った方が良いでしょうが
室町時代と言う時代設定が面白い。
所謂(いわゆる)、戦国時代より前で
アニメの一休さんの時代から80年〜100年くらい後の感じかしら?
この世が乱れて、もうすぐ応仁の乱が始まると言う頃。
あまり馴染みの無い時代なので、宣伝は難しい反面
馴染みが無いからこそ何とでもできる!と言う利点を
最大限に生かして、色々な活劇映画の面白いところ繋いだような
なかなかにド派手な活劇になってます。
ぜひ映画館で迫力を味わって観てください。
で、月に8回ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては
楽しい映画ですが、中盤ちょっとテンポが悪くなるとこが惜しい。
兵衛(ひょうえ)に拾われた才蔵が
まるで、ジャッキー・チェンの初期作品のような
師匠からスパルタ修行を課せられるあたりは楽しいのだけど
修行を終えて兵衛と共に、村を訪ねるあたりから
なんか、テンポが緩くなって勿体無いな〜〜
それと、何と言ってもクラマックスのBGMがウスイ!
マカロニウエスタンの要素を盛り込んだ曲そのものは
それも一つの表現なので、いいとして
画面では百人にもなろうかと言う人数が大乱闘中なのに
曲の圧が、何だか「必殺仕事人」レベルなのが気になった
「必殺仕事人」は闇に紛れて、1人が1人を暗殺する話なので、
圧の強いド派手な大オーケストラ!的なBGMは場違いだけど
「室町無頼」は逆で、画面では百人以上が乱闘しているのに
曲の音圧がギターベースの5〜6人のバンドレベルで
どうにも音圧が薄っぺら〜〜〜い。
マカロニウエスタン調の曲で攻めるのなら
せめて「ドクターX」の主題曲の様な
弦楽器の下支えの効いた音の層の厚い曲にして欲しかったな〜〜。
なんかそこで、拍子抜けしてしまった。
私的にはちょっと物足りな〜〜〜い。
タイトルなし(ネタバレ)
室町時代(15世紀)中期、大飢饉と疫病が国を覆っている。
京の洛外、加茂川の畔では、毎日のように大量の死体が焼かれている。
が、洛中では民のことなどお構いなしの生活。
比叡の僧たちは民々に高利貸しをし、返せないとなれば、人身売買や奴隷労働が常だった。
そんな中、河内の郷では一揆の支度が進められていると知った洛中洛外警備の長・骨皮道賢(堤真一)は、無頼の武芸者・蓮田兵衛(大泉洋)に一揆の阻止を請け負わせる。
蓮田は、骨皮から受け取った銭を郷の者たちに渡すとともに、いまは時期ではないと諭して、一揆を未然に防ぐ・・・
といったところからはじまる物語。
史実として、一揆があり、一揆勢の大将は蓮田兵衛との名があるのみ。
ストーリーはフィクション、とみるのが正解だろう。
大飢饉と疫病に覆われた民草の凄まじい状況が描かれる冒頭から、あっと言わされる。
セットや美術が素晴らしい。
また、主人公がなかなか登場しないあたりもいい。
劇伴はマカロニウエスタンか「必殺」シリーズのそれで、このあたりも含めて、東映時代劇のごった煮感がある。
ごった煮感はその他、主人公の弟子となる「蛙」と呼ばれる若者(長尾謙杜)を準主役にして、彼が六尺棒使いの武芸者になるまでのサイドストーリーを盛り込む。
若者を実際に指導するのは、正体不明の老人(柄本明)であり、老人の補助にふたりの朝鮮渡来の武芸者男女を配している。
このあたりは、かつて東映が本邦へ紹介したジャッキー・チェンの「○○拳」シリーズのよう(女武芸者は志穂美悦子ね)。
クライマックスは、主人公率いる一揆勢と骨皮率いる警護勢との衝突。
東映お得意の集団抗争へとなだれ込む。
一揆以降もアクションシーンが続くのだが、そこはちょっと長いなぁと感じる。
ひとつ前ぐらいで終わらせて「続編に期待!」の手もあったようにも思えた。
主人公・蓮田兵衛は大泉洋の個性も活かされ、魅力あり(『探偵はBARにいる』シリーズとあわせて、大泉洋と東映の組み合わせは良い感じ)。
骨皮道賢演じる堤真一も悪くない。
「蛙」演じる長尾謙杜は、アイドルグループの一員ということだが、顔つきがアイドルっぽくないあたりはいい。が、やはり、ここは若い頃の真田広之レベルがほしかったかなぁ。
その他、前野朋哉や芹澤興人など、一揆勢の面々の面構えや好し。
お、続編は無理でも前日譚なら作れるね。
『蓮田登場』だね。
堤真一と大泉洋の演技がいい けど正直それぐらいしか褒めるところがな...
室町ウェスタン
室町時代中期8代将軍足利義政の治世、飢饉と疫病により京には貧民があふれ、鴨川には死体が山と積まれていた。
この状況にあっても室町幕府と諸大名は自らの利益ばかりを考え、困窮した民を土倉(金貸し)が更に追い込んでいった。借金を返せない貧しい民は種もみを奪われ、妻子を売られ、奴隷のような労働を強いられていた。
民衆の不満は日に日に増していき、各地で一揆の機運が高まっていた――
「無頼」として自由に自らの道を生きる蓮田兵衛はさながら西部劇のアウトロー。
腐敗しきった世の中で権力を恐れず、民と交流し彼らの暮らしを守る用心棒。
だが、彼が守る村も襲われ民衆に乞われついに室町幕府に対し一揆を企てる。
寛正の土一揆のリーダーという記述が残るのみの蓮田兵衛という人物を中心に腐敗した時代に己が信じた道を貫く「無頼」の姿が胸に響く。
彼の弟子となった才蔵たちを従え、京都を守る強力な武士たちに立ち向かう気概に胸が熱くなる。
東映にも松竹レベルの時代劇が創れることを証明した。
昨年から期待していた時代劇だったので、当然観ました。
2時間の映画の中で、長尾謙杜さん演じる才蔵の成長が良く判り、
少ない歴史資料の中からも、当時の社会風刺表現もいれた素晴らしい創作脚本になっていた。<脚本賞>
衣装や髪形をはじめ、室町時代初期の考証は、素晴らしい。 特に気になる誤ちはなかった。<考証賞>
衣装が舞台衣装の様に、小奇麗だったので、服の汚し・ダメージ表現をもう少し丁寧にした方が良かった。
棍棒をはじめ、小道具が少しチープだった。
劇中テロップの日時表記が"左から横書き"だったが、日本語は上から下に、右から左に書いて欲しい。
撮影も素晴らしく、カメラの動きも良かった。
音楽等の効果が素晴らしい演出をしていた。
ただ もう少しタメたカットやローアングルカットを入れる冪だったのと、時代劇ならではの 影で遊ぶ演出が欲しかった。<照明賞><音響賞>
知識補填として、当時の「貨幣」は、現代の貨幣とは違い
年貢等は、あくまで 米換算での上納と小銭金融を行うもので、
貨幣・硬貨の大きな役割は、現代の「約束手形」と同じようなものでした。
「十一人の賊軍」に続き、東映も良い時代劇を作るようになったと感心しました。
現代時代劇である この映画を観たら、「七人の侍」と見比べてみたくなりました。また、才蔵の将来を描く続編も観たいとも思いました。
俺たちが果たせなかった事を成して貰わねばならん
室町時代
非常に面白く見せて貰いました。
室町時代ってどんな人達が居た時代なのか、歴史には疎いのでよく分からないのだが確か一休さんのアニメはこの時代ではなかったか。足利将軍だったか。
描かれてることは今現在にも通ずるとこもあり、コロナや増税で苦しんでいる現代人も同じではないかと。
室町時代の経済の仕組みがよく分かりますが、もっと勉強したいと感じました。
しかし、一揆が起きないと徳政令が出ないとか地獄のような時代ですね。
あっ、今も一緒か(笑)
音楽だけが死んでいる
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