「ただただ劇伴が残念!」室町無頼 寺田美智恵さんの映画レビュー(感想・評価)
ただただ劇伴が残念!
大泉洋さん、堤真一さんの殺陣が観たくての鑑賞。
一言でいうと、黒澤明監督作品と、マカロニウエスタンと、「酔拳」と「レ・ミゼラブル」をごちゃ混ぜにした作品。
監督が「リスペクトしてます。オマージュです!」と言ったらそれまでですが。
話の筋も分かりやすく、せっかく殺陣もちゃんとしてるのに、劇伴で映画の生死が決まると思っている身としては、マカロニウエスタン風味の劇伴は本当に興ざめ。
一気に昭和40~50年代のテレビの娯楽時代劇風味になってしまった。
あれなら、風の音や足を動かす時の地面の音の方が、緊張感が出るのでは。
こんなに劇伴が耳障りだと思う映画は、なかなかない(笑)
やはり、「劇伴で映画の生死が決まる」と言う自論は過言ではないなと、改めて思った。
あと、個人的には松本若菜さんは、殺陣をする側の役が観たかったな。
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寺田美智恵さんのコメント
2025年1月27日
黒黒さま
いいね&コメントありがとうございます。
邦画の劇伴(オーケストラレーション)が、ハリウッド映画に劣らないクオリティになって来ているだけに、本当に残念です。