「マルチバース向きのはずだが…」デッドプール&ウルヴァリン マスゾーさんの映画レビュー(感想・評価)
マルチバース向きのはずだが…
デッドプール
マーベルコミックのヒーローのひとり
元傭兵ウェイド・ウィルソンがひょんな事から
末期がんの治験で不死身の身体
「ヒーリング・ファクター」を
手に入れてしまうが醜い容姿に悩み
恋人ヴァネッサとの関係を巡る
超個人的なエピソードが続くシリーズ
誰もがイラっと来るほどのお喋りキャラで
メタな発言や観客に話しかけてくる
など個性的なキャラクターが受け
2016年の初作2018年の2作目で
全世界で15億ドル稼いだ大ヒット作
高いPG指定が示すように
不死身のデッドプールが四肢欠損
したり真っ二つになったり
遠慮のないゴアな表現も
特徴となっている
ちょっと出遅れたけど
ファーストデーだったので
せっかくだから観賞
どうだったか
うーむ
これまでのデッドプールは
不死身である事に対しての
テーマが主体だったんだけど
昨今のマルチバース路線に
確かにデッドプールはハマるとは
思うんだけどなんか埋没して
個性がなくなった感はあるのかなと
デッドプールがそもそも昨今の
メタ上等なMCU路線に影響を
与えた感もあるので
どうしようもない感じ
同じく自然治癒能力を持った
ウルヴァリンが出てくるのも
いいけどなんか戦い方も
痛覚がない人たちみたいな
解釈になってる感じがどうも
違う感じがする
色々な世界観から出てくる
「何でもあり」空間で何するかを
メタや自虐ネタ
オマージュネタで進めていく流れ
もう観客は飽きつつあるんじゃ
ないかなぁ
ひょうきん族の楽屋ネタのように
見えてしまいます(年がばれる)
しかもそれらはこれまでの
シリーズに詳しくないと
わからないでしょう?
新規が入ってきますかねぇ
思いっきり個性が失われて
しまったように感じました
ああただ
ヒュー・ジャックマン
なんか昔より味が出て
元々のウルヴァリンに近づいた
感じはしましたね