「意味わかんないけど、おもしろい!」デッドプール&ウルヴァリン おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)
意味わかんないけど、おもしろい!
マーベルヒーローの中でも異色の「デッドプール」のシリーズ第3弾。今回はどんなブッ飛びアクションで魅せてくれるのかと期待して、公開初日にIMAXで鑑賞してきました。
ストーリーは、アベンジャーズ加入が叶わず、中古車販売員として働いていたウェイドことデッドプールが、突然現れたTVA(時間変異取締局)に連行され、今いる世界線はローガンことウルヴァリンが亡くなったことで消滅すると知らされ、大切な仲間たちのいる世界を守るため、他の世界線にいるウルヴァリンを連れてこようとするというもの。
たぶんこんな感じのストーリーだったと思うのですが、前作までの内容をほぼ忘れていたため、世界が終わるとか時間軸がどうとか言われても、よくわかりませんでした。それでも、鍵を握るウルヴァリンにデッドプールが助けを求めようとしていたのは理解できました。
本シリーズ最大の魅力である、容赦なく敵を仕留める悪ふざけMAXのアクションと、下ネタ全開の軽妙な毒舌トークは、本作でももちろん健在です。開幕早々のTVAとのバトルにテンションが上がり、ディズニー傘下となった20世紀FOXやマーベルのマルチバースにまで毒を吐くメタ発言が笑いを誘います。他にも、互いに致命傷を与えられないデッドプールとウルヴァリンのエンドレスバトル、マルチバースのデップー大集合など、とにかく目と耳をたっぷり楽しませてくれます。
ただ、自分に予備知識がなさすぎで、トークネタを十分に理解できなかったのが悲しいです。そもそも「X-MEN」シリーズは第1作と第7作しか観たことがなく、「ウルヴァリン」シリーズに至っては全く観ていません。本作には他にも何人かのヒーローやヴィランが登場し、そのコスチュームから「ファンタスティック・フォー」や「ブレイド」のキャラかと思われますが、こちらも未鑑賞なので詳細はわかりません。元ネタ作品を鑑賞して、改めて本作を鑑賞すれば、きっとさらに楽しめると思います。
というわけで、マーベル作品は相変わらず過去作鑑賞必須です。でも、前提知識皆無の自分でも「意味わかんないけど、おもしろい!」と感じることのできる作品、それがデッドプールだと思います。次作はもう少しハードルを下げて、作品単体でもっともっと楽しませてくれることを期待しています。
主演はライアン・レイノルズで、ノリノリで俺ちゃんを演じています。共演はヒュー・ジャックマンで、デップーと対照的なウルヴァリンを好演しています。脇を固めるのは、エマ・コリン、マシュー・マクファディン、モリーナ・バッカリン、ロブ・ディレイニーら。
私も映画は好きですが、配信まで観てたらキリがないかと思い、映画館か自宅のテレビだけで我慢しています。いっぱい観て元取らなきゃ、となりそうですしw。
マーベルファンでも今回はガッカリしてた方多かったから、ついてけなくても気にしないことにしましたw