劇場公開日 2024年12月6日

「また心が洗われた」モアナと伝説の海2 山川夏子さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5また心が洗われた

2025年4月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

単純

幸せ

前回のモアナに大満足だったので、今回の2も楽しみにしていたのですが劇場に行けなかったので、自宅でVOD鑑賞しました。

ああ、なんて映像が美しいんでしょう。
どんどん心が洗われていくような感覚を体験しました。心が躍って、鑑賞開始5分ぐらいで、もう心が癒されてることを実感しました。

ああ、南の島に行きたい! 青い海と白い砂浜と温かい風に吹かれて癒されたい!

モアナは前回は少女でしたが、2のモアナはお姉さんになっていて、小さな妹シメアを抱く姿はお母さんのようにも見えます。この映画の登場人物たちは皆、だれもが愛にあふれていて、まぶしいくらいです。幸せな暮らしというのはこういう暮らしのことを言うんだろうなあと、自分の人生と比較したらちょっと悲しくなってしまうくらい、モトゥヌイ島の人々は幸せそうに暮らしていて、(私もちゃんと自分を幸せにしてあげないといけないなあ)と猛省しました。

自分の祖先だったり、島民の共通する伝説の英雄だったりするマウイやタウタイ・ヴァサという神聖な存在が現れて、死んだ祖母などが霊的存在で現れて、モアナを励ますのも、心に沁みました。

私は沖縄出身なのですが、沖縄はその昔、既婚女性はハジチという入れ墨をする習慣がありました。ハワイの英雄のタトゥーと、沖縄のハジチと柄が似ていて、顔つきもこの作品に出てくるポリネシアンの人たちと沖縄の人たちはとても似ているし、表情も沖縄で見た、懐かしい表情で、モアナが海を友達として、海と戯れる様子も、直感的に「わかる!」と感じました。
子供のころ持っていたはずのモアナのような感性、失わないようにしたいと思いました。

山川夏子