クワイエット・プレイス DAY 1のレビュー・感想・評価
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メタファー解説
監督は前回の「ピッグ」と同様にメタファーを多用しています。痛み止めパッチを貼ってもらってサムズアップのフィールズグッドはセックスですね。
エリックが探し出したピザは丸いのでリング、結婚指輪です。手品のシーンは結婚式のメタファー。
つまり、セックスしてプロポーズして結婚したんです。そして別れのシークエンス。
船は前に進むので人生を意味します。
人生の終焉に愛をくれたエリックは生きていく人なので救助船に乗ってもらいました。
サミラは死にゆく運命なので逆の方向に歩き出します。雑踏の中一人だけ逆に歩いていたのも同様の
メタファーですね。いやあ、深いねこの映画!
猫とピザ
第一作は観ていて好きな作品ですが、第二作を見れないまま、拝見しました。
SFホラーを見にいったつもりが、パニック状況の中の一人の女性の生き様を見せられ、その出来のよさに驚いています。特にラストシーンは美しくもあり、哀しくもあり、とても秀逸なものです。
が……、お話として、あの結末を理屈として受け入れることはできても、心情的にはものすごく引っ掛かります。できれば希望を見せてほしかったところですが、そうするとあの素晴らしいラストシーンは成立しないわけで、なんとも悩ましい。
結局、猫とピザがなければ30分で終わる話でしたよね、とも思いつつ、それらが映画を効果的に彩っていたので、「ピッグ」を撮られた監督ならでは作風なのでしょう。
物語として出来がいい
1作目を観たときからあいつらが地球に来た話が観たいと思っていた。続編の冒頭はそれらしいシーンだったが、少し短めだったので本作がまるまるDAY1なのは嬉しい。予算が増えるに従ってエイリアンたちが暴れるシーンが増えていくということかもしれない。あのエイリアンたちが空から降ってきて、ニューヨークの街で大暴れする。それだけで面白くなる予感。
理由もわからず逃げ惑う人たち、巻き上がる粉塵、次々と襲ってくるエイリアンたち。序盤は恐ろしいシーンの連続だった。思いも寄らないところから人が引きずられていく感じはこのシリーズならでは。でも、未だにどんなエイリアンなのかわからない。そんなところも気に入っている。
本作では猫と一緒にホスピスに暮らすサミラが主人公。猫のフロドと逃げることになるから、いつ鳴いたり物音を立てたりするんじゃないかとヒヤヒヤする。うまい演出。でもフロドはいい子だった。癒やされる。
このシリーズは、ただエイリアンから逃げたり戦う話ではなく、登場する人たちの抱えている問題を絡めた物語としてよくできている。本作のサミラが抱える問題を見ると最後の決断が心に響く。設定とか展開が粗い部分もあるが、情報がわからない中で逃げようとする彼らの行動としては仕方ないところもある。エイリアンの生態もほぼわからないままだし。だから、次はいよいよ本格的に戦う話になることを期待する。
どう生きて、どう死んでいくのか
クワイエット・プレイスはこれまでも映画館で観ているので、今回も行ってまいりました。
相変わらずの映画館での静けさ。ポップコーンを食べる音が鳴り響き気になるのです。(ずっと食べてる方がいたので汗)
からの、モンスターが出す爆音には驚くばかり。
ストーリーは、DAY1での違ったもう一つの物語を描いています。これまでのエミリー・ブラントが居ないのが寂しいです。だから個人的にはスピンオフ的な位置づけにも思えた。
本作ももちろん音で襲いかかるモンスターが多数登場しますが、話の本筋は人間ドラマが強かった。こんな世界で、主人公の女性がどう生きて死んでいくかを描く。なんだか、少し感動すらも覚える展開でもあります。
そこに、エリックとの出会いがよいスパイスとなり物語に面白さが出てきました。あと、なんといっても飼い猫のフロドが可愛いし賢いし困らせるし(鳴かないのは優秀すぎ)と、なかなかの気が気ではないキャラクターでした!猫が気になって主人公達に集中出来ない!
少し違った視点の、クワイエット・プレイスは良くも悪くも普通に楽しめた作品だったかなぁが、感想でした。
ビザを食べに行く話
どんなストーリー? と、聞かれたら「ビザを食べに行く話だね」と答える。
何のこっちゃという反応だろうが、それは観てのお楽しみです。人生で大事なことは何? と問いかければ、人それぞれの回答があるだろう。本作はそれをリスペクトする展開で、それだけに好感度は高い。
シリーズ最初の作品から観ているので、始まりのこの時を凌いでもなぁ…。という虚しさを抱えつつの鑑賞となってしまうので、どうしても閉塞感は否めない。逆に本シリーズを観てない人は、この作品から始めるとしつくりと来るのかも。ただ、最初の作品の衝撃を得られなくなるのも勿体ないので、痛し痒してすね。
本作の上映前の予告編で、エイリアンの最新作のトレイラーが流れたのは、狙ったとしたら大正解です。観たくなりました。
怖いはずが……
音を立てたら、いきなり……というびっくり箱的な怖さはありますが、怪物の正体は既にシリーズでばれていますので、怖さはあまり感じられません。
むしろ、恐怖の中のちょっとした憩いの時間や、ペットの猫による癒しが引き立てられて、感覚が麻痺したような味わいになっています。
これはこれで楽しめましたので、良しとします。
音を立てないで静かに(直訳)なのに体感温度も視覚も無いなんて吉本新喜劇のアレやろw
先ずは何のためにこんな映画を撮ったのだろう?
世界が滅びる鼻は常にマンハッタン。
自由の女神🗽を顕さなかったのはCGに無理があって削除したのかな?
この監督の『聴覚』に拘る意味をずっと考えながら観てたから尚更に何を伝えてたいんだ、と。
何の為にこの映画を撮ったの、かと。
バケモノのあの澄んだ瞳が忘れられない。
映画は脚本6割、監督3割、役者1割。
死にゆくものが最後に見た夢
クワイエット・プレイス前2作はエミリー・ブラントが好きなので観ただけで
ただの薄っぺらいB級ホラーだったし本作も観るけどコメントはしないつもりだった
ところがどっこい本作は紛れも無く第一級のハリウッド作品に仕上がっています
本作のここを見てほしいという所から主人公は若くして癌を患い
余命いくばくもない元詩人の若い女性という設定になっています
冒頭に自身の短いクソみたいな人生を呪うかのような
八つ当たりの酷い詩を詠みます
ホスピスのレクレーションでマンハッタンを訪れた際
死ぬまでにやっておきたいと思っていたことを実行しようとしますが
事件が起こり実行できなくなったことにより強く執着していきます
そして迫りゆく自身の死期を恐怖し呪うのではなく
より死と鼻面を突きわせる状態となり生きるとは何か
この世に生を受けた意味を知り完全燃焼する
一大抒情詩を自らの身をもって書き上げます
こけおどしの派手な映像や音響も楽しいですが
やはり映画というのはこういう伝えたいテーマがあってこそだと思います
きれいに表現された映像で朗々とテーマを謳いあげる芸術作品として
素晴らしいものがありました
面白くなかった。
エミリープラント主演のシリーズの、エピソードワン的な展開。
何故あんな世界になってしまったのか、きっかけの1日目から描くストーリー。
ルピタ・ニョンゴを主演にした最初の1日は始まりこそ面白い展開だったが進みにつれて、退屈になっていった。
そもそも相棒に猫っていう設定は本当に必要なのか?って思いがずっと消えなかった。
しかも、2作目で分かった謎の生物の弱点が、あっという間に晒されているのも不思議な展開だった。
上映時間が短く観やすくはあったが、それでも集中力が続かないくらい面白くなかった。
確か、正統ストーリーの方は続編が予定されているので、そちらに期待ですね。
癒やし
最初からずっと猫ちゃんに癒やされてました。
前作などは見ていないのでそんなシーンがあったのかは不明ですが、「チッ、猫なんて連れ歩いてんじゃねーよ!」とか他の登場人物に言われたらどうしよう…と不安になりながら鑑賞。
撮影では鳴いちゃっても編集とかでどうにかしてたんだとは思いますが、「猫ちゃん、いいこ〜!!」とニヤニヤしながら見てたので近くに人が居なくて良かったです。
逸れちゃったり、奴らと遭遇したときもヒヤヒヤしていたんですが猫ちゃんは無事で一安心。
主人公の彼女は事情も事情なので、何がなんでも生き残ってやる!!という感じではないだろうけど猫ちゃんはどうするのか心配してました。
流石に道連れは無いだろうけど逃がしたりするのもクレームきそうだな、とは思ってました。
途中出てきた彼はそれに対する解決策の為なのかな、とは思いますが彼と過ごすことによって主人公の彼女にも笑顔が戻りましたからね。
最期のシーン、とても印象的でした。
ツッコミどころ満載だが、ラストはイイ
後半ジャズバーのくだりあたりからはよかったよね。ラストシーンも中々。だからまあ、全体的には「よい」と言ってもいいんだけどね。
物語の性質上のこともあるんだろうけど、前半「音バン」がひどい、というかしつこい!最初の操り人形の風船から始まり、とにかくデカい音で驚かせる。ホラー物としては「悪手」だよなあ。オープニングに一回くらいはいいけど、何度も何度もしつこい。来るとわかってても大きな音には「ビクン」てなるもんなあ。
それと「音に反応」ってのが、意外と雑。前半機械のデカい音がしててもOKなのに、物を落として音には反応。あれだけ聴覚が敏感なら、呼吸音や心臓の鼓動とかにも反応するんじゃない?雷の音に反応して街中駆け回るんじゃない?っていうね。
あと猫静かすぎ。声出さないよね。猫がご飯食べる音は大丈夫なのかな?とか。
音バンと設定で★3以下でもイイかなと思ったけど。後半盛り返したから3.5で。
惜しかったよなあ。
んーー、、あーーー、、んーーー?、、付いてきてほしくは、、あのー、ちょっと、、m(_ _;)m
個人的には、、、ちょっと、あの、エリックみたいなのに付いてきてほしくは、、、ないっかなぁーーーー(^_^;) 主人公の動機も映画のテーマも素敵と思うのに、エリックが、ちょっとぼく個人的には、うーーーーーんm(_ _;)m ごめん!
生き様、死に様、猫冷静
自分だったらどおする?!これ人生やん、人の一生がギュギュッと詰まってる。シリーズ化してどお見せるの、この設定で?!と思ったけど才能ある監督さんでした、これからの作品が楽しみです。この世の終わり、たった1人ぼっち、みたいな極限設定の映画を好んで見てしまう、子供の頃からボンヤリ《死ぬ時》ってどんな…と考え続けてる。いざという時の為の《免疫》の為に観てるのか自分は?自問自答しても答え出ず。
何故こいつらに負けた人類
一作目は強引さは感じつつも、コンセプトの面白さはあり、こちらも慣れていなかったのでスリルはあった。
二作目は「またジャンプスケアか」と同じような流れに飽きもあり、エイリアンの恐怖も薄くなってイマイチだった。
今回はエイリアン襲来の始まりからが描かれる。やってることは同じだが、末期がんの主人公は生きる為、家族を守る為でなく、やり残しを果たす為に人の流れに逆らって行動する。
その心理や、最後ピザを食べ酒を飲み、騒がしかったNYに想いを馳せるシーンは自分らしくあろうとする意地が感じられて良かったと思う。
ホラーではよくあることとはいえ、相変わらず謎な音判定は展開に左右され過ぎな感。ついでに一切鳴かない賢い猫。
今回は泳げないことも早々に周知されて、橋を破壊して封じ込めを図るが、前二作を観るに人類は危機に瀕している。NY以外にも落ちたのだろうか。
簡単に誘導して殲滅できそうなのだが、何故ここから負けたのか不思議ではある。
それが何か分かってからの展開…
形のある脅威からどんなストーリーを展開するのか?
今作を見た経緯。
クワイエットプレイスで織り成す様々な人間模様、彩りを与える猫、
極限状態での心理の変化
いい作品だった。
見て欲しい
緊迫感の無い雑な後半で興を削がれ、泣かせどころで白けてしまった
エイリアンの襲来から打つ手のない逃亡、混乱の前半は後半を期待させる。なのに汚れない猫、エリックのいかにも衣装な汚れ姿、後半のバッチリメイク、濡れても復活したノートなど細部が雑すぎる。テーマはそこじゃないよ!と言われそうだが、それらの不自然さがゲーム世界のようで、たっぷり伏線のラストのピザ以降、泣かせる気満々シーンでドッチラケです。ラストの避難船もどうやって音立てずにあれだけ乗った、ちょっと笑えました。前半は良かっただけにかなり残念
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