「極限状態の中で人の優しさが沁みる映画」クワイエット・プレイス DAY 1 BANAO1975さんの映画レビュー(感想・評価)
極限状態の中で人の優しさが沁みる映画
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沈黙を守ってエイリアンから生き延びる一家の姿を描いた、人気の「クワイエット・プレイス」シリーズの第3作目。
今作では前2作品に出ていた一家は出演しておらず、大都会ニューヨークが舞台となりエイリアンが地球に襲来した最初の日を描いた作品になっている。
実際鑑賞してみての感想としては面白い作品でした。
主人公のサミラは、末期癌に侵されエイリアンが襲来して大変な状況のなか、最後の晩餐として父との思い出が詰まったピザを食べることが願いで行動する。
その途中で出会う、アメリカに法律の勉強をするため留学したイギリス人のエリックと行動を共にすることになるが、エリックは最初臆病な青年という印象が強かったけど、サミラと行動を共にするなかで勇気をもって痛み止めシールを取りに薬局へ一人で行くなど、徐々に変わっていく姿からエリックの優しさが伝わってきて好印象を持つことが出来ました。
こんな極限状態の中でも、お互いを助け合う姿も描かれていて、単なるパニック映画ではなく今作では人の優しさを感じることが出来る作品だったと感じました。
最後、サミラは飼っていた猫をエリックに託し逃すためにとった、命がけの行動に感動しました。
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