「この路線にゴーサインを出せた製作体制にも拍手!」クワイエット・プレイス DAY 1 村山章さんの映画レビュー(感想・評価)
この路線にゴーサインを出せた製作体制にも拍手!
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正直、『クワイエット・プレイス』のエピソード1的な物語に興味を持てるだろうかと心配すらしていたのだが、いざ始まってみれば冒頭から「主人公の終活」の映画ということを前面に押し出していて、そこは終始ブレることがなかった。この設定の中でどんなドラマが描けるのかを突き詰めて考えたであろう監督もアッパレだし、ジャンル映画として何を主軸に置くかを決める上で、監督がたどり着いたパーソナルなビジョンを優先することに同意した制作陣にも拍手をしたい。いうなればギャレス・エドワーズの傑作『モンスターズ/地球外生命体』にも似た、怪物はあくまでも背景でしかない映画なので、看板と中身が違うと感じる人もいるかも知れないですが、これはこれでジャンル映画の可能性と希望だと思っています。
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