「猫と顔芸」クワイエット・プレイス DAY 1 鶏さんの映画レビュー(感想・評価)
猫と顔芸
2018年公開の第1作「クワイエット・プレイス」、2021年公開の第2作「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」に続くシリーズ第3作目となる作品でした。時系列的には第1作の前日譚であり、 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」 の前日譚として先日公開された「マッドマックス フュリオサ」と同様の位置付けにある作品と言うところでしょうか。
個人的には、怪物の正体が途中まで全く分からなかった第1作が面白くて、第2作はイマイチだったので、本作は微妙かなと思っていたものの、実際観てみたら新しい境地に達していた感じて面白かったです。何が新しい境地かと言えば、前作までと全く芸風が変わっていたこと。怪物の正体が既に分かっているので、何をメインに持ってきたかと思えば、主役のサミラの驚いた表情を中心とする顔芸と、彼女の飼い猫の可愛い感じ。まさかの方針大転換が成功し、正体不明の怪物も全く目立ちませんでした。
果たして第4作目が創られるのかは分かりませんが、次回作があったとすれば、是非さらなる方針転換をして欲しいものと、切に願いものでした。
そんな訳で、本作の評価は★4とします。
コメントする