かくしごとのレビュー・感想・評価
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期待度○鑑賞後の満足度◎ 杏、熱演。現時点での代表作だろう。こういう作品を良い意味でのエンタメと言うのだろうと思う。子役の男の子が役者として男前なので☆一つオマケ。
①のっけからインモラルな事を書くが、殺人は確かに良いことではないが、子供を虐待するような人でなしは文字通り人でないので殺されても当然だと思う。
TVや新聞のニュースで悲しい事件(虐待死)に接する度に犯人は死刑にすれば良いと真剣に思う。
という人間が観ているので初めから杏扮するヒロインに同情的である。
②ヒロインは確かに一般的な社会通念から言うと(個人的には「一般的な社会通念」なんて屁とも思いませんが)やってはいけない事をやってしまう。母性が歪んだ方に向かってしまったわけだ。
しかし、
生みの親より育ての親
序盤の展開で、児相になかなか行かないという時点で、疑問やモヤっとする点はあるものの、物語全体のストーリー構成や質はかなり良いと思います。
最後の子供のセリフで締めを括ったもの、きれいに終わったと思います。
さらっと流されていましたが、虐待している親がどういう生い立ちで育ったのか匂わせる発言があったのも、心情描写としては良いんじゃないかなって思います。
ですが児童相談所に通報して里子として引き取ったり、特別養子縁組として申し立てしたり、法を犯さなくても助けられたかもしれないって思うと、納得できない展開ではあります。これに関しては、主人公が知識がなかったか、児相に対して良い印象がなかったなどの描写があると、展開としてもう少し自然になれたんじゃないかなって思いました。
話が面白かったので、原作の小説の方も機会があれば読んでみたいと思います。
この想いは、母性なのか正義なのか罪なのか
2024年劇場鑑賞46本目 名作 80点
2024年劇場鑑賞約110中の新作4位の今作
同日公開に、違国日記にあんのこと、罪深き少年たちと、1年通しても傑作が4本も同時に公開された数少ない1週間であったが、個人的には1年通して楽しみにしていたあんのことよりも今作のかくしごとが一番の衝撃と感動であった
話の大筋は打ち出しにもある罪か否かみたいなヒューマンサスペンスだが、そこには今年の日本映画界を引っ張った主演女優であるミッシングの石原さとみやあんのことの河合優実にも勝るとも劣らない杏の怪演と代表作の爆誕でもある
軽い気持ちで飲酒運転に踏み切ってしまった友人を尻目に助手席で会話を楽しんでいると、山道で男の子を引いてしまう
意識がなかった彼を自宅まで運び看病する中で、その外傷が事故で起きたものではないと察する
冷静に事を思い返して、彼の容態を鑑みるに事件性があると考えるも、警察に送り出すには気が進まず、困惑してる中で突如テレビのニュースで遭難している男の子の存在を知る
拭えない過去を背負った杏演じる主人公が目覚めた男の子を自分の子だと教え、事件の片棒を背負いより大きなものにしていく
見どころは沢山あって、杏が壊れていること、そして次第により壊れていくところ、それは過去のトラウマであり、父のことや男の子のこと、全部ひっくるめた自分の将来のことである
酒匂さんに、真面目な人は認知症になりやすいと診察されていたあの時の会話、道理がなっている上にその言葉を受ける杏が脳内で父の出来事や人柄を回想している表情かなんとも伝わってくる
終わりに向かっている父とこれからを進んでいる子供がくしくも同じ様に記憶がない中で、嫌いで出ていった杏が出戻り看病してくれるヘルパーさんくらいにしか思われてない父に財布を取られるだったっけ?はされるは心無い言葉や乱暴はされるはで荒んでいた中で、お風呂でこぼす言葉を受けて、辛く悲しく落ちる全身の脱力がなんとも香ばしくて悲観的であった
子供へお洋服を着させてあげたり、母性が高まる一方で日に日に一刻と事件が解明されゆく中で実母の木竜と実父の安藤のいかにもな両親の登場
ラスト20分の一線超えきってしまった出来事と法廷での思いやりだと思っていた言動のフィードバックが楽園へ誘う最後の上空からの海岸カットは実に映画的だ
実に衝撃的だが半年も経てば記憶も有耶無耶で、もっとここに書き記したかった気持ちなので、配信で見返し理解を深めたい限り
是非
殺すかもしれんな。
俺は子供が好きだとつくづく感じた。子供は宝、希望、未来、夢。
子供が笑っていない社会はおわり。
ストーリー、怖かったけど、秀逸でした。
認知症でわすれていく父、記憶を失った少年をリンクさせながら、いくつも考えさせられる、うなる場面ばかり。
虐待していた男が、評論家のひろゆきにやたら似ていたので、さらにムカついた。あんな奴は殺されても仕方ないと思わせる流れ。
おれだって、あの場面なら、刺してると思う。
虐待父にいいなりの母「今考えてもどうしたらいいかわからなかったんです涙」
あんたみたいのは子供を作ってはいけない。自分の子供を守ってくれよ!
すごく、リアルな話に違いないって見てて感じた。
子供は、親の所有物ではない。児相や法律の不備がおいついてないんだ。
杏の海で子供を失った思い、泣きました。そして、少年の罪をかぶったけど、少年は証言台にたつラストシーン。号泣号泣。
映画館、みんな泣いてました。
ありえない設定
飲酒運転で家族を亡くした人など、どんな気持ちでこの映画を見ることだろう。
ありえない設定であるとしても、脚本家は、そんなことどうでもよくなるようなパワーのある脚本か、見ていて最低限、違和感のない脚本を書くべきだと思う。
少なくとも、時間をかけて書いた脚本でないのは確か。みんなで読み合わせれば、この脚本の弱点を補完することはさして難しくないように思う。
仮に、そこがクリアできないとしても、例えば介護で苦しんでいる人や、虐待を受けて苦しんでいる人に希望を持たせるような話であって欲しい。
ただ、俳優陣は素晴らしい!
主人公の杏さんはもとより、子役の少年、認知症のおじいちゃん、その友人のお医者さん。また、親友の子どもさんの元気な演技。
みなさん、とにかく素晴らしい演技でした。
結局、一番のかくしごとをしていたのは、あの少年だった、ということで。これも予想通りで終わってしまうという残念な脚本。
素晴らしい演者と残念な脚本の映画でした。
僕のお母さんは・・・
やられた!なんと少年は全て知っていたのか、少年がいつ記憶を取り戻すのかが焦点だった。「書く仕事」の人の「隠し事」がいつバレるのかと。ひょっとして釣りの時かと。
ラストの少年の一言には感動の涙でした。
正直者
こちらのレビューを見ていると、「あんのこと」も観ている方が多いのですね。私もその口です。実は鑑賞リストになかったのに、同じような語感の題名で気になったので誘われました。
タイトルはひらがなですが、「隠し事」の意味がメインながら、子供を毒親からかくまい「隠し子と」過ごす日々や、重要なターニングポイントをもたらす主人公の仕事は「書く仕事」と、幾つもの意味がオーバーラップした上手いタイトルですね。他にも何か意味が隠されているのかな。(「隔 死子と」とかはこじつけすぎか)
言葉遊びはさておき、構成としては面白いが、少し味付けが不自然すぎたかも。ミステリとしては良いのかな。ラストの印象が強くて、オチに持って行かれるのもあるが、杏の驚きと喜びの混ざった表情が秀逸でした。
それは非常に良かったのだけど、結果として、それまで積み上げてきた、認知症の父親のポジションがよくわからなくなったので、ちょっとモヤモヤ。主人公が人里離れた家に滞在するための道具みたい。終盤、当初の予定通り介護施設に入ったようですが、それで何を言いたいのか。ひとりだけ隠し事がないってことですかね。だとしたらもう少しクローズアップしても良かったような。
杏もさることながら、奥田瑛二が良い感じだったので、余計に気になりました。安藤政信は、DV親のこんな役がなんかハマりますね。
とはいえ、前情報一切無くて楽しめたのは確かなので、鑑賞の価値ありの一品です。
児童虐待と認知症介護に切り込んだ傑作。
認知症の父の介護のために実家に帰省した女性と、虐待の痕跡のある記憶喪失の男の子が共に暮らすお話。
嫌いで仕方のなかった父ともその間に子供が1人いるとなると家族の仲が変わってくるところがまず面白いところだと思った。
それと登場人物それぞれが法に外れた"してはいけない事"を平気でするために次に何が起こるかわからない緊張感がずっとあってスクリーンから常に目が離せなかった。
皆それぞれが「かくしごと」を抱えて、生きているんだなと観て思った。
物語の最後の言葉は、主人公にとってその後の人生全てを引き換えにしてもいいくらいの言葉だったんだろうなと思う。
主人公の役を杏が演じることに意味をすごく感じたし、とても引き込まれた。
そして虐待や介護といった普段自分が関わらない社会の一部分を考えさせられた。
この作品を鑑賞できてよかった。
魔斬り
わたくしごと
主人公の千紗子が、家族であることを忘れた父と、家族だと思い込ませた少年と暮らす話。
この手の作品を観るたびに、なんで虐待が明らかなのに行政に頼らないのかと思ってしまう。
介護と児童虐待の2軸から“親子”を描く意図は理解するが、有機的に絡んではいなかった。
タイトルやポスターから主軸は拓未の方なのだろうに、認知症対応に比重が置かれすぎなように感じる。
そこは確執だけ残して、主軸を太くしてほしかった。
しかしこの認知症に関する酒向芳の台詞回しが素晴らしかったのも事実。
知識が腹落ちしてなければあの奥行きは出ない。
生真面目な硬さが苦手だった杏も柔軟さが出てきたし、奥田瑛二の腹立たしくも哀れな呆け姿も見事。
中須翔真くんは、特に孝蔵にビンタした直後の千紗子のハグから、身体半分逃げる動きが抜群。
短い出演ながら安藤政信もしっかり怖かった。
それにしても、最初の飲酒運転と事故は必要かな。
警察や児相に連絡させないための描写にしか思えず、以降久江が何を言っても白々しく感じてしまった。
すぐ「私“たち”」と複数型で語ることにもイライラ。
洋一の写真が報道されないなども含め、ストーリーのための作為的な設定が目立ったのが残念。
孝蔵が千紗子を妻と誤認することで心情を吐露して和解、というのもご都合主義が過ぎるのでは。
ちなみに、本作はまったく正義でも美談でもない。
千紗子は自らのトラウマのために洋一を「無戸籍児として扱えばいい」などと気軽に言う。
(ポスターでも拓未でなく正面を見つめる)
洋一も自身を守るために嘘をつき、被害者ぶっていた洋一の母も「助成金」に掌を返していた。
つまり全員が自分本位であり、そこに愛が芽生えたことは、救いか呪いか。
結果論として一つの悲劇と一つの絆を生んだ、という話だと自分には映った。
工夫した疑似家族もの
認知症の父の介護の為に、田舎の実家に帰って来た千紗子。ある日、事故で記憶喪失になった少年と出会うが、彼が虐待にあっていた事を知り、放っておけず自分が母と偽り、父との三人の生活が始まる。
ちょっと変わった疑似家族もの。父も認知症で自分の事を覚えてなく、そこも疑似的な家族になっているのが面白い。また、奥田瑛二さんが見事だ。認知症の勉強になる。
杏さんがキャリアウーマンから母親の顔に変わるのも見事。
認知症と虐待、2つの問題に切り込んだ作品。
作中、誰もが何かしらの嘘をついている。
1つの嘘を付いたために嘘を重ねたり、明らかに無理で破綻が待っている嘘を付いたり、しかし嘘を信じ込む事で救われる事もある。
千紗子がついた嘘は明らかに無理があり、後には全てが崩壊する事が分かっている。しかし、だからこそ、子供の心も救えたし、自分や父親との関係も見直せた。もっと良い方法がなかったものかと思うけど。
スパッと終わるラストは好み!
#かくしごと
疑念がまず最初に浮かんだ
昨今の戦前に戻るような家制度へのこだわりを見せる、改憲派の考え方の愚かさを浮かび上がらせるように、戸籍上の親子の醜悪なDV具合を見せつつ。
「血縁や戸籍でなく、過ごした時間と注いだ愛情の深さが親子関係を作る」、というあたりを表したかったように思う。
ただ、その主張に沿った"結論"ありきで、物語や設定を作り込んだのかなぁ?
という疑念がまず最初に浮かんだ。
擬似親子関係を作り出すまでの手順の長さ、段取り臭さとか、法を幾重にも破る無理矢理な論理づけとかが鼻についてしまった。
どんなに美化しようとも、出だしの
・飲酒運転による交通事故のもみ消し
・児童の誘拐、洗脳
に関しては許されないよなぁという点は引っかかるし、後半にいたっては
・そうそう作家の住所を探し当てられない
って点が引っかかってしまったのだ。
実際に子供のいる杏さんの演技の確かさとか、認知症を完璧に演じる奥田瑛二の凄みとかは感じたけれど、脚本的な「作り物臭さ」がどうにも馴染めなかった。
【"魔斬りの刃”今作は、二組の親子の関係性を描きながら観る側に”真の親子の絆とは何であるか。”を考えさせられる作品である。再後半の裁判シーンは、琴線を激しく揺さぶられる作品でもある。】
■ある事が切っ掛けで絶縁状態だった父(奥田瑛二)が認知症になり、介護認定を受けるまで山奥の実家で同居することになった作家のチサコ(杏)。友人(佐津川愛美)と呑んだ後に、その友人が運転する車で、見知らぬ少年(中須翔真)を撥ねてしまう。
友人が飲酒運転だった事と、自宅に連れ帰ったその少年の身体中の痣を見て、親に虐待されていると思ったチサコは、記憶を失っていた少年を自宅に匿う。
◆感想<特に印象的だったシーンを記す。>
・今作では、複数の親子関係が描かれているが、メインは下記二組である。
1.厳格だった、今や認知症を患う父と、娘のチサコ
2.虐待を繰り返していたと思われる父(安藤政信)と息子の犬飼洋一(中須翔真)
・厳格だった、今や認知症を患う父を演じた奥田瑛二さんの”自分の正しさ”を本能的に貫く姿と、トイレの場所が分からなくなり、失禁を繰り返し、チサコを亡き妻と思い、泣きながら詫びる姿を演じ分ける演技の凄さである。
そして、チサコはそんな父の姿を見て、且つての厳格さを失った姿を見て言葉を失うのである。
・チサコが保護した少年、犬飼洋一が”記憶がない”ことを知り、少年に”貴方の名前はタクミよ。”と嘘を付き、少年もチサコに懐いて行く姿。
少年を演じた中須翔真君の”聡明そうな顔”が印象的である。
この際の中須翔真君の演技が、最後半の裁判のシーンで効いてくるのである。
・チサコが、洋一が川に流され、捜索中にも関わらず東京に帰った洋一の両親を訪ねるシーン。母(木竜麻生)はオドオドしながら、チサコが偽って説明する話を聞くが、中から出て来た父親に追い返されるシーン。チサコは夫婦の姿を見て虐待は間違いないと思うが、父親も又、チサコの顔を焼き付けるのである。
■チサコの幼い息子が海水浴に連れて行った時に溺死したシーンや、チサコがその後、父と絶縁した理由が彼女自身の口から語られるシーン。
だが、このシーンがチサコを追い出した事を後悔する認知症に罹った父の”あの子を帰らせてしまった・・。”という言葉の哀しさを増幅させる。
厳格であり過ぎるが故に、学生時代に妊娠をし、子を持ちながらも死なせてしまった娘を痛罵する言葉により疎遠になった娘への本心が出たシーンでもある。
・タクミとチサコの父が、一緒に木彫りの佛を彫っていたり粘土で造形している時に、チサコの父が唐突に鞘入りの短刀を渡し、”それは魔斬りの刃だ。”と語るシーンも単語の印象が強烈であったが、鑑賞後に、もしかしたら認知症になりながらもタクミとチサコを”祖父、父として”守ろうとしたのだろうか、と思ったシーンでもある。。
そして、タクミの父が、雑誌に載ったチサコの顔写真を見て、突然訪ねて来て、止めようとするタクミを叩き飛ばし、チサコに対し、”一億円で譲ってやるよ。”と言った刹那、タクミは"魔斬りの刃"で父の背中を刺し、更に凄い形相のチサコが胸を刺して父を殺害するシーンも驚くとともに、切ない。
更に、安藤政信演じる父は、”俺も親父から逃げたかった・・。”と言い、事切れるのである。
<今作で、一番心に響くのはチサコの裁判シーンである。検察側は、チサコを殺人罪として立件し、弁護側はタクミヘの殺された父による虐待の事実を上げて情状酌量を求めるシーン。
チサコはあくまで、タクミが刺したのではなく自分が刺したと全ての罪を被ろうとするが、証人として証言台に立ったタクミは、”僕の名前は犬飼洋一です。僕が殺しました。”と前を向いてハッキリと言い、更にしどろもどろしながら証言した実母を一顧だにせずに、”僕のお母さんはあの人です!”と言って、チサコを見つめるのである。
その言葉を聞いたチサコは、涙を流しながら、”息子”の姿を見るのである。
洋一がチサコに匿われた時点から記憶があった事と、チサコ達に取っていた”かくしごと”が明らかになるシーンでもあり、観る側は少年の健気で立派な”新しき優しい母”を守ろうとする姿に、琴線が揺さぶられるのである。
今作は、二組の親子の関係性を描きながら観る側に”真の親子の絆とは何か”を考えさせられる作品なのである。>
オチありき
応援したい気持ちはあるものの、どうしても好きになれない杏さんの演技。また、『生きてるだけで、愛。』が大変評判になりましたが、私にはまったくハマらなかった記憶のある関根光才監督がタッグを組んだ本作。正直、劇場鑑賞はないかなと考えていたのですが、上映され週末の評価を気にしてみるとレビューサイトの点数はなかなか高い。と言うことで、サービスデイのテアトル新宿午前回に訪問。ちなみに、客入りはそれほどでもありませんでした。
最初に断っておくと本作は「オチありき」。当然ネタバレはするべきではありませんが、狙いは決して意外性とかではないと思います。とは言え、やはり気を付けながらの感想のため、遠回しな言い方もありますがご理解ください。
そもそも原作があるようですが、私は未読ですし、そのこと自体このレビューを書くために知った情報。で、映像化による弊害なのか、或いは、私の「観方」がひねくれているのかもしれませんが、結構な割合で引っかかりを感じる設定やシーンが多く、観ていて終始イライラします。家事、介護(いや、介助)、仕事にたまに畑仕事、その上子供たちと遊ぶ時間があるなど、一人何役もこなす千紗子(杏)。勿論、実際に見せられるのはその「アリバイ」みたいなシーンの連続。冒頭、ゴミが散乱する部屋は数時間後?には跡形もなく片づけられ、虫が湧いていた台所はすっきりピカピカに。冷蔵庫には意外に物が入っていましたが、私ならその中に入っている物すら信じられません。。そこから買い物に出かけ、きっちり煮魚定食を作って夕飯です。お約束とは言えあまりに非現実的ですし、この先も羅列すれば止まらないほど「そんなわけあるかい」と思うことの連続。とは言え、これはまだ序盤も序盤。そこから起こるべくして「ある事故」が起こるのですが、ナニコレ?地方ならこういう事はあり得て、また気づかれないの?いやいや、むしろそういう事が目立つのが地方なのだとおもうのですが、相変わらずいろいろなことが都合よく成立していきます。
もう書いても書いても書ききれない上に、ネタバレも出来ないためこのくらいにしておきますが、まぁ終始ステレオタイプな表現と、ツッコみたくなることだらけ。なんなら、そういうディテールが目につく部分描かなきゃいいのにと思うほどノイズでしかありません。そして、(ようやくの)終盤に「オチ」につながる事件が、、、令和にまだこんな感じですか。。。酷い。
相変わらず杏さんの演技にも溜息が出ましたが、それ以前に私はこの監督だめかもしれません。もう次回はないな。
小説向けでした。
あんのこと
今まであんまり好きじゃなかったけど、この作品良かったです。
公務員の飲酒運転有り得ないと思ってたら、そこがいかされてて、ほかにも設定が、、、と思ってるとなるほどと納得できる上手い脚本と演出と演技なんだろうな。
「あんのこと」で毒親を演じてインパクト半端なかった河井青葉がどこに出てるかと思ったら、一瞬でしたね。
親が親でなくなった時に初めて親に寄り添うことができる、奥田瑛二と杏のシーンがとても切なく悲しくて美しかったです。
悲しい終わり方を予想して観ていた。
良いラストシーンだった。
(余韻を打ち消す、いらん主題歌)
メーテレって良い作品多い。
朝も夕方もメーテレの情報番組みてるけどほとんど宣伝してない。もったいない。
いつも思うことだが、大人が男で子供が女の子だったら即逮捕。
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