劇場公開日 2024年11月1日

「知性と想像力が皆無のわがまま集団の末路。」スパイダー 増殖 カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)

1.5知性と想像力が皆無のわがまま集団の末路。

2024年11月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

誰の目線からでも観ることができないほど登場人物の誰にも感情移入する事ができなかった。
強いてあげれば最後の方に出てきた刑事くらいか。

今年観た同じフレンチスリラーの「ザ・タワー」でも低所得者達が住まう中層階アパートが舞台だったが最近の流行りなのだろうか。

ヤンチャなフランス版マイルドヤンキー達はみな警察の世話になりたくないと言い、大騒ぎしながら自分達で何とか解決を試みるが、その割には保身のために本当の情報を共有しなかったり、考える力が不足していたりなどで事態はより悪い方へと向かっていく。
リーダーらしき奴はいるものの統率力が一切なく、ひたすら破滅の道を進んでいく。
しかも持ち込んだヤツからは全く罪の意識や反省の色が伺えず、早くコイツに酬いを与えてくれと思いながら観ていた。

警官たちが蜘蛛に向かって銃弾をひたすら撃ち込んでいるシーン(ほぼ銃声だけだったけど)はさすがに有り得なさすぎてひっくり返った。

出口前に立ちはだかるラスボス?蜘蛛マジかw
ゴールキーパーみたい。

フランスらしい?個性的なデザインの丸いの建物・・・勿体無い・・・。

カツベン二郎