劇場公開日 2024年8月2日

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「胸クソ悪いけど、よく出来てる。でも、もう観たくない。」コンセント 同意 RAIN DOGさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0胸クソ悪いけど、よく出来てる。でも、もう観たくない。

2024年8月23日
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鑑賞方法:映画館

フランスの作家ガブリエル・マツネフと14歳で性的関係を持っていた女性バネッサ・スプリンゴラが事実を告発した著書を映画化、との事ですが、

とにかく気持ち悪くて気持ち悪くて、ずっと顔を歪めながら観てました。

スキンヘッドの老人が14歳の少女と性的関係を行うシーンがガッツリあって、心底ホントに気持ち悪い…

映画冒頭で、

原作者の思いを届けたい、その気持ちだけで映画を作りました。

みたいなテロップが入るし、

未成年者の保護に興味がある、この女性監督のインタビューを読むと、

この映画は、私1人ではなくプロデューサーや他の技術スタッフや俳優たち、皆が原作者のメッセージを掲げ、彼女の闘いを引き継ぐ思いで作った映画です。

とも言ってます。

この小児性愛の作家の異常性や残酷性と、この被害少女の悲しみや苦しみ、それを表現したいという気持ちなら、見事に表現できてると思う。

エンドロールは、変な余韻でグッタリしました…

この評価は、自分が好きかキライかに関係なく、映画の完成度に対してです。

僕は、不快で観るに耐えないし気分が悪くなるので、もう2度と観たくないです。

ネガティブな事ばっかり書いたので、最後にポジティブな事も…

被害に遭う少女バネッサを演じた主演のキム・イジュランは、原作を読み強い怒りを覚えたらしいが、入魂の素晴らしい演技でした。

インタビュー動画では、元気な女の子でホッとした(笑)

また、加害者の作家スキンヘッドのマツネフを演じた俳優と手を繋いで仲よく写真に写っているが、マツネフ役の方は髪があってビックリだ(笑)

RAIN DOG