「特別だと思いたがる子供と利用する大人」コンセント 同意 naichinさんの映画レビュー(感想・評価)
特別だと思いたがる子供と利用する大人
クリックして本文を読む
すっごく胸糞悪くなる。観ながらずっと腹が立つ。ずっと気持ち悪い。
しかし、これらは全て、この映画の前では褒め言葉だ!
フランスの実話の映画化。こんな事が、つい最近まで黙認されていたという事実が恐怖だ。
子供は背伸びをするもの、それを巧みに利用する大人。子供は利用されている事に気付かず、自分は特別だと勘違いする。
これは全ての事に当てはまると思うが、この映画で描かれてるのは小児性愛。それも、才能のある文学少女だからこそ陥った、美しい言葉による才能惚れ。憧れと愛の区別付かない青い時代。それを利用し、欲望を満たす大人。客観的に観てる側からすると、何故こんな奴に騙されるのか分からない。特に日本語訳された言葉の数々はあからさま過ぎる(この辺り原語との印象の違いはあるのだろう)。しかし、自分を特別だと思いたい少女には、全てが魅力に映るのだろう。
バブル期の日本も似たようなモノだったのかも知れない。
それどころか、日本では「東ヨコ」等、違う問題が起こっている。
キツイ映画だが、現在公開される事に意味のある映画だ。
コメントする