「教員希望者は絶対に観ないで下さい」ありふれた教室 カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
教員希望者は絶対に観ないで下さい
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古典的不条理劇風。
むか〜し、若かった頃、渋谷のジャンジャンで中村伸郎の「授業」を観たのを思い出しました。
移民の子どもたちが多いドイツの中学の新任先生の担当は数学でした。
おいしい給食の甘利田先生も数学教師ですが、授業シーンは皆無😋
0.999999999は1ではないことの証明なんて、難しくてどうしていいかわかりません。
トラブル処理担当のトラブルメーカー先輩教師に引っ掻き回され、こまっしゃくれた生徒たちに翻弄され、幻覚を見るほどにヤラれてしまう美人先生。体育授業中にノートパソコンの画面スリープ中に動画撮影を起動させ、おとり捜査したことがアダになってしまう。
おいしい給食では給食費がなくなったと訴えた女子生徒に対し、全員に下を向いて目を閉じさせたままで、手を挙げさせる。みんな甘利田先生に従います。信じているからです。
学校全体のルールが不寛容主義の徹底ってなによ?
校長先生の威厳もスゴいですが、殺伐とし過ぎ。
監督はトルコ系移民のドイツ人の男性。
登校停止処分を破ると警察介入なんですね。なんですか、あの最後のシーン。
ライオンキングか!
エヌエッチケーの解説員のひとが取り上げて紹介していたので観ました。「怪物」よりはおすすめですが、教員希望者にはお勧めしません。人手不足で辞めさせてももらえないんだから。
サービスデーでもない新宿武蔵野館にラッパー風の若い男や外国からの留学生らしいひとが結構多く観に来ていて、終わったあとも不条理劇の続きなのかなとちょっとアセりました😱
怖い効果音は関心領域とほぼ一緒。
ドイツ映画だから?
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