ザ・フェイスのレビュー・感想・評価
全9件を表示
一粒で二度美味しい
インド、南東部アーンドラ・プラデーシュ州のバイザーグで、サティヤは恋人のディープティと結婚しようとしていたが、地元のギャングのヴィールがディープティに目を付け、彼女をつけまわすようになった。サティヤとディープティはハイダラーバードに逃げようれようとバスに乗ったが、ヴィールと手下たちに襲撃され、2人は刺されバスは放火され炎上。ディープティは焼死した。顔面など全身に大やけどを負いながらも一命をとりとめたサティヤは、ハイダラーバードで大がかりな整形手術を受け、10ヶ月後に全く別の顔で生まれ変わった。ラームと名を変えた彼は、ヴィールたちへの復讐のためバイザーグへと舞い戻り、ヴィールと弟、恋人を殺した犯人、自分を刺した犯人の4人の復讐を誓う。さてどうなる、という話。
この作品、ヴィールへの復讐というだけじゃなく、もう一つ話が有り、一粒で二度美味しい、素晴らしい作品です。
手術後にラームと名を変えたサティヤ役のラーム・チャランが若くてメチャイケメンでアクション、ダンスも素晴らしかった。
手術前のサティヤ役アッル・アルジュンはいとこらしいが普通かな。
ディープティ役のカージャル・アグルワールも美しかったし、シュルティ役のエイミー・ジャクソンは右胸下のタトーが特徴的でダンスが素晴らしかった。
マンジュ役のシュルティ・ハーサンは特に美しくてダンスも良かった。
とにかく、この作品、ラーム・チャランがカッコよくて、面白くてダンスも凄い。美女も居るし最高です。
予備知識無しで良かった🙆
いゃ〜、びっくりしました。アクションメインの映画だと思って、ほとんど前知識無しで観に行って……。
RRR以前の2014年の映画。それが10年の時を経てようやく日本でも日の目を見るなんて。まだまだ日本人が知らない凄い映画がいっぱいありそう。
あの人が主人公とヒロインなんだと思いながら見ていたら、いきなり序盤で……。ああ、これは輪廻転生物なのか?と思っていたら face off 物? 後でwiki で調べたらジョン・ウー1997年 Face/Off に部分的にインスパイアされていると。そういえばフード被った時もハトさん🕊️が舞ってたな。ここまでは予告編 解説にあった。知らずにいくと、ちょっと驚いてヨカッタ。
敵はあと一人、時計見たらあまり時間経っていない。残りの時間どう使う?と思ったら終わった。後半が予測出来ない。
後半えらくテンポが遅くなった。前半は復讐のアクションメインだったが、後半はテーマが変わった。恐れに打ち勝つ。でも民衆は悪の弾圧に立ち上がる勇気が出ない。時間がかかるからテンポも悪くなる。でもそのマイナス点も最後の展開で打ち消される。
でも二人の主人公とどう繋がるのか……?
チャラン氏がチャラン氏であるがゆえの
映像はやや粗削りだし、血糊はキレイなピンク寄りの赤色だし
毎回のダンスもセクシー要素多めでだんだん食傷気味になるけれど、映画自体は退屈する事はなくずっと見入ってしまった。
ラーム・チャランファンにとってはどこを切り取っても、美的なチャラン氏がこれでもか、と出てくる感じで眼福ものだと思います。
スターと美女と復讐、極悪な権力者へ束となって挑む善良な人々。
親子の情も感じたり、ありがちなストーリーだけど、展開が捻りに捻られてて面白い。
最後になってくると、えっと…元々この人は誰だっだっけ??と思考をたどる始末。
まさに「誰だ?」で終わらせてもらった映画でした。
配信が出たら、あのバスの場面の確認をしてみたい。
2本分!
話がキレイにすっと進んでいき「え、早くない?」と思ったところからあと一本分。
思いっきり近代的な病院と今もあるの?という圧迫の風習がごちゃごちゃに混在しているところがインドっぽい。銃でパン、みたいなアクションはなく、あくまでも肉体のぶつかり合いは見ごたえがあっていいね。
ツッコミどころ多い珍良作
恋人を殺され自分も殺されかけた男が一命を取り留め整形後別人になって犯人たちに復讐…
という話だが導入の恋人とのガバガバ逃避行からの相手グループのガバガバ襲撃にガバガバ整形でうまく主人公に感情移入ができない
見るのも辛い駄作かと思いきやコメディ調の復讐劇が始まり楽しく見てしまう
復讐が終わったあとに始まるのは整形後の顔の元の持ち主にも秘密が…からの別人の人生
まさかの二部構成はまさかのスクールライフから始まり虐げられた貧しい人々ために立ち上がる。
正義感あふれる男と復讐のために生きた主人公の人生が重なるシーンは興奮
でも長い、長いし不要なシーンが多すぎる。ツッコミどころも多い
それでも見終えた後の晴れやかな満足感!見てよかった!そう思ったのに最後の締めにはまたツッコみたくなる
名作とは言えないけど良作…?ラーム・チャランのフェイスを文字通り堪能する映画としては満点
チャランさんがキメッキメでカッコイイ♡ そして2014年の作品なの...
チャランさんがキメッキメでカッコイイ♡
そして2014年の作品なので若い!
復讐して話が一段落終わったかと思ったら、後半違うストーリーで展開。
ダンスシーンもほどよくあり、満足感のある作品。
全部載せのマサラ風味ゴッタ煮エンタメ
いやもう王道のインドエンタメ映画です。
公式のあらすじから、シリアス系復讐劇と想像してて、実際、主人公の彼女が殺されるあたりまではかなりシリアスな展開。別の顔を得て復讐のため舞い戻ってからは結構コミカルなシーンが多くなる(やることはやるんですけど)
で中盤でリベンジ成就して、あららこれで終劇かと思いきや、新しい顔をめぐっての別のドラマが始まり、だんだん前半の物語を忘れそうになります。でも最後はちゃんと前半後半の帳尻合わせて(やや強引かも)綺麗に終わるのでご心配なく。
歌と踊りをふんだんに盛り込み、格闘アクション満載、おまけに弾圧された人々の蜂起みたいな要素も入れた2時間46分のマサラ風味のゴッタ煮でしっかり楽しめた。
グウの根も出ないぐらいのパーペキ美男美女揃えてこれぞインド映画。週末のシメに丁度良い1本でした。
いろんな意味で突っ込みどころがあるが良作。
今年82本目(合計1,174本目/今月(2024年2月度)35本目)。
(ひとつ前の作品「一月の声に歓びを刻め」、次の作品「18歳のおとなたち」)
ひさしぶりのインド映画枠と言った気もします(大阪市基準では今週金曜日(3月1週)にも実はある)。
インド映画なので180分そこそこといったところですが途中休憩はありません。ストーリーもかなりわかりやすく(村の土地を不法占拠しようとする悪役とそれに対峙する主人公のお話)、またインド映画あるあるのダンスシーンや恋愛パート、アクションシーンは結構多めと、RRRほどではないにせよ満足度は高いかなといったところです。
こちら大阪市ではシネリーブル梅田の1か所による1回放映という扱いですが、95%ほどの入りようであったのが良かったところです(なぜか終了後に起きる拍手…。クラウドファンディングの当事者?)。
一方、インド映画あるあるの「謎の表示」や「謎の左下の表示」に関しては珍妙で、この映画、最初になぜか「プレミアムアパートを購入しませんか?電話番号はこちら…」というアパートのCMが流れます(インドの合法な映画評価サイトでは最初の5分くらいが見られ、この部分も確認できる)。インドでは映画が終わった後に「あのー、家購入したいんですがー」とかって電話する習慣ってあるんでしょうか?
また、謎の左下の警告表示は大半は「たばこ」「アルコール」でひっかかったと思えるのですが、「少しでも写っているとアウト」扱いのようで、インド映画のアクションシーンのように瞬間的にしか映らないようなところまでちかちか出るので、何がひっかかったのかよくわからない謎の部分もあります(また、インドでは日本では専用喫茶がある程度の「水たばこ」が普通に存在するので、水たばこのシーンでも出る)。
こういったある意味「まぁインド映画あるあるか…」と思いきや、ラストのエンディングロール。左側はNGシーン特集か当時の作成の苦労談か何かのビデオ、右側はクレジット関係ですがその長さもすごく(エンディングロールは5分ほどしかなく)、よって超高速です。誰も読めないと思います…(まぁ仮に読めてもあの速さではどうしようもないが…)。
突っ込みどころがある意味笑えたのですが(インド映画の最初にマンションの購入CMなんて流してどうするんでしょう?ちなみに日本上映においてもインドの国際番号こみで伏字などないことを確認済み。日本からかけてこられたらどうするのでしょう?)、まぁこの辺、著作権関係から勝手にそこを削るなうんぬんがあったものと思います。
採点に関しては以下まで考慮したものです。
-----------------------------------------------------
(減点0.2/不動産登記とインド民法のお話)
「土地の権利書」といった語が出るので、日本民法177条(不動産の得喪と対抗要件)が真っ先に思い浮かべられますが、インドの法では不動産登記が義務で、かつ、契約書などの添付を必要とします(この点でドイツ系の「当事者間であっても登記しろ」に似る)。ただ、瑕疵ある意思表示ほか(この場合は詐欺強迫ほか)で契約書が得られることはないので、ややヘンテコな気がします。
-----------------------------------------------------
全9件を表示