「モンタナ・サラリーマン」東京カウボーイ ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
モンタナ・サラリーマン
まずなんといっても、日本の「サラリーマン」としては身につまされるしグッときた。いきなり「サラリーマン・フィルム」という製作プロダクションらしいロゴが出るんだけど、それも笑った…
井浦新演じる主人公の坂井のサラリーマンとしての立ち居振る舞いはホント他人事じゃないし、そしてその坂井がモンタナでカウボーイ達に感化されてこうだんだん緩んでいく様が本当に良い。特に、温泉がね…
彼の出した結論が本当に名案なのかは疑問だけれども、それはそれで彼の選択、ということで「それで良いじゃん」という着地。なんだか山田洋次映画みたいな人情噺なんだなぁ…、と思ったら監督はアメリカ人ながらホントに山田洋次映画に関わられてた人のようで、それはそれで納得…
純粋なアメリカ映画らしいが、日本の「サラリーウーマン」として出演されているアメリカ在住の藤田文子さんが共同脚本なのがリアリティとファンタジー、米国と日本、のちょうど良いところ、を探った気がする。
しかしまぁ本作では、井浦新という希代の役者を味わってください。おすすめ。
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