つゆのあとさきのレビュー・感想・評価
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濡れぬ先こそ露をも厭え
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登場人物誰にも共感できず、最後まで観ても「…で?」としか感じなかった。
まず、作品として情報が伝わりにくい。
粗筋をよく読んでなかったので、冒頭の店が勤め先で、しかもキャバクラとは分からず。
住んでる家も(贅沢してるなぁ、とは思ったが)清岡のものだと終盤になって知る。
役者の問題なのか録音の問題なのか、台詞がやたらと聞き取れない。
ラインのやりとりも、もっと見易い配色あるでしょ。
ブツ切り挿入歌を頻繁に入れて雰囲気出してる場合じゃないですよ。
矢田を保険に考えてたにしても、終盤の清岡への対応が雑だったりで琴音には切実さがない。
媚びないカッコよさというより単に刹那的。
さくらの方はまだしも、生きようとしてない人間を応援する気持ちにはならない。
主演は頑張って脱いでるのだけど、3Pの時は恐らくさくら役のコとのバランスで下着フル着用。
メタな勘ぐりでしかないが、そのせいで作り物感が出てしまい、ドキュメンタリー的な現実感も失われた。
だったら別に主演も脱ぐ必要なかったよ。
なんだかコロナも、登場人物を窮状に陥らせるための便利な口実になってきましたね。
濡れ衣着せられただけで、以降出番すらなくなった楓ちゃんが一番可哀想。
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