つゆのあとさきのレビュー・感想・評価
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自殺願望の男に殺されるとは背筋が凍った
コロナ禍の中でパパ活の沼にハマっていく女性たちの物語。
色々なクズ男たちが登場しますが最悪なのは川島を名乗る自殺願望の男。売春婦(敢えてこう書きます)を性の対象としてだけでなく、他の目的で買うのは外国では時々聞きますが令和の日本でもあるんですね。
この物語が全くのフィクションであって欲しいです。でないと西野凪沙さん扮するさくらこと真理亜が可哀想すぎです。
演じた西野さんと前野朋哉さんには心から敬意を表します。
別の話です。西野凪沙さんの関西弁(三重弁)には刺さりました。琴音との最後の会話に初めて本音が聞けたようです。
追加です
舞台挨拶とサイン会に参加しました。主演の高橋ユキノさんや監督の山㟢晋平さん、守屋文雄さんに声をかけさせていただきました。高橋ユキノさんは本当に美しい方でした。
濡れぬ先こそ露をも厭え
登場人物誰にも共感できず、最後まで観ても「…で?」としか感じなかった。
まず、作品として情報が伝わりにくい。
粗筋をよく読んでなかったので、冒頭の店が勤め先で、しかもキャバクラとは分からず。
住んでる家も(贅沢してるなぁ、とは思ったが)清岡のものだと終盤になって知る。
役者の問題なのか録音の問題なのか、台詞がやたらと聞き取れない。
ラインのやりとりも、もっと見易い配色あるでしょ。
ブツ切り挿入歌を頻繁に入れて雰囲気出してる場合じゃないですよ。
矢田を保険に考えてたにしても、終盤の清岡への対応が雑だったりで琴音には切実さがない。
媚びないカッコよさというより単に刹那的。
さくらの方はまだしも、生きようとしてない人間を応援する気持ちにはならない。
主演は頑張って脱いでるのだけど、3Pの時は恐らくさくら役のコとのバランスで下着フル着用。
メタな勘ぐりでしかないが、そのせいで作り物感が出てしまい、ドキュメンタリー的な現実感も失われた。
だったら別に主演も脱ぐ必要なかったよ。
なんだかコロナも、登場人物を窮状に陥らせるための便利な口実になってきましたね。
濡れ衣着せられただけで、以降出番すらなくなった楓ちゃんが一番可哀想。
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