劇場公開日 2024年6月21日

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朽ちないサクラのレビュー・感想・評価

全138件中、121~138件目を表示

4.5少し配慮が欲しかったという一作ではあるものの。

2024年6月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今年227本目(合計1,319本目/今月(2024年6月度)27本目)。
(前の作品 「ターゲット 出品者は殺人鬼」→この作品「朽ちないサクラ」→次の作品「???」)

 梅雨っていやですよね…。帰るときにドンピシャで土砂降りにあいました。しかも近畿地方は20日が梅雨入りなんですって…。7月も大雨プラス猛暑でもうおなか一杯です。

 さて、こちらの作品です。私は原作は見ていないほうです。

 映画の趣旨としては十分に理解するし、公安(この点後述。若干怪しい?)に対する問題的の映画という解釈になるのではと思いますが、ストーリーの「幅」が結構色々飛ぶのが難しいかなといったところです。

 また、公安(この点後述。以下省略)が追っている「ある組織」に関することは、その組織の映画内での描かれ方等からしますと、思想良心の自由や表現の自由、憲法20条(ネタバレ防止のためここのみ条文番号で記載)ほか、あるいは、この映画の根幹をなす「受理の遅延」といったことは国賠案件になるんでしょうが、それらはすべてカット。まぁ、警察ミステリーものの小説の映画だからということは理解するものの、法律系資格持ちとしてはこの辺少しでも触れて欲しかったかなといったところです。

 また、展開として、実際の「日本で起きた実際の事件」をモチーフにした映画であることは紛れもない事実で、こうした映画(ほか、地震等を扱う映画)は何らかの注意書きが入るのですがこの点は配慮が欲しかったかなといったところです。

 とはいえ、映画の述べたい趣旨は理解はできるので、ここは好き嫌いあるかなといったところですが、大ハズレではないだろうといったところです。迷ったら(といっても、近畿は超土砂降りで明日は映画館にすら行けそうにない…)おすすめといったところです。

 採点に関しては以下まで考慮しています。

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 (減点0.3/映画の扱う「公安」について、そこから派生する問題に少し触れてほしかった)

 公安(後述)はその特殊性ゆえに、ときとして人権を侵害したりその恐れがあるような行為を行いうるものであり、映画内でもやや好き勝手している部分があります。この点、映画内で扱われている「ある組織」については、日本の歴史上実際に起きた事件をモチーフにしているとはいえ、「それでも」当事者に関しては基本的人権は尊重されなければならず(起こした事件が裁かれることは、基本的人権を不当に侵害して良いことになりません)、もうすこし丁寧に描いてほしかったかなといったところです。

 ただ、趣旨として理解しなくもない程度なので、採点幅は調整しています。

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 (減点なし/参考/「公安警察」と「公安調査庁」の違い)

 映画内ではもっぱら「公安警察」という扱いで出てきて、映画内でも実際の歴史をふまえてみても「想定される実際に起きた事件」において、公安警察の初動不備があったことは現在では反省材料としてそれは問題視もされたし、また当事者による技術向上もあったものと思います(公安警察の特殊性ゆえに、こうしたことは情報公開がされにくい)。

 ところで、日本には「公安警察」とは別に、法務省が設置する「公安調査庁」というのがあり、映画内で描かれる「特定の組織」についての調査権限ほかを持つのはこちらです。もちろん、その目的は共通している部分も多く、実際に法制度上も「相互に協力しましょう」という扱いではあるものの、その「特定の組織」について色々情報を持っているのは後者の「公安調査庁」であり、やや変かな…といった部分はあります。ただ、この点は上述通り、公安警察と業務範囲がかぶっている部分もありますし、公安調査庁と都道府県警察は別扱いであり、そのように描くと組織が色々出すぎて混乱するために、あえて(法上の解釈とは別に)わかりやすい設定にしたものと思います。

 (※) 日本では「公安警察」と「公安調査庁」は別組織扱いで、業務もかぶっている部分もありますが、お互いにあまり仲がよくない部分は確かに言えます。後者のほうがいわゆる「エリートコース」である等の理由によります。

 (※) 「公安警察」は時として暴走することがあるので日本ではあまり好意的な意識を持つ方は多くはないように思えますが、業務が一部重複する「公安調査庁」は、法に定められている「監視組織」を毎年まとめて資料に出す程度の業務で、それも極端に幅が広いことが問題視されることがありますが、後者のそれは法上「この組織や類似の組織は調査しなさい」となっているだけで、人権侵害といわれないように抑止的に運用されているので、「公安警察と比べると」、あまりこちらを問題視する方は少ない(実際の憲法上の重要判例等をみても、後者の行為が憲法論で論じられたことは少ない。まったくないわけではないが)といったところです。

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yukispica

3.5黒幕の一方で正義の信頼できるサクラが生きている

2024年6月22日
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カルト教団のテーマがかなり少ないので21日すぐ見に行った。
最初はその気持ちが共感にくくて、俳優の演技力のせいじゃないけど、もし静かなシーンで激しい音声があったらいいなと思って、それはかなり絶望的な心理を感じさせるからだ。
悪役が正義の役になるのが当然あり、だが、心配なく本物の正義の見方は社会の君たちのために頑張っているのだ。それは唯一の感想だった。

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Rocky.

2.5萩原くんの足が長い

2024年6月22日
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鑑賞方法:映画館

単純

頑張って雰囲気作りをしようとしているのは伝わってきますが、その割にハマれないまま終わってしまった映画でした。
一緒に見た妻曰わく、「萩原くんの長い足だけ見てた」とのこと。彼女は早い段階でネタが分かって退屈だったそうです。

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ひつじさん

4.5杉咲花ピッタリ

2024年6月22日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

柚月さんはハズさないなー。面白かった‼️
こういったサスペンスって邦画ならでは。
また杉咲花がハマり役でした。陰気臭さが。(笑)

主役だけど事務官だし犯人でもないなら居なくても、、、差し支えないなんて思ったら。(笑)ちゃんと働きましたね。

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ノブ様

4.0100人の命と1人の命

2024年6月22日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

観たい作品ばかりの今週封切りの中から、
月10のミヤビちゃんに魅せられて本作に決定。

千佳の新聞記者としての使命感、正義感と
友人泉からの疑念を晴らす為の意地

泉の友人を失った悔恨、真相究明への思い

捜査一課の犯人逮捕の執念
公安警察の正義とは何か

それぞれの緊張したシーンが見応えたっぷりです。また観る側にストーリーを気づかせる場面があって気が抜けません。

ラストに張り詰めた日々から解き放たれて友人の親に告白するシーンはもらい泣きです。
そして泉は悲しくても悔しくても前に進む決意をします。
警察小説が好きなのでおおいに満足できました。

愛知県の架空の街が舞台でしたので何処がロケ地として使われているのかと注意して観ていましたがほとんど判らなかったです。エンドロールに蒲郡、豊川、刈谷などの地名が有りましたね。
名古屋弁、三河弁が使われずちょっぴり残念です。

千佳の母親が泉に「千佳に何か変わった様子は無かったですか、些細な事でも構いません」と聞かれ「ごめんなさいね、何も解らないの、知らないの」と応えるシーン。
私も同じだよな、子や妻の事、聞かれても答えられないわ。

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ランタイガ

4.5次あるよねって終わり方が

2024年6月22日
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気持ちよかった。アベンジャーズみたいで(^_^;

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Route193

4.5これもまた映画賞に相応しい作品

2024年6月22日
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鑑賞方法:映画館

前日に「あんのこと」を観て、今年の映画賞はこれで決まり!と書き込みましたが、こちらもまた魂のこもった作品で、映画賞に相応しい作品でした。

原作を知らずに観ましたが、どこかで誰かが裏切るだろうというスリル感があり、目が離せない展開で、結末もどんでん返しでした。

杉咲花さんは素晴らしい女優になりました(続けざまに作品に出ていて、コミ症とか記憶障害の他の作品がオーバーラップしてしまうところはありますが)。
友人の母親に号泣しながら謝罪する場面は名シーン。演技を超越していて、客席でも涙している人が多かったです。
プライベートでは色恋の話があって少々イメージダウンですが、どうか女優業は全うして、色々な役と作品で観たいです。

公開初日の初回で観ました。
ヒット作になることを願いますし、そうなるだろうと思います。

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よし

3.0杉咲花さん

2024年6月22日
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鑑賞方法:映画館

かわいいです。

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完

3.5いつも杉咲花は素晴らしい!

2024年6月22日
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鑑賞方法:映画館

単純

警察を舞台としたシリアスな作品でした。土曜の午前中でしたので2割ほどの入り。豊原功補は相変わらず昭和の刑事風。安田顕も若い頃の回想シーンなのにほうれい線バリバリって笑、良い作品でしたが映画館で観なくても良かったかも。

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tomクルー

3.5普通かな

2024年6月22日
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鑑賞方法:映画館

難しい

これが杉咲花以外の女優だったら、名演になるかと思いますが、法廷遊戯や市子のように心に響く演技の杉咲花を観ているため、メチャクチャ杉咲花の演技の期待値のハードルが上がっちゃっているんですよね😅

そういう意味で、今回は彼女にしては普通かなって意味です(^^ゞ

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おたか

3.0屋上

2024年6月22日
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物語の半分くらいは屋上で進行する
いや、いまどき屋上でこんな話ししないだろ
昭和か!笑

うーん、映画は普通‥
感動はないな

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まさき

4.0先月観て、大いに笑わせてもらった「帰ってきた あぶない刑事」の原廣...

2024年6月21日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

先月観て、大いに笑わせてもらった「帰ってきた あぶない刑事」の原廣利監督の作品ということで、期待して観に行った。

「あぶ刑事」のような笑い🤣を期待していた私を嘲笑うかのような、笑い🤣の要素が1㎜も存在しない、シリアスな内容の映画だった。

自分のせいで、親友を死に至らしめてしまったのではないのか?と、自責の念に駆られた森口泉が、警察官ではなく、捜査権のないただの事務員の立場で、独自に親友の事件を捜査する。

捜査していく中で、見えたものが、「朽ちないサクラ」だった、という話。

「公安」のことを、「サクラ」というらしい。

この「公安」の掲げる正義が、私のような一般人とは大きくかけ離れているために、理解不能な事件が次から次へと起きる、衝撃作に仕上がっていた。

「公安」という組織は「朽ち果てることなく脈々と受け継がれる!」と訴えているように感じた。

親友の死の真相を知った、森口泉が決意したことに、とても好感を持った。

原廣利監督は、「あぶ刑事」のような笑わせ😭てくれるコメディも、1㎜も笑わせ😔ない、シリアスなミステリーも魅せる監督だと思った、「朽ちないサクラ」だった。

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モッチ

4.0良質なミステリー

2024年6月21日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

話に引き込まれ、時間がたつのが早く感じられた。配役も良く、映画館でみてほしい。
安田顕さん、豊原功補さんの共演は、なかなか味があった。
ただ、この映画で一番感動したのは、杉咲花さんと藤田朋子さんのシーン。杉咲花さんの演技には、いつも感心するが、藤田朋子さんの演技は、この映画の中において、秀逸だとおもった。

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めーやん

3.0昭和の匂い

2024年6月21日
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鑑賞方法:映画館

 出だしの雰囲気がいい。昭和の香りをたっぷり残した捜査一課長を演じる豊原功補が登場。『孤狼の血』的な展開が期待できる。

 なんだけど、中盤あたりからリアリズムに欠ける展開が見えてきて、ちょっとどうなのって気持ちが湧いてくる。

 杉咲花の演技は申し分ないんだけど、いくらなんでもそれは、無理筋ですよね。組織防衛だとしても、殺すメリットとリスクが釣り合わない。

 あの釣り人も殺されたのかな?

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bion

4.0配役の意味

2024年6月21日
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鑑賞方法:映画館

悪くない。
特にストーリーはしっかりしてるし、しっかりし過ぎてるくらいのどんでん返しと伏線回収。ただのハッピーエンドにならない、というあたりまで原作の効果だろうか。
ただ、演出は時にありきたりというかテレビドラマ的に使い古された感じになるし、劇伴の使い方などももうひとつ。
杉咲花の抑えた演技や豊原功補と安田顕のおじさんバディ感はめっちゃ良いんだけど、やはりヤスケンはその配役に意味を感じさせ過ぎ。狐狼の血2の梅雀さんくらいに意外さを感じさせてほしかった…

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ぱんちょ

4.0VS公安

2024年6月21日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

フィクションですとの事です。こんな事が現実では起きていない事を祈るだけです。
公安の闇を描いた秀作。あの宗教団体まで登場して盛り上げてくれました。
最終的に全部安田顕が持っていきました。
杉咲花ちゃんの静かな闘志を感じさせる作品でした。

69

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タイガー力石

4.0社会派ミステリー?

2024年6月19日
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メインは桜か…

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Oyster Boy

4.0パンフレットが欲しい

2024年6月3日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

警察の不祥事がきっかけで殺人が連鎖し、公安やカルト教団が絡み複雑な展開に。地下鉄サリン事件を模倣した事件もあり、カルト教団の恐ろしさもみえる。二転三転の展開に最後までのめり込んで鑑賞しました。
残念なのは試写会だったのでパンフレットなどグッズの販売はありませんでした。改めて上映日を待ちます。

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ショカタロウ