朽ちないサクラのレビュー・感想・評価
全142件中、101~120件目を表示
この世界ではない機構
いわゆる警察モノなのだが観てると、そんなことある?という疑問が次から次へと出てくる。途中から、あ、これはファンタジーだと思えば多少は眼を瞑ることもできるが、それでも看過できない重大行動を選択する。だったらその団体のチカラを削ぐことはもっとあるだろ、と。それに加え演出が古臭い。そこで音楽入れるとか、一昔前なの?そこも首を傾げる。まあ、思えば柚月裕子原作の弧狼の血もファンタジーだったけど、見応えはだいぶ違いました
霧の中の闇
警察の広報で働く職員の女性が、親友の記者が殺された事件を追う話。
警察が起こした不祥事の情報を親友に話していた主人公が、それが記事になったことで友人と揉める中、自分ではないことを証明すると調べに出かけた友人が殺されて巻き起こっていくストーリーだけど、殺された親友は超有能ってことですよね。
序盤から警察がペラペラと殺人事件の情報流し過ぎていて、なんだかチャラいサスペンスだな〜と。
これが一課長の狙いだとしたら大したものだけど。
事故死に見せかけるのに車の指紋全部拭いちゃうのは玄人ですか?
話しの流れ的には何とか繋げていたけれど、広報課長の昔語りもなかなか唐突だったしね。
主人公的には色々動いていたし、刑事のポンコツっぷりを課長は嘆いていたけれど、なんだかそんなんで迫れるほどの真相って…という感じで、やり切れなさは良かったけれどイマイチ没入出来なかったかな。
戦術と戦略
原作(者)を知らず、予告を観て面白そうと思い鑑賞。警察物はTVド...
原作(者)を知らず、予告を観て面白そうと思い鑑賞。警察物はTVドラマもあまり見ない方ですが、役者さんの演技、音楽、画と、さすがの映画クオリティで楽しめました。
ストーリーは私の頭ではついていくのにギリギリ、たぶん、話の辻褄に矛盾や突っ込みどころは無いと思われますが、もう一度観に行っておさらいしたくなりました。
多様性が叫ばれる時代の中、様々な「正義」が遂行される物語です。主人公・森口泉の行動が我々が普通に考える「正義」であり、警察機関もその「正義」を実行することが望ましいのですが、違う観念の「正義」も存在し、それが闇となります。どこまでが事実(現実?)かわかりませんが、市井の民としては少しの怖さと、正義にまで多様性が許されるべきかを考えされられた次第。エンディングに流れる森優太さんの音楽は、この物語全体を通してのそんな観た側の心象を表現してくれたかのようにマッチし、良かったです。
仮にですが「公安警察官・泉」なる大ヒット映画が既にあり、この映画は若き頃の泉の前日談の立ち位置にあったらすごく良いのになと思いました。
100人を救う為に1人を殺してもいいってか?
原作も予告編も知らなかったけど、大好きな花ちゃんが主役なので、それなりにハードル上げて着席。
えっ!杉咲花演じる森口泉、県警で働いてるのに警察官じゃないなんて珍しいな。広報広聴課なんてあるの考えた事無かったわ。
まず、ちょっとした事件が起きて、警察の良くない動きが新聞のスクープに。泉は新聞記者で親友の千佳が記事に関係しているんじゃないかと疑っていたら、1週間後に最初のシーン。ふむふむ、刑事じゃないのに犯人を見つける泉のサスペンスだなって予想。当たってたけどテーマはそれじゃなかったかな。泉の操作に協力してくれる元公安の上司、安田顕演じる富樫、優しすぎるぐらいに感じちゃった。操作に関わるもう1人の刑事、豊原功補演じる梶山も正統派の刑事で迫力あってとても良かった。
あらあら、次々に死者が。ちょっと苦手な関係者多数の展開だった。後半に出てきた怪しげな宗教集団、ちょっとヤバすぎでしょ。で、まさかの富樫。罪にはならないの?
泉は納得できなくて最後の決心。いいね。
ずっと花ちゃん、ヤスケン、豊原のやり取りが楽しかった。特に良かったのが花ちゃんの表情。ずっとハマってました。
原作の続編が気になる
原作に無い部分と映画だからこその部分
よく出来た脚本。原作でモヤモヤしているところがスッキリします。
宣伝ポスターのコピーは「主演 杉咲花✕原作 柚月裕子」。じゃあその掛け算がイコール映画の価値なのか、演出とか脚本とか映画スタッフの貢献はないのか。と、やや疑問を持ちながら観たのですがよく練られた脚本で面白かったです。
原作は、森口泉シリーズの一作目で、まだ、彼女は警察官でなく県警本部勤務の事務職です。泉の性格付けもそれほどクリアでなく、泉の視点と、準主役ともいうべき磯川俊一の視点が交錯するところがあります。原作者自身が泉でシリーズ化すべきかどうか迷っているような感じさえします。結末もあまり明確ではなく、公安の関与は強く疑われるのですが、そのあたりは何かモヤっとしています。
対して、映画は、犯人にしても、黒幕にしても、彼らの背景、犯行や動機が実にキチンと描き込まれており、原作を読んだ者としては、ああそういうことだったんだと納得できるところがあります。
タイトルの「サクラ」はもちろん公安を指す隠語であるわけですが、刑事として(先に触れたように本作の時点では泉は警察官ですらないので正確に言うと犯罪捜査者としてということになるのでしょうが)スタートした泉の人生の始まりを象徴する意味合いもあると思います。事件が始まったときはまだ蕾だった桜が、映画の最後では満開になっているところ、時間の経過と泉の成長を物語っている感じがしました。良い演出だと思います。
最後に、津村千佳役の森田想さんについて。「朽ちないサクラ」の次の作品「月下のサクラ」を読むと森口泉が実はかなり猪突猛進型のヒロインであることが分かります。私は泉役はむしろ森田さんの方がイメージなのですが。それはともかくこの映画では「辰巳」ではバディだった遠藤雄弥さんと全く異なる役回りで共演しておりちょっと面白かったです。
色々と
帰ってきたあぶない刑事とは真逆のシリアスな警察ドラマ。真逆ではある...
各キャストの方々の圧巻過ぎる演技!!
題名から想像したものとは違っていました。
安定の配役でじっくり愉しむサスペンス
作品ごとに役に入り込み、時を経ての心情の機微な変化が見事な主役の杉咲花、清濁併せ呑む人物をやらせたら安定の上長役の安田顕。
物語としては、主人公が前半のショックから立ち直り、弔いと真実追求の意図を持ち、観察眼と論理思考を駆使して徐々に真の首謀者に、多くの回り道をしながらも近づき、そして到達する見ごたえある内容だった。
淡々と抑えめの進行で若干盛り上がりに欠ける印象もあったが、その分じっくりと作品に向き合え、自分なりに考察もしながら楽しめたように思う。
派手なアクションや演出に依らずとも、俳優たちの演技だけで此処まで上質なものになると云う事を目撃できたのが良かった。
後日談も原作にあるようなので、そちらも映像化されると良いなと感じた。
おっと誰かが来たようだ
『帰ってきたあぶない刑事』の監督とは思えないほどに真逆の骨太映画で見応えがあった。
キャストも安定感があって良かった。
悪条件が重なってしまったとはいえ、親友を疑って和解できないままになってしまったのは、後悔してもしきれないだろうな。
小出しの点と点が繋がっていくたびに鳥肌が。
どこからどこまでがグルで、誰がどこまで知ってるのか、そもそも事件のスタート地点はどこなのかハラハラ。
真相に辿り着いたはいいけど、知りすぎ喋りすぎは危険だから、その辺でもうやめて、早く逃げて、とホラー映画でもないのに縮こまって観てしまった。
よく幽霊よりも生身の人間の方が怖いというけど、まさにその通りの結末。
タイトルの意味を知り、まあ朽ちないわなと腑に落ちた。
過ぎた時は戻らず希望はいつでも未来にしかない
結構前から映画館告知で気になってたので見に行きました 原作も少し前に読みました
原作は面白かったです
なので最後の結末は知ってるのでそうなるのか!ってのは体験できませんでしたが…
ただ原作読んでいて助かった部分もあったのでどっちもどっちですかね
最初の人間関係とか端折ってる部分もあると思いますし初めて見て分かりますかね?
最初の事件の描写からタイトルはあんまり引き込まれませんでした〜
これは設定上仕方ないんですが主人公が事務職なので動きの派手さとかは少ないですよね(笑)ほぼ屋上と会議室と喫茶店で話がススムススム(笑)
小説だといいんですが映像だと地味ですね
淡々と進んでくのはいいと思いましたが、不穏な空気感は出すのに何もなかったり、親友は川の向こう側で会えないみたいなアニメ的な描写は好きじゃないなぁ〜
杉咲花はここ最近大変な役が多い印象でしたが今回は静かな闘志が良かったです
安田顕は凄い渋かったな〜
豊原さんのドス効いた声怖い😭
周りを固める俳優がドラマとかでちょこちょこ出てくる人が多くて あれ?この人最近このドラマで出てたよな〜みたいなのが頭の片隅に残りながら見てしまった!
ストーリーはそれがそこに繋がるんだ~でシンプルに楽しめるかと!
ラストのシーンは思ってた以上に良かったです🙌
ただ、富樫さんの涙してたシーンはなんだったのか?利用してたのに?
予告でも使ってた英語の歌は雰囲気あって良かったのですが使い所が…エンドロールも微妙でした
でも満足して見れました!
続編の月下のサクラもやってくれることも期待します〜
わかりにくい
うーん、いまいち
全142件中、101~120件目を表示