朽ちないサクラのレビュー・感想・評価
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役者は良いが謎解きが非常に分かり辛くて不完全燃焼
豊原功補と安田顕はとても良かったです。杉咲花は可愛かった。
映画としては夢の部分など無駄な描写が多いのに肝心の謎解きの部分が非常に分かり辛い。長いセリフでどんでん返し的な謎解きをするけど、メインでないキャラを役名で言われてもピンと来づらく◯◯さんって誰だっけ?そもそもあのおみくじってどう使われてたんだっけ?と諸々の伏線を回収する筈がフラストレーションの方が募るばかり。
監督・脚本の問題だと思うけど原作も役者も良かっただけに本当に残念でした。
夢とか最後の長々とした母親への告白とか無駄な部分を削って、謎解きのキーとなる部分をフラッシュバック的に見せるなり、一人の長いセリフ以外で説明して伏線回収を丁寧に分かりやすくして欲しかった。
良くも悪くも構図ありきの映画、だと思う。
最後ドンデン返しあり、との前情報からディアファミリーと天秤にかけてこちらを選択。
途中、タイトル回収のエピソード(イベント)から、勘のいい人は黒幕が誰かは推察できるようにはなっている、が、語られてない構造上の要素があるようですっきり解読しきれる訳では無い。Sは結局誰だったのか?複数?ヘンミはなぜ公安の言いなりなのか、何か弱みが?
ブレーキ壊しただけで確実に口封じできる?もしシートベルトしてたら一命はとりとめてるんでは?
などなど。
まあ結末で真相はコレと明示しているようでしてないのでしょうがないのかも。
一つどうしても腑に落ちないのが主人公が事件に首を突っ込む方向にリードしている点。いや話が進まないからストーリー上はそれでいいのだが、黒幕が主人公の推測通りだった場合行動原理が矛盾してない?というところ。
桜(吹雪ほどではないが)舞う中をスクリーン上手側に向かって歩く主人公が印象的(意図的ではある)でこの絵を撮りたい映画だったんだろうなあと思われる。
私は公安に立ち向かう道を進んだ!という意思のようなものがみえてよい。
オープニングタイトルが橋の橋脚に被るようになっていたり、等構図にコダワリが見える。
ただあまり深い意味のないパターンもあるようで評価に迷う作品。
杉咲花はやっぱりです。
それでも前に進むしかない
お話は
期待しすぎてしまったかも
面白くないというわけではないけど、キャスティングの配置で結末が見え...
それでも前に進むしかない
前向きに聞こえる言葉が、ときに虚しく響くことがあります。
世の中の不条理、歪んだ組織、複雑に絡まり合った人間関係、一人ひとりの想いや考え方のズレがそうさせるんでしょうか。
そんな社会の現実やその裏表をギュッと詰め込むかたちでストーリーは展開し、前を見ることしか考えない組織が真相に深く関わるという結末でした。
それでも最後には前に進むことを決意した主人公がいました。そしてその隣には、その人が笑顔になることを望んで寄り添う人がいました。
何かエールをいただいたような気持になり、「この先も前に進んでも良いのかな」と思えました。
役所広司さんと対峙した松坂桃李さんがカッコよかった「狐狼の血」の締めくくりに感じた清々しさ。それとはまた違った清々しい締めくくりでした。
「桜」と「サクラ」の対比も良かったですね。
残念過ぎる…薄っぺらい展開…
杉咲花さんにハズレなし?
国民100人救うために数名の市民の命を悪の当て馬にするのは是か非か。
違和感
映画『新聞記者』を観た後の気持ち悪さを思い出しました。
実際にあった事件(桶川ストーカー殺人事件と地下鉄サリン事件)をモデルにストーリー的に使えそうな表層だけつなげていること、真犯人の目的や計画を組織が描いたものとすることが陰謀論に寄りすぎて突飛すぎること、公安の在り方に偏見まじりの創作性が重視されていることなどが、居心地の悪さを感じた。
原作では架空の県だったので、その創作(ファンタジー)っぷりがクッションとなって、楽しめたのだけれども、映画では愛知と具体的になっているのに違和感。
言ってしまえば「気持ち悪さ」の正体は、ファンタジーなのに、いちいち現実を挟み込むことで生じる、リアリティラインの曖昧さが生み出した「違和感」なのかもしれません。
杉咲花、安田顕、萩原利久、豊原功補らの演技力が高いために、ぱっと見で破綻はしていないけれど、設定の「軋み」が、作品自体の強度を下げてしまった気がしました。
ただ、杉咲花演じる森口泉のキャラはすごくよかったので、続編の『月下のサクラ』を映画化してくれないかな、と期待はしました。
演技力で見せるが、釈然としない点も
親友が殺された事件が、ストーカー殺人、組織犯罪へとつながってゆく。
捜査権を持たない人物が事件の捜査をするというのは、探偵ものでお馴染みなので、フィクションとして楽しめます。杉咲花さん、安田顕さん、豊原功補さんは上手です。
ただ、納得がいかない所が幾つかあります。以下ネタバレです。
組織によって仕組まれた事件で、どこまでが本当の事なのか分かりにくいのですが、ストーカーは本当の事件だとして、被害届を受理してもプライバシー保護の観点から内密にするだろうから、それだけであの団体のスキャンダルとして世間に広まるとは思えません。被害届は受理しておいて逮捕はしない、という手もあったんじゃないでしょうか(いや、ダメだけど)
実際の事件をヒントにしたからこういう展開になった気がします。
公安と県警は別とはいっても、警察の人間を黙らせるのに脅迫する必要があったんでしょうか。かん口令をしくだけで良かった気がします。
公安がどこまで非情な手を使うのかは全く想像できないです。
捜査資料を被害者の母親に渡そうとするなんて理解できません。娘が生きた証みたいな扱いになってましたが、その為に情報漏洩しますか。最後の数日間の行動をメモで渡すだけなら、規則違反をせずに母親を満足させられたと思います。
おみくじで真相に迫ったといっても、具体的に突きつけられる証拠ではなく、浅見光彦シリーズに出てきそうな想像の話です。
あの人が消されるなら、主人公も危ないのではないかと心配になりました。
サクライ ロノ ト ロッコ
愛知県平井市が舞台の映画。地元だ。でも長年住んでいるけど知らないことも多い。平成の大合併の影響か?
警察案件だとなかなかロケ地巡礼に馴染まない。なんか愛知県警がやらかしたみたいで、ちょっと不愉快。 完全架空かロケ地巡礼が出来るよう、あえてソレとわかる印象的な場所のセレクトが欲しかった。一応蒲郡市・豊川市・新城市・岡崎市・幸田町等でロケはされているが。
カルトが出てきてから話がわからなくなってきた。安田顕がいつアリバイ崩しを依頼してくるのか?
前半は、杉咲花といえども今回はそこまでの演技は要求されなかったのかと思っていたら、終盤に向かってどんどん杉咲花に吸い込まれていった。
直前の今見えるA。有るのかどうかもわからないB。でもあったらどでかいB。知っているのは🌸のみ。
期待通りの面白さ
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