「発端がいまいち。」朽ちないサクラ ひろさんの映画レビュー(感想・評価)
発端がいまいち。
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物語の発端がいまいちでした。
安西秀人は実家の宗教と新興宗教、さらに公安のスパイとしての苦悩に板挟みになっていた……んですよね? そんな状況でたかだか一人の女性に執着してストーカー殺人なんか起こすかなぁ?
発端が弱い。ストーカーじゃなくて、女性に正体が知られたから、とかのほうがよかったんじゃないかな。
それともこのストーカー殺人じたいも公安の仕組んだこと?
辺見学を含め、なんの落ち度もない人間がただ追い詰められてひどい目にあうなんて、見てて憂鬱です。
スカッともしないし。
なぜか主人公だけは少しも危ない目にあわないし。
某新興宗教とか慰安旅行とか実際の事件を彷彿とさせるけど……それだけに新鮮味が感じられない。とくに新興宗教のほうは似たような扱いの作品は多いし、なによりも本当の事件のインパクトがすごいですからね。
一緒に見た夫は楽しんでいましたがわたしは始終モヤモヤしてました。
それにしても公安ていつも悪者にされてるけど、エンタメには圧力かけてこないのね。
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