「読み物としては面白いと思うけど」朽ちないサクラ カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
読み物としては面白いと思うけど
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原作未読。
「小義を捨てて大義を得る」という典型的なお話。
いくら邪魔だからって公安が大義のために善良な市民を◯すことは絶対にあり得ない(と信じたい)と思うが、ストーリー(読み物)としては面白かった。
起こった事件を捜査する刑事とこれから起こる事件を未然に防ごうとする公安と言うのはなるほどなんだが、この話からは説得力を感じることは難しかった。
公安が地方警察の内部(広報課)におり、犯罪や捜査そのものをコントロールするって、上から指示すればいいじゃんと思うが、警察は全く知らなかったというテイにしたいためなのだろう。
ある意味究極の選択なのだろうと思うが、カルト教団を捜査する手段としてあれしか無かったのか疑問が残る。
杉咲花が親友の母親に打ち明けるシーンを見てあの世代では一つ抜けた上手さを感じた。
原作には続編があるのかな?
警察官になって公安として葛藤を持ちながら有能な捜査官になるのというのがお約束な気がするが・・・。
今回の安田顕は怖い方のヤスケンさん。
ふざけた様な軽い感じも好きだが、あんな感じもなかなかの迫力があって良い。
豊原功補はもっと怒っていいと思う。
登場シーンは少ないけど、泣いてるシーンばかりの藤田朋子も達者な役者で印象的だった。
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