「根深いサクラ」朽ちないサクラ かばこさんの映画レビュー(感想・評価)
根深いサクラ
タイトルの「朽ちないサクラ」の意味が、終盤でわかった。
一件落着後に本当の「真相」が明らかになるが、料亭での杉咲花が圧巻
安田顕相手に対等に渡り合って凄みすら感じました。
テンポよく話が進むが、ストーカー殺人事件、被害届の受理が慰安旅行で遅れたことが新聞に漏れた件、津村千佳殺害とカルト教団、複数の事件が入り乱れて何がどうなってどう関係しているのか頭を整理するのに忙しかった。
終盤までにそこそこ追いついたが、おみくじのくだりがわかりません。
なんであれが重要アイテムだったんでしょう??
反社会的カルト教団は明らかにオ〇ム
刑事は起きてしまった事件を扱うが公安は起きうる事件を未然に防ぐ、それぞれがそれぞれを「正義」としており、折り合うことはなさそう
公安怖い。「多くの命を救うための少数の犠牲やむなし」というポリシーは否定できないものだろうが、実行するのは究極の選択、他にまったく選択肢がなくやむなく、の時に限ってもらいたい。この映画では最初から安易に犠牲ありき、ターゲットにされたら個人では抗えない強い力で追い込まれ逃れるすべなく利用され消され闇に葬られておしまい。こんな無茶苦茶、リアルであるんだろうか、追っているカルト教団の「正義」と違わないように見える。
それでも、公安は、私利私欲というより日本の将来の安全のために信念を持って働いているんだと思うんですよ、組織を守ることもそのなかに含めて。
富樫は、深く根を張った大物のサクラだった。普通桜の根は浅く広く張るんですが。
泉に真相を突きつけられた安田顕の、徐々に変貌していく表情が不気味で鳥肌モノ。
泉は、真相をすべて梶山と共有して、公安に消されないように保険を掛けていると思いたいです。
かばこさん、ありがとうございます。
人物関係も若干わかりづらいですよね。続編あるようですが、そうすると仰るとおりエピソード・ゼロですね。
遠藤雄弥くんて最近知ったのですが、「ゴジラ-1.0」にも出てると書いてあるんだけど、全く覚えてません(^_^;)
ではまた~。
嬉しいコメントありがとうございます。
日本の政府中枢の情報収集や分析はきっと国際関係はほとんどアメリカ頼みのような気もするし、国内の方もなんだか個人情報ばかり集めて違法に横流しして小遣い稼ぎしてる輩がいるせいで、とても心配です。
サクラ(花)というよりは木っ端役人的な人が多かったらどうしよう😂