「おっと誰かが来たようだ」朽ちないサクラ コビトカバさんの映画レビュー(感想・評価)
おっと誰かが来たようだ
『帰ってきたあぶない刑事』の監督とは思えないほどに真逆の骨太映画で見応えがあった。
キャストも安定感があって良かった。
悪条件が重なってしまったとはいえ、親友を疑って和解できないままになってしまったのは、後悔してもしきれないだろうな。
小出しの点と点が繋がっていくたびに鳥肌が。
どこからどこまでがグルで、誰がどこまで知ってるのか、そもそも事件のスタート地点はどこなのかハラハラ。
真相に辿り着いたはいいけど、知りすぎ喋りすぎは危険だから、その辺でもうやめて、早く逃げて、とホラー映画でもないのに縮こまって観てしまった。
よく幽霊よりも生身の人間の方が怖いというけど、まさにその通りの結末。
タイトルの意味を知り、まあ朽ちないわなと腑に落ちた。
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