「本当にあったら怖い」朽ちないサクラ セイコウウドクさんの映画レビュー(感想・評価)
本当にあったら怖い
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原作を読んでいたが鑑賞後に再読。映画の時間に収めるために展開が急なことと、数々端折ったため、内容の理解と泉のラストの決断に!?となる人が多いのではないか。後半の二人の対峙が見所だが、杉咲の幼い語り口調がやや迫力を欠く。
公安の闇が本当にあったら怖い。多くを救うために少数を犠牲にするという考えには共感できない。トロッコ問題を想起するが、どちらを犠牲にするかを考えるのではなく、別の解決策を考えるべきである。カルトの犯罪を暴くよりも、カルトの人間も救うことを考えたい。そうしないと公安のやることは、教祖が「ポアしなさい」と言うのと変わらない。
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