「不屈の精神は挑戦する者へやどる」JOY 奇跡が生まれたとき 𝐵𝐴𝑈𝑀さんの映画レビュー(感想・評価)
不屈の精神は挑戦する者へやどる
1960年代から1970年代のイギリスを舞台に世界初の体外受精による出産の舞台裏を題材にした実録ドラマで3人の科学者たちが不妊に悩む人々を救おうとさまざまな困難を乗り越えながら画期的な医療技術の実現に挑もうとする。不屈の精神は挑戦する者へやどる。医療実録もの。そもそも”体外受精”というコアな題材にピンとこない地点から、当時の医師や看護師の人生を賭けた壮絶な物語へと落としこむ。また当時はそれらに対する批判や偏見も、相当あっただろう。キャスト面でトーマシン・マッケンジーやジェームズ・ノートン、ビル・ナイが情熱を込め演じている。いまでこそアレだが、味方が少な過ぎる状況下で研究を進める彼等に感情移入できる部分は鑑賞していて多かった。
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