ヒットマンのレビュー・感想・評価
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鑑賞動機:リンクレイター監督9割、あらすじ1割。
リンクレイター監督だから観てみようと思ったのに、始まる頃にはリンクレイター監督なのを忘れていて、エンドクレジットで思い出す。
これは成長なのだろうか、としばし考えてしまう。もっとブラックにしないとうーん…。
実在した「偽の殺し屋」
本作のモデルとなった潜入捜査官ゲイリー・ジョンソンは、地方検事局で働きながら講師として地元のコミュニティカレッジで心理学などを教えていた実在の人物である。1990年頃から「偽の殺し屋」として警察に協力する活動をはじめ、70人以上を逮捕に導いたといわれている。
本作の面白みは、「殺し屋」を雇って殺人を依頼したはずが、実は事件を捜査する捜査官だったというところだ。相手がおとり捜査官だということを知らずに、その殺し屋に殺人を依頼する人々が後を絶たないのに驚かされる。
製作のきっかけは、グレン・パウエルがリチャード・リンクレイター監督に「偽の殺し屋」に関する記事を持ち込んだことからはじまる。それは2人の共通の出身地であるテキサス州オースティンの雑誌に掲載されていた。リンクレイター監督は、この記事を13歳の時から知っていて、こんなに面白い実在のキャラクターはめったにいないから、時々その話について考えてきた、過去にもブラット・ピットをはじめ、いろいろな人たちが映画化を試みたけど、誰も正しいアプローチを見つけられなかったと語ったという。また、ゲイリーとマディソンが恋仲になるエピソードは、フィクションではあるものの元の記事を膨らませたものであるらしい。パウエルは次のように話している。「この映画のゲイリーは、情熱を持って毎日を生きていません。彼は左脳だけで生きています。ですが、マディソンに出会い、理屈に合わない、直感的な行動をするようになります。普段なら絶対にやらないようなことを。それがめちゃくちゃな状況を生み出すのですが、そこから彼は自分の生き方を見直していくようになるのです。」
ラストは、2人とも本当の殺人者になり、まったく罪に問われないまま、結婚し、子供が生まれるという流れになるが、この展開には相当無理があると物議を醸している。しかし、破滅的な男女カップルを描いた「俺たちに明日はない」を2020年代の現代版にしたようなものだという肯定的な意見もある。
タブーを破るようなラストに驚く
リチャード・リンクレイター × グレン・パウエル ‼︎
リンクレイターとはオールタイムベストの一本となった 2014年の「6才のボクが、大人になるまで。」で出会った。それ以降に観た「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に」や「30年後の同窓会」での半端ない同世代感に何か怪しいと思ったら同じ歳だった。誰よりもシンパシーを感じる監督さんだ。
「ツイスターズ」を観て間もないグレン・パウエルが演じたのはニセの殺し屋として警察のおとり捜査に協力する大学教授。
殺しの依頼者を逮捕し殺人を未然に防ぐスタイルだが、依頼者の女性(アドリア・アルホナ好き💕)と恋に落ちたことから思わぬ方向へ。
映画のタブーを破るようなラストが斬新。何しろ犯罪なので賛否両論あると思うけど自分は支持したい。
ちなみに脚本はリンクレイターとパウエル。面白いだけで終わらない毒を含んだエンターテイメントだった。
脚本が良く書けてる
見終わった後の違和感
前提として、この話は実話をベースにしている
前半は、その実話の魅力である、犯罪者(殺人依頼者)を
おとり捜査のテクニックを駆使して逮捕していく流れはなかなか
面白かった
数多くの実例にはとても興味がもてた
でも、後半の(多分フィクションの部分)展開についてはまったく
納得感がもてない
この物語を「実話」としている以上、後半の展開は視聴者を
ミスリードしてしまうし、あのエンディングにしてしまうことで
前半の本来の実話部分との整合性がなくなり、作品自体が
「で、何をいいたいのか?犯罪を肯定するのか?善悪は個人の主観に
左右されるなら、そもそもこの映画のスタートから間違っているではないか」という
自己矛盾を見せられる内容にモヤモヤが止まらなかった
この映画を面白いと思って作った感覚に不信感がでちゃう映画
面白いんだけどもったいない
疲れが溜まって更に空調がいい塩梅で、まさかの眠りに落ち… でもふと気づくと楽しそうでああ悔しい。けど見直すかどうかう〜んみたいな感じ。
寝ながらなんなのだけど、ぶっちゃけ映画はシークエンスが面白ければほぼオッケー、というくらいのエンタメ映画であった。
「ほぼ実話」と冒頭出てくるのだけど、バイトで警察の仕事に携われるという設定がいい。盗聴からはじまって仕方なく嘱託殺人の現場を押さえる現場に回ってしまい、、とそこからはじまるコメディの中での変装っぷりがかなりいい。これをやりたい売り出し俳優はたくさんいるであろう。そして当然出会ってしまう運命の人。ここからがラブコメパートがはじまっていい塩梅。
絶好調のグレンパウエルはさすがのチャーミングさだけど、ヒロインのアドリアアルホナも魅力的。ふたりとももっともっと有名になっていくんだろうな。
こんだけ揃った映画なのになぜかたいした宣伝もされないのは評価が低いのか? とはいえ確かに派手さはないし、深みはない。たぶん中庸過ぎるまとめ方になっちゃってるんだろうな。リンクレイターといえば同じく教師の主人公の「スクールオブロック」というヒット作があったが、あれよ再び、という企画だったのだろうか。面白いんだけどちょっともったいない、そんな映画。
期待ほどではなかった
最後❌
her pie is good pies maybe....(^_^;
抜群の適応能力は才能!
グレン・パウエルの華麗なる七変化
冴えない大学講師の副業はおとり捜査の手伝い!
ターゲットに合わせてグレンが様相を変えて、相手を翻弄させる
グレンはこれまでの『トップガン』や『恋するプリテンダー』のような
少し相手を挑発するぐらい余裕のあるイケイケタイプの男性のイメージが強かったから、今作で冴えない役が新鮮だったし、こんなに色んな演じ分けできるんだってシンプルに感動。特殊メイクした上で役とか今後あったら絶対いい演技すると思う。
ストーリーは設定が面白いところに若干のコメディ感があって、くすっと笑える。負のピタゴラスイッチみたく事態が悪化してくの(笑
結び方はこれでいいの??とちょっと疑問に思うところはあれど、
全体的に面白かったので☆3.5
asifの法則
警察の捜査協力のため、ひょんな事から偽物の殺し屋を演じることになった大学教授が、殺人依頼してきた美女と恋に落ちてしまったことで運命を狂わせていく…。
実際におとり捜査に協力した教授ゲイリージョンソンの仕事をベースにしているそうで、こういう仕事もあるのかとかなり興味をそそられた。いい題材だなと。
殺人依頼をしてくる人を囮捜査で先に捕まえるというなんともアメリカらしいお話ながら、キャラの魅力と不思議な哲学に溢れている映画。
今をときめくグレンパウエル の7変化、数々の"偽"殺し屋に扮するファンにはたまらない逸品。自分はそこまでグレンパウエルのファンでは無いのですが、グレン演じる根暗地味目哲学教授ゲイリーが殺人依頼をしてくるクライアントのために頑張って色んな殺し屋のコスプレ(虚構)をするうちになんだかワイルドな男へなっていくのがおもしろく、愛おしい。笑
実は映画的なアプローチにの様に感じて、演じている人が、劇中でさらに演じることによって理想の人物になる…。とどうなるのかというある種の哲学を感じられるところがこの作品の魅力ではないかと。ウディアレンとヒッチコックが好きな自分にはハマるわけです。
ゲイリーと恋に落ちるマディソンを演じるアドリアアルホナ もとても魅力的でこれは恋に落ちてしまうのも仕方なの無いぐらいかわいい。物語は予想通りのコメディ、ロマンス、ミステリ、ノワールの展開となっていくのだが…
賛否が分かれそうなシニカルが効いたラストが待ち構えていますが個人的には好きな展開の仕方。求めるものを演じていたはずなのに、求めている以上に自分と、想像したキャラが混ざり合っていく中でのあのラストは実に興味深かったなと。
劇中でもあったが、as ifの法則というのがあり、「~のように行動すれば、本当に~になる」という説があり、辛くても悲しくても、楽しんでいる様に行動をしていくと自然と楽しくなっていく。理想の自分を目指すなら、まずは理想の姿になってみる、その様に振る舞ってみるコトの大切さを教えてくれる?ストーリーなのか。
リチャードリンクレーター 監督作品だと、6才のぼくが大人になるまでや、恋人までの距離(ディスタンス)をみたことがあります。幅広いおもしろジャンルの映画が作れる監督、尊敬です。シンプルな話、シンプルなラストにする事はできた様に思えるけれど、あえてのラストにしたのだから不思議な魅力と、味わい深いものが生まれた作品だと感じました。
ブラック ブラック ブラック
リチャードリンクエイター流、大人のラブコメ
オチに向かって急降下
好き系統
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