「よく知らない人には、ご注意を!!」胸騒ぎ 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
よく知らない人には、ご注意を!!
《ストーリー》
イタリア旅行中に仲良くなったオランダ人夫妻から、家に招待を受けた
デンマーク人夫妻が意味不明の酷い目に遭う話し。
理不尽で不可解な映画だった。
可愛い少女(娘)は舌を切られて・・・
・・これからは、あそこに居た無舌症の男の子の代役?
それにしても無抵抗なデンマークから来た夫婦。
逃げるのに失敗した(車が砂地でストレンジ・・・
・・・妻が殺人鬼夫婦に電話で“助けて“と呼び寄せたのか?
そして娘は舌を切られ・・・拉致され・・・
デンマークから来た夫婦は、
「服を脱げ‼️」との命令を素直に聞く。
そしてこの場面から、BGMはメサイアか?
レクイエムか?知らないが
女声コーラスが、美しく厳かに鳴り響くのだった。
夫婦は裸で素直に崖を下って行く・・・
岩だか?石だか?
次々と襲ってくる・・・そして石にぶつかり倒れた、
折り重なるように力尽きて2人は死に絶える。
これは「石つぶてで追われる」
異教徒かなんかの儀式で、
生まれながらの原罪なの?
キリストが処刑された“ゴルゴダの丘“なのか?
「胸騒ぎ」のデンマーク夫婦はほぼ無抵抗で、
屠殺場へ引かれる牛のように観念したかのように殺されてしまう。
前半からグダグダしていて、不平の多いベジタリアンの妻が
何か違和感に(胸騒ぎ)を覚えて、逃げようとするものの、
娘が「ぬいぐるみ」を忘れて車は引き返す。
そして二階に上がり夫が見たのは、
壁に貼り付けられた旅行者らしき夫婦と子供たちとの
記念写真。
夫の「胸騒ぎ」
それはこの家の主は殺人鬼のサイコパス?というもの。
これも唐突で計画性のない展開に思える。
なんと言っても「殺人の動機」に説得力がなくて、
行き当たりばったり。
オランダ人夫婦(特に夫)の悪趣味で刺激的な暇つぶしが
とんでもない行為だった。
現実には、現実にはもっと酷いリンチを
理不尽に受けて死ぬ人がいる。
景色と宗教音楽と女優たち(少女含めて)が
美しかった。
「胸騒ぎ」の原題「Gaesterne」は
デンマーク言語で「ゲスト」だとか。