「心が少し暖かくなるよう」パレード 白波さんの映画レビュー(感想・評価)
心が少し暖かくなるよう
採点3.6
残してしまった者への、届かない想いを描いた作品。
まず最初から死んでる感じを隠さないのが潔いですね。
キャストも豪華で、舘ひろしなんてほんのちょっとなのに「やっぱり格好良いわ…」ってなる位印象に残りました。
それとフランキーの歌が思いの外うまく、結構作品の良いアクセントになってました。
あと一行が立ち寄った劇場、そして後の息子が足を運んだ劇場がユーロスペースなのが面白かったです。
ちょいちょい脚を運ぶシアターなので、何だかくすぐったい気持ち。
皆にそれぞれのエピソードがあって、やっぱりキュってなるんですね。
中でも長澤まさみと息子との再会は…流石に涙してました。
あと音楽が中々良いですね。新海作品ではピンとこなかったのですが、こちらは作品にとても合っていました。
何というか、心が少し暖かくなるような物語です。
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