「映像美と音楽」パレード じーたらさんの映画レビュー(感想・評価)
映像美と音楽
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死者たちが主役なため、ファンタジー要素の強い作品だった。
最初は、もう少し現世界とつながりのある話かと思いきや、話が進むにつれて、
死者たちの“生き様が”如実に。
そして、何と言っても圧倒的な映像美と音楽の美しさ。
これ、NETFLIX配信作品かと思うほど、こだわりぬいている。
これは、ある意味見る側に対しての挑戦状のような気もする(もちろん制作側はそんな意図はないかもしれないが)。
定額でみんなが見れるお手軽感があるからこそ、各々のデバイスでどこまで今作品を追求できるか。
さいわい私は、自宅のSONYのDolby Atmos対応サウンドバーで視聴したため、ピアノの音色がとても心地よく聞こえ、この世界に入り込めた。むしろ、映画館のボリュームで聴くより心地よかったかもしれない。
余談にはなってしまったが、藤井監督のこれまでの作品によく出てきたキャスト陣が集結していたり、『浜の朝日の嘘つきどもと』のロケ地だった朝日座がまた登場していたり、スターサンズ制作の『マザー』で親子役だった長澤まさみ、奥平大兼が親子役だったりと、日本映画を“線”で見てきた人たちには嬉しいところがあり、見ごたえ十分だった。
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