「監督者の若さが際立つ作品。」パレード コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)
監督者の若さが際立つ作品。
内容は、主人公美奈子(長澤まさみ)が地震の津波により死亡し死して尚、生き別れた息子を探そうとする話。死後の世界では、狭間の世界があり未練が残る人達が未練を断ち切るまで棲むという世界観のお話。果たして主役級の登場人物達の未練は断ち切れるのか?本当の浄化とは何なのか?幻想世界で幸せになれるのか?
印象的な台詞は、誰もいない海🎵を歌うマイケルことリリーフランキーが味があり良かった。あの歌詞の内容が若気の後悔を感じさせられる。
印象的な場面は、皆んなが月に一度新月の夜に逢いたい人を探す。paradeと呼ばれる俳諧の場面が夜空に浮かぶ天の川のようで美しかった。
印象的な状況は、死んだ人が自己判断で、その先の世界に行く事が出来る状況に驚いた。
全体的に、銀河鉄道の夜+天間荘の人々+死役所を6で割ったような作品。
監督の若さが目立つのかモチーフ選びやテーマ設定に問題あり、一体何が伝えたかったのか?ハッキリ分からない所がありました。
主役級の豪華出演陣が役の上で死んでしまっている(死人の世界だから?)のは、何か忖度された結果か分かりません。自分としては、映画内映画の話もあるのですが、そちらの方が面白そうに感じました。
海外のNetflix映画は面白いのに、国内Netflix映画はイマイチ問題は、中々解消されそうにないみたいです。
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