俺らのマブダチ　リッキー・スタニッキーのレビュー・感想・評価

やがてウソがホントになるとき。空想と現実の境界が曖昧になっていき嘘を本当にすること、デタラメから救いと再生と愛の物語に？人はいつでもなりたい自分になれる！心の真っ直ぐさは、それだけでこんな世の中ではすごく貴重なのだ。
いや〜笑い疲れた！ウィル・フェレル映画の邦題法式で言うなら『俺たちマブダチ』。俺らがバイブルを書いたんだ！子供時代から口実・言い訳に使っていた"実在しない"空想の友達が、現実になったら？ジョン・シナのオーウェン・ウィルソンのモノマネ(ディーヴォ、アリス・クーパーなど後は見た目から)！
クソまみれの人生を送ってきたロックハード・ロッド(ハードオンではないです)。そんなダジャレ好きの売れない無名の俳優＝イカしたイカ好きに、しっかりと困らされる主人公たち。彼らが"聖書"と呼ぶ口裏合わせを基にしたメソッド演技で、周囲もビックリ！めでたしめでたしコレで終わりかと思ったら、リッキー・スタニッキーが生活に入り込んできて彼を中心に回り始める。すべてが狂い始める…。
イカれたファンを逃れて、高給取りの"良心的な胴元"へ。ウィリアム・H・メイシーも出演していて、ファレリーらしい形ではあるが、まさかの大笑いさせてくれる！スタニッキーは何でもズバリ言う！アルコール依存症で、ハッキリとした物言いと大胆な行動力！遂には葉巻カッターで割礼まで？
ウソをついて自分を守ってきた…けど、ウソはいずれバレる。"溝に落ちる"。もう大人なんだから、ウソをつく必要はない。大切な人に真実を伝えよう。俺のCM見た？ポテトのおかわり？もらうよ！動物園を買った。
障害を抱えた人たちを何気なく起用するところに彼らしさが出ている。それはエンドロールまで一貫して本当に素敵で、意義・価値がある。みんなこうだったらいいのに。選曲のセンスもいい！かと思ったら最後にまたあの笑いどころね。

G.O.A.T.
I DON'T TRUST SOUP
"What did just fuck you say?!"
shit wood 25万ドル「今週のヒーロー」
Fuck you!
オーティス・レディングは目が見えないっぽく聞こえる？
♪In My Head/レモン・ツイッグス
Day In the Sun/John Cafferty & The Beaver Brown Band

勝手に関連作品『バケーション・フレンズ』『ハングオーバー』

『グリーンブック』を経ての『Mr.ダマー』『メリーに首ったけ』といった趣きでちょうどよい。

あ～あ、面白かった～
幼なじみ３人組が大人になるストーリーって
割とよくあるパターンです。
子どもの頃の関係性が大人になってもそのまんまってヤツ。
大人になってからもシッチャカメッチャカなのは面白い。
今作品はそこにスパイスが加わる。
そのスパイスとは「リッキー・スタニッキー」です。
この「リッキー・スタニッキー」を演じたジョン・シナが最高！
この映画のジョン・シナは物まねを見せてくれるけど
もう面白くってかわいくって笑いが絶えませんでした。
エンドロールの終盤の映像も最高！

リッキー・スタニッキーとは、悪ガキ三人組が仕出かしたいたずらの罪をなすりつける架空の人物。
大人になってもリッキーを使って良からぬことをしていたが、周りの人から会いたいとの要望があり、あるコメディアンになりすましを依頼することに。
ファレリー監督なので下ネタはかなり強烈。

下品で笑える「アイデンティティ」の物語。
不幸な境遇は、日本だとしっとり「ある男」になり、
アメリカだとコレになる。ポスターのジョンシナに騙されて意外といい映画！とギャップがあった。
ユダヤ教への知識があれば、もっと楽しいネタがあったのかな？