「前後半別の物語・・・」ポーカー・フェイス　裏切りのカード　よしさんの映画レビュー（感想・評価）

幼なじみを罠にかけようとする主人公の、動機とその顛末を描く物語。

ラッセル・クロウが監督主演を務めるサスペンスです。
物語は完全な二部制。前半は、罠にかける主人公と幼馴染の緊迫の問答。
後半は乱入してきた強盗との攻防。

ただ、この二つが完全に分離してしまっているので、映画としての体をなしていません。
しかも、前後半通して薄い。尺が短いので当たり前ですが、主人公と幼馴染の関係は想像以上に軽く、強盗団は想像以上に弱い。
強盗団との攻防により、主人公と幼馴染の関係を白日のものに晒す・・・とかのアイデアがあれば別なのでしょうが、これでは話になりません。

私的評価は、極めて厳しくなりました。